YOKOGAWAの光スペクトラムアナライザには、特定波長の光パワー繰り返し測定し経時変化を表示する「0nm 掃引機能」が搭載されています。この機能は、光源に光ファイバーを結合するなど光軸合わせを行う際にも有効です。
光スペクトラムアナライザの波長スパン設定を0nmにすると、中心波長の位置で分光素子(回折格子)が固定されます。この状態で測定(掃引)を行うと、中心波長の光パワーの経時変化を観測できます。この時、画面の横軸は時間となります。(通常、横軸は波長)
測定の際には、中心波長を測定したい波長に設定します。また、波長分解能は最大分解能(2 nm)に設定します。これは波長の経時変化による取りこぼし避けるためです。
測定(掃引)時間は、[0nm SWEEP TIME] **で任意に設定できるため、ゆっくりとしたパワーの変化も一画面に表示できます。
0nm 掃引の設定 [CENTER] 測定波長に設定 [SPAN] 0nm 横軸が時間となる [RES] 2nm 波長ドリフトにより信号を取りこぼさないよう、広い解像度に設定 [SENS] 光パワーより適切な感度に設定Normal=ノイズ多/速い High *=ノイズ少/遅い [0nm SWEEP TIME] 一画面の掃引時間を任意に設定 |
**掃引時間は、測定感度(SENS) 設定によって変わります。したがって、[0nm SWEEP TIME]で設定した時間より長くなる場合があります。
光デバイス生産ラインでの試験・検査に最適化された分散分光方式の高速モデル
光通信の波長に最適化された高性能モデル
可視光領域の測定に最適化された高性能モデル
可視光から通信波長をカバーする広帯域モデル
2μmを超える近赤外域に対応した長波長モデル
2μmを超える近赤外域に対応した長波長モデル
*モデルにより異なります。
3μmを超える中赤外域に対応した長波長モデル
3μmを超える中赤外域に対応した長波長モデル
5μmを超える中赤外域に対応した長波長モデル
次世代光ネットワークの研究開発に対応する最高性能モデル
YOKOGAWAの光スペクトラムアナライザは、高速で高性能な分散分光方式の光スペクトラムアナライザです。
可視から中赤外(350nm~5500nm)までの波長帯域をカバーする8種類の製品ラインアップを揃え、光ファイバー通信、バイオメディカル、環境計測など幅広いアプリケーションの光スペクトル測定ニーズにお応えします。
光ファイバー通信に使用される光部品や光伝送器の開発や生産では性能や品質を確認する光スペクトラムアナライザ、光ファイバーの敷設現場では光ファイバーケーブルの断線などの障害がないことを確認するOTDR(Optical Time Domain Reflectometer)が欠かせません。光通信の業界で、最先端の計測技術を活かして、ソリューション提供いたします。