オシロスコープの選定で重要な14のポイント
6/28

6レコード長、時間分解能とサンプルレートの関係(DLM3000/DLM5000:高分解能モード OFF、Realtime) ● アナログ波形と同時にロジック信号を取り込むと最高サンプルレートが低下するといったような制約のある製品も存在しますので注意が必要です。 ● サンプルレートだけでなく、メモリー容量にも注意して ● 実際に必要となる波形取込時間(Time/div設定の10倍)でのサンプルレートが、測定信号に対して十分であることを確認することが重要です。サンプルレートは、アナログ信号を時間的にどれくらい精細にA/D変換して取り込めるかを示します。しかし最高サンプルレートだけで測定性能を判断するのは危険です。サンプルレートが同じであれば、製品によらず同じように高速波形の測定ができると思いがちですが、実際は必ずしもそうではありません。Attention!  ● メモリー容量が小さい製品の場合、測定時間を長く設定した際にサンプルレートが低下してしまい、信号の速い変化が見えなくなってしまいます。選定することが重要です。Time/Div (測定時間)5μs (50μs)5 ms (50 ms)5 s (50 s)5μs (50μs)5 ms (50 ms)5 s (50 s)5μs (50μs)5 ms (50 ms)5 s (50 s)※測定時間に対してレコード長が足りないためサンプルレートが低下レコード長サンプルレート2.5 GS/s500 Mpts (容量:大)2.5 GS/s10 MS/s※2.5 GS/s25 Mpts (容量:中)500 MS/s※0.5 MS/s※2.5 GS/s1.25 Mpts (容量:小)25 MS/s※0.025 MS/s※POINTPOINT 03 03測定性能を最高サンプルレートで判断しないこと

元のページ  ../index.html#6

このブックを見る