IS8002CDV Classic Data Viewerは、YOKOGAWAオシロスコープ、スコープコーダ用の定番波形 ビューアーである701992 Xviewerのデザインと動作パフォー マンスを継承した、波形表示専用ソフトウェアです。
測定器の遠隔操作やデータ転送、ファイル表示、演算解析(オプション)など軽快な処理を実現します。
Xviewerでサポートしてきた旧YOKOGAWA 測定器に加え、 最新のオシロスコープ・スコープコーダにも対応します。Xviewerで提供していた、レポート作成機能、XviewerEYE相当、DL850アドバンスユーティリティおよび無償版は提供しておりません。
ズーム機能は、DLシリーズ本体と同じように波形全体と拡大波形を同時表示します。
縦横両方向に波形を拡大できます。
DLシリーズのロングメモリで捕捉したデータ/DL950で2Gポイントを超える波形データ/ ファイルセーブした波形データも高速に表示します。
ズーム範囲を、自動でスクロール(スクロール方向、速度切替可)できます。
表示した波形ウィンドウ中に自由に注釈(コメント)を記入できます。
もちろん、そのまま印刷できます。
DLシリーズのヒストリメモリを使って測定・保存した個々の波形を並べて表示します。
選択した波形をMain画面で拡大表示したり、複数波形を重ねて表示できます。
カーソルを表示して、カーソルと波形との交点の測定値を表示します。
垂直カーソル、水平カーソル、X-Yカーソルの3種類のカーソルがあります。
それぞれ2本のカーソルを表示して、その差分も計算・表示します。
イーサネット/USB/GP-IBインタフェースを使って、DLシリーズ*と本ソフトウェアをインストールしたPC間でファイルの転送ができます。
DLと接続すると、接続されたDL内のファイルリストが表示されます。
リストからファイルを選択してDLからPCへファイルのダウンロードができます。
イーサネット/USB/GP-IBインタフェースを使って、本ソフトウェアをインストールしたPCからDLシリーズ*をコントロールできます。
接続されたDLのフロントパネルイメージ(コントロール画面)がPC画面に表示されます。
DLのキーを押すように、マウスのクリックでリモート操作ができます。
*DL1700シリーズを除く
表示した波形データを基にして、最大32個の演算波形を定義して、表示することができます。
個々の演算式は加減乗除算の他、三角関数、微分/積分、パルス幅演算、6種類のFFT関数等豊富な関数を使って定義することができます。
最大2M点までのFFT解析が可能で、パワースペクトラム、伝達関数(振幅/位相)など周波数領域での解析機能を豊富に用意しました。
さらに、ノイズ除去等に有効なディジタルフィルタ演算も装備しており、強力な演算機能でデータ解析をサポートします。
豊富な関数から選択し、組み合わせて個々の演算式を定義できます。
表示した波形に対して、各種測定項目(パラメータ)の自動測定ができます。
選択できるパラメータはトータル28種類あります。
表示されている波形全てに対して、選択したパラメータ自動測定を行い、測定結果を一覧表示します。
パラメータ測定結果は、CSV形式でファイル保存が可能です。
バージョン1.70以降では、DLシリーズ本体の機能であるサイクル統計、ヒストリ統計処理がXviewerでできるようになりました。統計結果のヒストグラム表示も可能です。統計結果をファイル保存することも可能です。
サイクル統計演算画面例
表示したファイルのデータ形式を変換できます。
例えば、バイナリ形式データファイルをASCIIやExcel形式へ変換し、表計算ソフトで活用することができます。
対象機種 (遠隔操作、ファイル読込) |
DL950*1 、DL350、DLM5000HDシリーズ、DLM50000シリーズ、DLM3000HDシリーズ*2、 DLM3000シリーズ、他DL/DLMシリーズ、SL1000 | |
PC要件 | Windows10/Windows11が動作可能、CPU Intel Core i5- 10210U 以上のIntel CPU、4コア(8スレッド)以上のCPUを 搭載、4.2 GHz 以上/メモリー4 GB 以上 | |
ディスプレイ解像度 | 1366×768ドット以上、拡大率100% | |
読込可能 ファイル形式 |
バイナリデータファイル(*.wvf、*.wdf) ASCIIデータファイル(*.csv) DL950、DL850シリーズ、DL350で保存したMATLAB形式のファイル(*.mat) 本ソフトウェアで保存したMATLAB 形式のファイル(*.mat) |
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最大表示波形数 | 1Grあたり最大90波形、トータル10 Gr 設定可(T-Y 表示時) | |
表示フォーマット | Main、Zoom、History、X-Y | |
Main 画面分割 |
最大32 分割 | |
カーソル | 垂直、水平、X-Y | |
注釈機能 | Main、Zoon、X-Y 画面の任意の位置に挿入可能 | |
波形パラメータ 測定 |
P-P、Amp、RMS、Freqなど28種類、サイクル統計、ヒストリ統計 | |
データ保存 | 波形データファイル(*.wdf、*.wvf、*.csv、*.xls、*.fld、*.mat)保存 波形データをExcelに転送 画面データファイル(Clipboard、*.bmp、*.png)保存 波形パラメータの自動測定値(*.csv)保存 表示条件データ(*.csv)保存 |
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印刷 | 表示波形をプリンタに印刷 | |
波形データ変換 | 波形データファイル(*.wvf、*.wdfファイル)を、*.csvファイルに変換 波形データファイル(*.wdfファイル)を*.wvfファイルに変換 波形データファイル(*.wvf、*.wdfファイル)を*.fldファイルに変換 |
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波形演算 (オプション) |
演算チャネル数 | 最大32波形(Math1~Math32) |
演算精度 | 単精度浮動小数点型 | |
演算子 | +、-、×、/、位相シフト、ABS、SQRT、 LOG、EXP、RMS、NEG、SIN、COS、 TAN、ATAN、PH、DIF、DDIF、INTG、 IINTG、BIN、P2、P3、F1、F2、FV、 PWHH、PWHL、PWLH、PWLL、PWXX、 DUTYH、DUTYL、FILT1、FILT2、HLBT、 MEAN、LS、RS、PS、PSD、CS、TF、CH 演算子詳細 | |
FFT 点数 |
最大2 Mポイント | |
FFT 窓関数 |
Rect、Hanning、Flat top | |
ディジタルフィルター | Gauss、Sharp、IIR | |
演算可能な 最大レコード長 |
12.5 M点(演算チャネル数に依存) |
*1 マルチサンプルレートで測定された波形データファイルをロードする際、一部のチャネルがロードされない場合があります。
*2 近日対応予定
バージョン | 更新日 | 更新内容 |
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1.02 | 2024年9月26日 |
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Classic Data Viewerを期限なくご使用いただけます。
1ライセンスにつきPC1台でご使用いただけます。また、IS8001またはIS8002のライセンスがアクティベートされているPCでIS8002CDVを無料でご利用いただけます。
本ソフトウェア受領後、PCにインストール、ライセンス認証を実施(アクティベーション)してから無期限。
(速やかにアクティベーションを実施ください)
本ソフトウェア出荷年の翌年から5年間、最新のソフトウェアにバージョンアップが可能です。
ライセンスの更新は不要です。
Q IS8002CDV Classic Data Viewerと701992 Xviewerは別のソフトウェアですか?
Q 701992 Xviewer相当の機能をすべて使用できますか?
Q IS8001またはIS8002のユーザーは、IS8002CDV Classic Data Viewerを使用する場合は別途購入する必要がありますか。
記載内容は2024年9月12日現在のものです。また、お断りなく変更することがありますのでご了承ください。
価格には別途消費税が加算されます。