直流電圧を±1224Vの範囲で、直流電流を-12.24A~+36.72Aの広い範囲で高確度・高安定に出力可能
各種メータを効率的に校正するための豊富な機能を備えています。電圧・電流測定器の校正はもちろん、熱電対および測温抵抗体(RTD)を用いて測定する温度計・温度調節計を校正できます。
標準型JCSS校正サービスに対応しました。
製品出荷時及び引取校正時にJCSS校正証明書の発行が可能です。
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従来機種と比べて、エネルギー、CO2、NOx、SOx を約66%削減 |
直流電圧を最大1224V、直流電流を最大36.72A出力できます。
また、2台を並列接続することで、最大73.44Aの出力も可能。さまざまな直流計測器の校正に対応します。
機能、桁ごとの設定ダイヤル、スイッチにより、直観的な操作を実現し、簡単にご使用いただけます。
また、表示エリアには視認性の良い7セグメントLEDを採用しています。
豊富な通信インタフェースにより、自動検査装置システムへの導入もできます。
直流電圧:±50ppm
直流電流:±70ppm
代表レンジ、180日確度、10ppm=0.001%
直流電圧:±10ppm/h
直流電流:±20ppm/h
代表レンジ
5.5桁、±120,000表示カウント
6.5桁、±1,200,000表示カウント*
*高分解能モードのとき
直流電圧:-1224.00V~+1224.00V
直流電流:-12.2400A~+36.720A
直流電圧は5レンジ(100mV、1V、10V、100V、1000V)
直流電流は7レンジ(100μA、1mA、10mA、100mA、1A、10A、30A)
広範囲にわたり出力が可能です。出力範囲は各レンジの±122.4%なので、1200Vレンジをもつ測定器の校正が可能です。
発生範囲内の出力をスイッチ操作1つで自由に上げ下げできます。
スイープ時間は8/16/32/64秒から選択可能です。引っ掛かり試験に役立ちます。
主設定に対する出力分割を1アクションで設定できます。
例えば、4分割(分母:4、分子:0→4)の場合、0→25 →50 →75 →100%の出力を容易に設定できるので、リニアリティ試験などの作業効率改善に役立ちます。
主設定に対する偏差を表示します。
主設定に校正対象のフルスケール値を設定し、出力分割と偏差設定用ダイヤルで校正点に合わせれば、偏差(被校正機器のフルスケールに対する誤差率)を直読できます。
主設定、出力分割設定、偏差設定によって決まる出力値を直読でき、効率的に校正作業ができます。
温度設定値に対する熱電対の熱起電力や、測温抵抗体の抵抗値も表示できます。
2560A 2台からの出力を並列接続することで、最大73.44Aの直流電流を出力できます。
※確度・安定度・温度係数は2台分の加算になります。
出力分割設定の分子nと偏差を操作するだけで、複数のポイントを校正できます。
各校正点の誤差と出力値は2560Aの表示を直読できるので、短時間で効率よく校正できます。
例) 100Vメーターの20、40、60、80、100Vを校正する場合
上げ読みと下げ読みを区別して(あるいはそれらの値を平均して)校正する場合に役立ちます。
出力分割設定(n)で出力値を変更時、主設定値のプリセット分手前の値が出力されます。
出力値が校正点を超えてしまうのを防ぎ、上げ読み時には常に下から、下げ読み時には常に上から出力を偏差ダイヤルで調整できます。
出力値を上げた場合(上げ読み)
出力値を下げた場合(下げ読み)
メーターの引っ掛かり試験を高い再現性で実現します。スイープを途中で止めて、任意のポイント近傍で偏差設定を操作すれば、手動で微調整できます。
スケール設定を用いることで、出力分割やスイープがより便利に活用できます。
例)4~20mAメーターの 4、8、12、16、20mAを校正する場合
最大6.5桁の高分解能モードを使うと、ディジタルマルチメーターや標準抵抗器の校正・検査ができます。
※高分解能モードではスイープ、出力分割、偏差機能を使用できません。
6.5桁表示例
熱電対や測温抵抗体を用いた温度調節計やデータロガーを、温度値または抵抗値で校正・検査できます。
熱電対は、IECで規定されている10種類のタイプに対応しています。温度値を設定することで、対応する熱電対起電力を出力し、温度調節計などを校正できます。
高精度出力により、従来モデル2560では校正がむずかしかった高精度な温度測定器もカバーします。
測温抵抗体は、一般的に広く使われるPt100に対応します。
温度値を設定すると、対応する抵抗値が出力され、温度値による校正ができます。温度値のみならず抵抗値での設定もできるので、抵抗値による校正もできます。
2560Aの出力端子を基準接点とする「内部RJC」モードを搭載しています。
外部の基準接点を使わず熱電対で校正対象に接続できるので、さまざまな測定端子に対応できます。
外部センサーを使った「外部RJC」モードでは、汎用性の高いセンサー接続端子を搭載したので、お客様でご用意いただいたPt100をご使用いただけます。
この他に、補償値を数値入力して設定する「手動RJC」モードも用意しています。
Q 旧モデル2560から削られた機能は何ですか?またその理由は何ですか?
Q 2560Aで追加された機能は何ですか?
Q 出力分割の分母1~3がなくなった理由は何ですか?
Q ラックマウント金具は旧モデル2560用と共通ですか?
Q 旧モデル2560を保有しているが、その中の2553ユニットだけ、電圧ユニットだけ、電流ユニットだけが故障した場合、残りのユニットはそのまま使用して2560Aと組み合わせて使用することができますか?
Q 通信コマンドは互換性がありますか?旧製品をそのまま入れ替えても動作しますか?
Q ウォームアップ時間はどのくらいですか?
Q 確度の保証期間は何ヶ月ですか?
Q 出力範囲が1224V、36.72Aのように拡張された背景は何ですか?
Q 2台を接続して大電流を出力できますか?最大何Aまで出力可能ですか?
Q 旧モデル2560を2台使用して、2倍の電流を出力できますか?
Q 旧モデル2560を1台持っていますが、2560Aと接続して2倍の電流を出力できますか?
Q 電流出力値が負の場合は電流吸い込み(シンク)ができますか?
Q 抵抗発生機能の用途は何ですか?Pt1000の校正にも使用可能ですか?
Q 華氏表示できるモデルは日本国内で購入可能ですか?
Q ユーザー定義機能で、温度に対する熱起電力や抵抗はどのように設定しますか?
Q RJセンサー257875の仕様を教えてください。
Q 成績表で、温度発生の熱電対レンジがTYPE-Kのみとなっている理由は何ですか?
Q TYPE-K以外の熱電対レンジを記載した成績表の発行は可能ですか?
Q RJセンサーを含めての組み合わせ校正や成績表発行は対応可能ですか?
Q 接続が可能なRJセンサーは何ですか?
Q 外部RJCモードにすると、異常値がしばらく表示されるが問題はありませんか?
Q GP-IBのアドレスはどこで設定しますか?
Q EthernetやUSBでも旧モデル2560の通信コマンドは使えますか?
Q 傾けての設置は可能ですか?
Q 縦置きで使用可能ですか?
Q 電流端子カバーは用意されていますか?
Q ユーザー調整機能はありますか?
Q 調整値の保存に電池は必要ですか?
Q JCSS校正に対応していますか?
記載内容は2024年10月1日現在のものです。また、お断りなく変更することがありますのでご了承ください。
価格には別途消費税が加算されます。