OTDR(光パルス試験器) AQ7280

携帯電話やインターネットの普及により、増大する通信トラフィックを支えるため光ファイバーネットワークは、その重要度を高めています。 光ファイバーネットワークの敷設、および保守には、高品質な測定結果と高い信頼性に加え、高い生産性と作業性の良い測定器が求められています。 当社は、計測器メーカーとして光ファイバー通信黎明期からの測定技術と、長年培ってきた実際のラボ/フィールドテストでの測定ソリューションの経験をもとにOTDR(光パルス測定器)を提供しています。

従来機種と比べて、エネルギー、CO2、NOx、SOx を約18%~33%%削減
ライフサイクルアセスメント結果

What's New


デモのご依頼

YOKOGAWAのAQ7280 OTDRは、コアネットワークからFTTHまで幅広い光ネットワークに対応し、敷設や保守作業を行う現場の技術者が必要とする試験・計測の多様なニーズを満たします。

信頼性

堅牢な設計で、過酷な現場条件でも高い信頼性と安定した動作で、確かな測定結果を提供します。また大容量のバッテリは、通常使用で15時間動作し、一日の作業を通じて電池切れの心配がありません。

操作性

ロータリーエンコーダとハードウェアキーによる従来の操作系を継承し、加えてマルチタッチスクリーンにより直感的に操作できます。またフィールド作業を効率よく行うための作業支援機能も充実しています。

作業性

電源投入から10秒以内で起動し使用可能になるため作業を待たされることがありません。多数の測定支援機能は、作業手順を改善し工数の削減に貢献します。

主な特長と機能

  • マルチタッチ対応大型LCD
  • 複数機能の同時使用
  • リモートコントロール
  • 15時間バッテリ駆動
  • 光ファイバー検査プローブ
  • スマートマッパー機能
  • スケジュール機能
  • 多心ファイバー測定機能
  • PDFレポート作成機能

ラインアップ

- 本体

  • AQ7280 OTDR本体

- OTDR ユニット

  • AQ7282A(1310/1550 nm, DR=36/34 dB)
  • AQ7283A(1310/1550 nm, DR=40/38 dB)
  • AQ7284A(1310/1550 nm, DR= 44/42 dB)
  • AQ7285A(1310/1550 nm, DR=46/44(50/50 typ) dB)
  • AQ7283F(1310/1550, 1650 nm フィルター付, DR=40/38, 37 dB)
  • AQ7283H(1310/1550/1625 nm, DR=40/38/37 dB)
  • AQ7284H(1310/1550/1625 nm, DR=44/42/41 dB)
  • AQ7283K(1310/1490/1550/1625 nm, DR=40/36/38/37 dB)
  • AQ7282M(850/1300 nm(マルチモード), DR=22/24 dB)
  • AQ7283J(1310/1383/1550/1625 nm, DR=40/37/38/37 dB)
  • AQ7283E(1310/1550、1625 nm フィルター内蔵, DR=40/38、37 dB)
  • AQ7282G(1310/1490/1550 nm, DR=36/34/34 dB)

- OPM/VLSモジュール

  • AQ2780 光パワーメータモジュール
  • AQ2781 ハイパワー光パワーメータモジュール
  • AQ2780V 可視光源付光パワーメータモジュール
  • AQ2781V 可視光源付ハイパワー光パワーメータモジュール
  • AQ4780 可視光源モジュール

マルチタッチ対応の大型LCDとハードキー

マルチタッチ対応の大型LCDとハードキー

マルチタッチ対応の8.4型の大型LCDは、スマートフォンのような直感的な操作とショートカットを利用し効率よく作業できます。画面上のメニューや設定表示をスライドさせ波形表示エリアを拡大できるため、局内などで床上にOTDRを置いて測定している場合でも立ったまま容易に波形を確認できます。
また、OTDRとして洗練されたハードウェアキーによる既存の操作系も継承しています。

スマートマッパー機能

スマートマッパー機能

一回の操作で自動的に複数回の測定を行い、測定結果を合成してネットワーク上のイベントをアイコン図形でマップ表示します。波形表示ではなくマップ表示のため、熟練作業者でなくても複雑な線路の構成を容易に理解することができ、しきい値を設定することで測定結果の合否を自動判定することもできます。
また、マップ表示の基となる複数の測定波形を確認することもできます。

