基本性能に加え、各種メータを効率的に校正するための豊富な機能を備えており、弊社電力計と併せてご使用することで、電力校正にもご活用いただけます。
※ 偏差機能使用時: 電圧最大 1440 V / 電流最大 72 A 発生可能
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従来機種と比べて、エネルギー、CO2、NOx、SOx を約50%削減 |
(180日確度)
【レンジの10 ~ 120%出力】
±(%設定値 + %レンジ) |
|||
---|---|---|---|
50/60 Hz |
40 ≦f≦ 400 Hz |
400<f≦1 kHz |
|
電圧 |
0.03 + 0.01* |
0.05 + 0.01 |
0.10 + 0.02 |
電流 |
0.04 + 0.01* |
0.06 + 0.01 |
0.12 + 0.02 |
【レンジの1 ~ 10%出力】
±(%レンジ) |
|||
---|---|---|---|
50/60 Hz |
40≦f≦400 Hz |
400<f≦1 kHz |
|
電圧 |
0.013 |
0.015 |
0.03 |
電流 |
0.014 |
0.016 |
0.032 |
*レンジの120%~144%出力では、0.1%レンジを加算
交流電圧は 6レンジ (100 m/1/10/100/300/1000 [V])
交流電流は 4レンジ (100 m/1/10/50 [A])
広範囲にわたり出力が可能。出力範囲は、各レンジの 0 ~ 144% です。
【出力設定例】
1. レンジ: 選択 |
2. 主設定: レンジの0 ~ 120%を設定可能 |
3. 分割設定: n/m を設定 |
4. 偏差設定: 主設定の± 20%を設定可能 |
【50 Aレンジの最大出力“72 A”を設定する場合の設定例】
1. レンジ: 50 A |
2. 主設定: 60 A |
3. 分割設定: n=m |
4. 偏差設定: -20.00% |
±(設定値の20 ppm + レンジの30 ppm)/h
時間の経過に対して変動が極めて小さく、再現性の高い測定を実現します。
出力周波数は、一般商用周波数の50/60 Hz および船舶や航空機用に使用される 400 Hzの固定周波数レンジと、40 ~ 1000 Hz の連続可変周波数レンジが選択できます。
また、40 ~ 1000 Hz を高確度で発生しますので、周波数メータの校正にもご使用いただけます。
周波数メータ校正用の専用レンジにより、効率的な校正が可能です。
2558Aは 40 ~ 1000 Hzの外部発振器からの入力により、外部機器に同期した出力が可能です。
また、本器を複数台使用した同期運転が可能であり、機器間の位相も設定することができます。電力計を校正する場合の電圧/ 電流源としてご活用いただけます。
機能、桁ごとの設定ダイヤル、スイッチにより、直観的な操作を実現し、どなたでも簡単にご使用いただけます。また、表示エリアは視認性の良い7セグメント表示を採用しています。
実際の出力値が表示されます。
主設定、出力分割設定、偏差設定から出力値を計算する必要が無く、効率的に校正作業ができます。
本表示は出力値を測定したものです。
そのため、出力過渡状態の収束確認にも役立ちます。
レンジを変えるたびにケーブルの接続を変更する必要がないため、誤接続による無駄な作業時間が低減されます。
主設定値の0 ~ 120% の出力をスイッチ操作1つで自由に上げ下げできます。
スイープ時間は8*²/16/32/64 秒から選択可能です。
*¹周波数スイープの範囲を別途設定
*²ファームウェアバージョン1.04以降で対応
主設定に対する出力分割を1 アクションで設定できます。
例えば、4分割(分母:4、分子:0 → 4)の場合、
0 → 25 → 50 → 75 → 100%の出力が容易に設定できますので、リニアリティ試験などの作業効率改善に役立ちます。
主設定に対する偏差を表示します。
主設定に校正対象のフルスケール値を設定し、出力分割と偏差設定用ダイヤルで校正点に合わせれば、偏差(被試験機のフルスケールに対する誤差率)を直読できます。
従来の2558 向けに作成したプログラムが使用可能※です。
2558A は対応コマンドを切り替えられるので、従来機用コマンドモードに設定することで、プログラムの変更なしに製品の入れ替えができます。
複数台の2558を使用しているシステムに 2558A を導入し、2558 と 2558A を混在させることも可能です。
※ 通信応答速度の改善等により、プログラムの変更が必要になる場合があります。
2558A | 2558 | ||
---|---|---|---|
交流 電圧 |
確度保証範囲 | 1.00 mV ~ 1200.0 V | 1.00 mV ~ 1200.0 V |
確度 50 / 60 Hz | ± 400 ppm | ± 950 ppm | |
確度保証周波数 | 40 ~ 1000 Hz | 50 / 60 / 400 Hz | |
交流 電流 |
