FlexRay物理層波形観測&プロトコル解析

FlexRay物理層波形観測&プロトコル解析

概要

FlexRayバスは、車載デバイスの高性能アプリケーションに主に使われています。FlexRayは、非シールドのツイストペア・ケーブルを利用し、機器間を接続します。そのため、物理層信号波形とデコード表示による動作検証、ノイズの影響の評価は重要です。

ポイント

nバスの信号波形観測とプロトコル解析

トリガで捕捉したバスの物理層電圧波形を表示しながら、プロトコル解析結果をリアルタイム表示します。

nシリアルバスのオートセットアップ

解析するバスのビットレートや電圧レベルを設定するのは大変な作業です。DLMシリーズは独自のオートセットアップ機能で、入力信号を解析し自動で設定します。

n豊富なトリガ

オプションでFlexRay Protocol Version 2.1に対応した信号解析機能を用意、Frame Start/ ID/ Cycle Count/ Dataなどの条件に加え、CRC/ BSS/ FESのエラー発生時にトリガをかけ、FlexRay物理層電圧波形を捕捉することができます。

特長

nアナログ&ロジック混在多チャネル測定

多チャネル測定

nDLM5000HDでは、最大1Gポイントのロングメモリーにより、高いサンプリングレートを保ったまま長時間の測定が可能です
n2か所ズーム機能で、ズーム箇所を切り替えることなく異なる箇所を同時表示可能です。
nデコード表示

バス信号波形と同時にプロトコル解析結果リスト表示、デコード表示が実行され、トリガごとにリアルタイムで波形表示更新します。物理層波形とプロトコル解析結果リストを関連付けて同一画面で確認できます。

nメジャー機能・統計処理機能

バス信号波形の波形パラメータの自動測定と統計処理が可能です。

FlexRayバス解析とリスト表示例

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