オシロスコープの選定で重要な14のポイント
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11例) DLM3000/DLM5000の入力回路に搭載しているフィルターのカットオフ周波数(14段階):フィルター効果の例 ● 多くのオシロスコープに帯域制限フィルターが搭載されていますが、多くは20 MHz近辺の1~2種類のカットオフ周波数のみに限定されており、様々なノイズを十分に除去することができません。 ● ノイズ除去機能が豊富なオシロスコープの中には、入力回路でのリアルタイム処理と、波形取り込み後の演算によるものとの二種類のディジタルフィルターを搭載しているものあります。チャネルごとにカットオフ周波数をきめ細かく設定可能で、不要なノイズ信号を除去し、見たい信号を観測するのに有効です。波形測定時のノイズ問題はエンジニアにとって常に頭痛の種です。オシロスコープに、いろいろなフィルター機能が用意されていると、ノイズに埋もれている所望の信号を抜き出して観測でき、大変便利です。Attention!  ● ノイズレベルが大きいと、信号の確認がしにくいだけでなく、トリガが安定しなくなります。200 MHz、100 MHz、20 MHz、10 MHz、5 MHz、2 MHz、 1MHz、500 kHz、250 kHz、125 kHz、62.5 kHz、32 kHz、 16 kHz、8 kHzフィルター無しフィルター 500 kHzフィルター 20 MHzフィルター 8 kHzPOINTPOINT 06 フィルター機能が充実していること06

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