高分解能オシロスコープによるリップルノイズ測定
【課題】
スイッチング電源のリップルノイズ観測は、通常、ACカップリングで行いますが、出力の変動が大きい場合など、DC込みの波形を見たいこともあるでしょう。その際、従来の8bitのオシロスコープでは、分解能が足りず、ノイズを捉えることが困難です。オーバードライブさせて波形を取り込む測定者もいますが、波形が歪み正確な測定ができないので注意が必要です。
【解決策】
12bit ADC搭載のDLM5000HDならば、8bitオシロスコープに比べ16倍の垂直軸分解能を持つため、このような測定に最適です。また、最大1Gポイントのレコード長は、高サンプルレートの長時間測定を可能にします。
スイッチング電源出力要素概要
リップルノイズ観測例 (BW 100MHz、高分解能モード)
DCカップリングで取った波形でもスイッチングノイズを識別可能
YOKOGAWAのDLM5000HDは、最先端の4/8チャネル高分解能オシロスコープです。コンパクトな8チャネル、垂直軸分解能12ビットのオシロスコープで、複雑な高速波形を高分解能で観測・解析でき、微細なノイズやリンギングなどの確認が容易に行えます。回路チェックからトラブルシューティング、高度なタイミング解析まで、幅広いアプリケーションをカバーしています。
タッチパネル搭載により使いやすさに磨きをかけた縦型コンパクトのアナログ4ch入力「ミックスドシグナルオシロスコープDLM3000シリーズ」と大画面アナログ 8ch 入力 「ミックスドシグナルオシロスコープDLM5000 シリーズ」の特長あるオシロスコープ製品ラインアップでお客様のニーズにお応えします。いずれのモデルも、測定業務を効率アップする数々の機能と使いやすさを薄型、軽量ボディーに搭載しています。
オシロスコープは、高速な電気信号を波形として表示するエレクトロニクス技術者必須の測定器です。
ユニークな縦型コンパクトモデルや多チャネルモデルのオシロスコープに加え、オシロスコープとデータロガーの機能を兼ね備えたスコープコーダなど、特長ある製品ラインアップをご用意しています。
また、様々な測定に対応する電圧プローブ、電流プローブ、ロジックプローブを取りそろえ、数々の先進機能を搭載し、日々の測定業務を強力に支援します。