※本機能を利用するためにはAQ7280本体の/SMPオプションが必要です。

多心ファイバー測定機能

多心ファイバー測定機能

多心ファイバーの測定前に、心線の測定条件をテーブル化したプロジェクトファイルを作成します。測定時には、OTDR測定/LOSS測定/ファイバー端面画像をテーブル化されたプロジェクトファイルの心線番号に保存することができます。心線番号の選択を自由に行えるので測定順序を選びません。
測定終了した心線番号にはチェックマークが付き、測定ずみの心線番号を選択すると保存されたデータを簡単にプレビュー画面で確認することができます。これにより測定ミスや確認もれをなくし、現場での作業時間を大幅に短縮できます。
また、AQ7932 OTDRエミュレーションソフトウェアの多心ファイバー測定エディタを使用するとPC上でプロジェクトファイルを簡単に作成できます。

機能 ご紹介ビデオ

複数機能の同時使用

複数機能の同時使用

OTDR、光パワーメータ、可視光源、光ファイバー検査プローブ等の複数の機能を同時に使用することができます。OTDR測定中に別の光ファイバーの光パワーを測定したり、次の測定ファイバーの端面状態を確認でき、測定待ち時間の無駄がなくなり作業効率が上がります。

高速起動

電源投入から10秒以内で起動します。これにより、現場に到着後すばやく測定を開始できます。また、OTDRユニット/OPMモジュールの交換による再起動でもロスタイムが最小限に抑えられます。

リモートコントロール

リモートコントロール

USBタイプBまたはイーサネット*1インタフェースを使ってPCからOTDRをリモートコントロールできます。
リモートコントロールソフト*2を使用するとPC上にAQ7280と同じ操作画面が表示され、PCからAQ7280をリアルタイムに操作できます。
また、AQ7275やAQ1200 OTDRと共通のリモートコマンドを使用しているため、過去に作成された測定プログラムなどの資産がそのまま*3利用できます。

*1 AQ7280本体の/LANオプションが必要です。
*2 Windows対応フリーソフト
*3 モデルにより機能が異なるため修正が必要な場合があります。

データ保存とデータ転送

データ保存とデータ転送

標準内蔵メモリーには1000ファイル以上の測定データを保存することができます。
保存されたデータは、USBコネクタに接続したUSBメモリーにコピーをしたり、USBストレージ機能やイーサネットインタフェース*1を使用して直接PCにコピーすることができます。
また、内蔵のSDカードスロットにSDカード*2を装着してメモリー容量を拡張することができます。無線LAN機能付のSDカード*3を使用すればスマートフォンやタブレットの3G/LTE回線を利用したデータ転送を行えます。

*1 AQ7280本体の/LANオプションが必要です。
*2 SDHCに対応しています。
*3 動作確認機種:東芝製FlashAir™

15時間バッテリ駆動

大容量のリチウムイオンバッテリを搭載しています。通常使用*で15時間、連続測定で10時間動作するため、AC電源のない現場でも終日作業ができます。
*Telcordia GR-196-CORE Issue 2

充実したラインアップ

充実したラインアップ

脱着可能なOTDRユニットを9種類、OPM/VLSモジュールを5種類を用意しました。お客様の用途に最適な組み合わせを選択いただけます。また、必要に応じてOTDRユニットやOPM/VLSモジュールを追加購入して機能アップできます。
ユニットの脱着ネジはコイン等で回すことができ、専用工具を必要とせず現場でも簡単に交換することができます。

光ファイバー検査プローブ

光ファイバー端面の状態は測定結果に大きく影響を与えます。USBポートに接続する光ファイバー検査プローブを利用して光コネクタ端面の傷や汚れを目視確認することができます。また画像ファイルを保存することができます。
ファイバー端面検査機能*¹は、ファイバー検査プローブ*²により取得したファイバー端面データを自動的に画像解析し、キズや汚れ具合の閾値*³に基づき合否判定を行いまます。

