オシロスコープの選定で重要な14のポイント
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23 ● 電源を入れてから測定が開始されるまでの待ち時間は短いことが理想ですが、搭載されるOSによって、電源ONから数分程度待たなければいけないという製品も珍しくありません。実際に測定を行っている時間「以外」で、様々な扱いにくさに直面し、使用頻度が落ちてしまったりメンテナンスコストの増加につながってしまうことがあります。見落とされやすいポイントなので要注意です。Attention!  ● 大きな画面は便利ですが、外形寸法が想定以上に大きくて設置場所に制限が出てしまったり、重すぎて気軽に持ち運びできず、結果的に使用頻度が下がってしまう場合があります。 ● OSにWindowsを採用したオシロスコープが増えていますが、棚にしまっておくだけでも事務用のPCと同レベルでのウイルス対策が求められたり、構内LANへの接続が制限されてしまう場合があります。また、各種のWindows用ソフトウェアをインストールできる柔軟性がある反面、そのことによって動作が遅くなったり、不安定になるなどの予期せぬ問題も起こりやすく、運用コストがかさみます。さらに、OSのサポートが終了してしまうと、オシロスコープとしては十分使える状態であっても買い替えを余儀なくされるといったことも起こります。 ● 組み込み機器用OS:セキュリティ面の不安が少なく、横河計測のオシロスコープは、小型軽量デザイン。 組み込みOSを採用しており起動も高速です。 ● 小型軽量デザイン:ユニークな縦型デザインのPOINT 12 DLM3000と薄型軽量の8 chモデルDLM5000 ● 高速起動:電源投入からDLM3000は約12秒、DLM5000は約18秒で波形が表示され、素早く測定を開始できます。安定性の高い組み込み機器用OSを採用しています。POINT12見落とされがちな「測定時以外での扱いにくさ」に注意すること

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