確度保証範囲 | 1.00 mA ~ 60.00 A | 1.00 mA ~ 60.00 A |
確度 50 / 60 Hz | ± 500 ppm | ± 950 ppm | |
確度保証周波数 | 40 ~ 1000 Hz | 50 / 60 / 400 Hz | |
基準 周波数 |
出力範囲 | 40 ~ 1000 Hz | 40 ~ 500 Hz |
確度 | ± 50 ppm | ± 1% | |
最大出力 | 約36 VA(60 A・0.6 V) | 約 36 VA(60 A・0.6 V ) | |
安定度 | ±(設定値の20 ppm + レンジの30 ppm)/h | ±(レンジの0.03%)/h | |
校正周期 | 6 ヶ月、1 年 | 3 ヶ月、1年 | |
寸法 (mm) | 426 (W)× 132 (H)× 400 (D) | 439 (W)× 149 (H)× 415 (D) |
2558Aは校正作業をより正確に、より効率的に行うために、さまざまな機能が用意されています。
複数のポイントを校正する場合でも、出力分割設定の分子nと偏差を操作するだけです。
各校正点の誤差と出力値 は2558A の表示を直読できますので、短時間で効率よく校正できます。
例) 100 Vメータの20, 40, 60, 80, 100 Vを校正する場合
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主設定:100 V(被試験機のフルスケールを設定) |
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分割設定:分母m=5(校正点数にあわせて設定) |
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分割設定:分子nを校正点に対応する値に設定 |
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偏差を調整し、被試験機の目盛りに合わせる偏差設定値が主設定値に対する誤差率を表示 |
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ディジタル出力表示値が実際の出力値を表示 |
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上げ読みと下げ読みを区別して(あるいはそれらの値を平均して)校正する場合に役立ちます。
出力分割設定(n)で出力値を変更時、主設定値のプリセット分手前の値が出力されます。
出力値が校正点を超えてしまうのを防ぎ、上げ読み時には常に下から、下げ読み時には常に上から出力を偏差ダイヤルで調整できます。
メータの引っ掛かり試験を高い再現性で実現します。
スイープを途中で止めて、任意のポイント近傍で偏差設定を操作すれば、手動で微調整することもできます。
2558A を2台(交流電圧 / 交流電流出力を各1台)と基準となる電力計WT3000 を組み合わせて電力校正システムとしてご使用いただけます。
2558A 2台をマスター / スレーブ連結し、スレーブ側をマスター側の発振器で駆動することで電力校正用の信号を発生できます。
力率は、基準となる電力計の表示が所望の値になるように、スレーブ機の位相シフト機能で調整します。
2558A をさらに追加し、3 相電力校正も可能です。
2558A 2台をマスター/ スレーブ連結し、出力を並列接続することで、最大144 Aの交流電流を出力可能です。
【仕様】 確度・安定度・温度係数は1台で使用時の2倍
【条件】 50/60 Hzにて
Q 旧モデル2558から削られた機能は何ですか?
Q n/mのmから1-3がなくなった理由は何ですか?
Q レンジ設定の電圧と電流の間にあったOFFがなくなった理由は何ですか?
Q 2558は数値表示(7セグの表示)が”点滅”することがありましたがこれはどういう現象ですか?
2558Aも同様ですか?
Q 2558と同様に2台接続することで電力計の校正が可能ですか?
Q ラックマウント金具は2558のものと共通ですか?
Q ウォームアップ時間はどのくらいですか?
Q 2558Aを2台を接続して電力計の校正ができますが、これを複数セット接続して三相電力計の校正ができますか?
Q 2台を接続して大電流を出力することは可能ですか?
Q 2台同期運転ができますが、最大は何Aまで出力可能ですか?
Q 電圧や電流の設定値は確度規定がありますが、出力値のディジタル表示はどの程度の誤差と考えたらよいですか?
→設定値(主設定値*分割設定値+偏差設定値)とディジタル出力値の各誤差の考え方を教えてください。
Q 出力OFF時の端子はどのような状態ですか?
Q 電流端子カバーは用意されていますか?
Q 確度の保証期間は何ヶ月ですか?
Q ユーザー調整機能はありますか?
Q 調整値の保存に電池は必要ですか?
Q JCSS校正に対応していますか?
記載内容は2024年10月1日現在のものです。また、お断りなく変更することがありますのでご了承ください。
価格には別途消費税が加算されます。