*1本機能を利用するためにはAQ7280本体の/FSTオプションが必要です。
*2ファイバー検査プローブ(Lightel社製 DI-1000-B2)が必要です。
*3合否判定基準は、IEC61300-3-35準拠、または任意に設定した条件で行えます。

PDFレポート作成機能

PDFレポート作成機能

現在表示されている測定波形や、保存された測定データファイルをもとに、測定条件、波形出力や測定結果などを選択し、報告書をPDF出力することができます。
複数のレポートをまとめて一括作成するバッチ処理にも対応しています。
同時にデータ転送を利用すると、作業現場から事務所に戻ることなく工事完了報告まで行えます。

機能 ご紹介ビデオ

マクロベンディング検出機能

波長によるの減衰特性の違いをもとに光ファイバーの曲げを自動検出します。工事終了後に収納した光ファイバーやクロージャーの閉じ込みなどで、光ファイバーフォームに無理がかかっていないかを確認することができます。

作業完了アラーム機能

光ファイバーの接続作業の完了を、画面に現れるメッセージとブザーの音で知らせます。作業中に画面を見続ける必要がなく、別作業を行えるため、時間を有効に使えます。

フォルトロケーター機能

フォルトロケーター機能

簡単スピーディーに破断点探索ができます。測定する光ファイバーの接続形態を選択して測定をスタートすると、自動的に光ファイバーの破断点を検出し、破断点までの距離を見やすく表示します。さらに詳しい解析を行いたい場合にはワンボタンでOTDRモードへ切り替えることができます。

スケジュール機能

スケジュール機能

極まれに発生する再現性の低い光ファイバー回線障害を発見するため、設定した周期で自動的にOTDR測定を行います。測定結果は常に保存されロギング画面に損失の変化が表示されます。
しきい値を超えたデータは測定時間が記録され、測定周期の合間にプレビュー画面で確認することができます。測定期間を終え保存された多数のデータは、フリーソフトのリモートコントローラに付属するツールを利用し、PC上で効率的に時系列変化を解析することができます。
また、しきい値を超えたデータを、OTDRビューアやAQ7932エミュレーションソフトウェアで解析することで不具合位置の特定と原因究明を支援します。

※本機能を利用するためにはAQ7280本体の/MNTオプションが必要です。

PONシステム測定

PONシステム測定

128分岐を測定、パルス幅1um、HDRモードON

FTTH(Fiber To The Home)に適用されるPON(Passive Optical Network)システムには、複数の加入者に接続するための光スプリッタが使用されています。その光スプリッタの損失は分岐数が増えるにつれて大きくなるため、測定波形に大きな影響を与えます。
高SNR(HSN)モードは、多分岐光スプリッタの大きな損失直後でも高い波形品質を確保します。[PON]モードは、事前に判明しているPON線路の条件を、図で表された設定画面で選択するだけで、OTDRが被測定線路に適した設定値を自動的に選択するため、初心者でも素早く簡単に正しく測定できます。
また、光スプリッタの自動検出や合否判定が設定されたしきい値により行えるため、作業者のスキルに依存しない測定ができます。

豊富な波形解析機能

多波形解析

波形データを最大4波形まで重ねて表示し、比較することができます。
多心ファイバーの敷設後の接続点位置や損失の評価に有効です。

2波形合成解析

双方向から測定した2つの波形を合成し、正確な接続損失を求めます。
後方散乱光係数の異なる光ファイバーが接続された線路では、接続損失が測定方向によって異なる場合があります。
この場合、双方向から測定し、平均化することで正確に損失を測定できます。

差分波形解析

指定した2つの波形の差を表示し、光ファイバーや接続点の経年変化や光ファイバーごとの損失のばらつきなどの確認ができます。

区間解析

特定区間の反射減衰量(リターンロス)の総和を求めることができます。
光ファイバー網からの複数の反射光により、CATVや無線基地局などの伝送装置に影響を及ぼす場合があるため、この評価が要求されています。

ラインアップ

/jp-ymi/tm/Bu/AQ7280/ユニット

*¹ ポート2、現用光カットフィルター内蔵
*² 市販の外付けの現用光カットフィルターをご使用ください。

AQ7283J

Water-Peak波長の1383 nmを加えた4波長1ポートモデル
1310/1383/1550/1625 nm 1ポートOTDR

  • OH基の吸収波長(Water-peak波長)である1383 nmを搭載
  • 光ファイバー製造およびケーブル化工程の検査試験にお使いいただけます
  • CWDMネットワークを導入検討する際の通信ネットワーク回線の現場確認にお使いいただけます

AQ7283J OTDRユニット 測定例

従来の光ファイバーにはOH基が含まれるため、波長1383 nm付近の光が吸収され光損失が非常に大きくなります。 1383 nmを搭載したAQ7283Jは、OH基による光吸収の確認に有効なモデルです。

/jp-ymi/tm/Bu/AQ7280/ユニット

SMFの波長特性

AQ7283J OTDR波形例

AQ7283J OTDR波形例

【使用例1】低OH型光ファイバー/光ケーブルの品質確認
近年、製造される光ファイバーは、CWDM通信も考慮した低OH型SMF*¹が主流になっており、各製造工程において専用システムもしくは1383 nmのOTDRで検査・試験を行っています。AQ7283Jは、4波長(1310/1383/1550/1625 nm)を1ポートに搭載しているため光コネクタを切り替えることなく4波長の測定が行えます。多波長測定機能を用いると、1ボタン操作で全ての波長の測定とデータ取得が可能となります。USBやEthernet*²経由で遠隔操作による測定も可能です。
*¹:ITU-T G.657規格
*²:AQ7280本体オプション(/LAN)

【使用例2】CWDMネットワーク導入時の確認
1260~1625 nmの波長を使用するCWDM伝送ネットワークにおいて、OH基に吸収がある従来型光ファイバーを用いると1383 nmで大きな光損失が発生し、良いネットワークを構築できません。
CWDMネットワーク導入を検討する際、使用する光ファイバー網の光損失を1383 nmで測定する必要があります。
持ち運び可能なAQ7280は、光ファイバーが敷設された現場でも1383 nmの損失測定が行えます。また、1310/1550/1625 nmの伝送損失や1625 nmによる曲げの有無も確認できます。

AQ7283E

現用光カットフィルタ内蔵の波長1625 nm 回線保守モデル
1310/1550+1625 nmフィルタ付 2ポートOTDR

  • 現用光カットフィルタにより通信が行われている光ファイバー線路(現用回線)のOTDR測定が可能です
  • 中心波長1625 nm±10 nmを保証 ― 使用波長範囲が限られる10GE-PONの保守にも対応します
  • 波長1650 nmフィルタ付モデルもご用意しています*
    * 形名:AQ7283F(1310/1550+1650 nmフィルタ付) 詳細はAQ7280カタログをご参照ください

AQ7283E OTDRユニット 測定例

現用回線の測定
波長1625 nmポートに現用光カットフィルタを内蔵しており現用光(1310、1490、1550 nm)が存在する通信回線の測定が可能です。

現用回線のOTDR波形例

現用回線のOTDR波形例

マクロベンディング測定
光ファイバーは、曲げが発生している箇所において損失を生じます。その損失は、短波長に比べ長波長で大きくなります。各波長で測定したOTDR波形を比較することにより、曲げ(マクロベンディング)の検出を行うことができます。
※AQ7283E以外に1625 nmを搭載したモデル:AQ7283H、AQ7283Kなど

マクロベンディングのOTDR波形例

マクロベンディングのOTDR波形例

AQ7282G

波長1310/1490/1550 nmのFTTH用途モデル
1310/1490/1550 nm 1ポートOTDR

  • 好評であったAQ7275シリーズの3波モデル(735035)をAQ7280シリーズにラインナップ
  • 波長1490 nmの測定が必要とされるFTTH線路等の敷設確認用にお使いいただけます
  • 4波モデル(AQ7283K)よりお求めやすい価格でFTTH用途モデルをご提供します

739872 ACアダプタ

ACアダプタ

739873 ACアダプタ

ACアダプタ

739883 バッテリパック

DL350用 バッテリパックの充電には720921 ACアダプタ もしくは720922 DC電源ケーブルが必要です。
バッテリパックの使用には720923 バッテリパックカバーが必要です。
本体の/EBオプションにて添付されるものと同じ製品です。
販売単位:1
価格 ¥29,000(税抜)

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