光波長計 AQ6150/AQ6151

光デバイスから光伝送装置までの測定ニーズに応える
高性能でコストパフォーマンスに優れた光波長計

AQ6150シリーズ光波長計は、光通信に応用される1270~1650nm帯域の光デバイスやシステムの光波長を正確に測定するために理想的な測定器です。
マイケルソン干渉計とハイスピードな高速フーリエ変換(FFT)の採用により、単一波長のレーザー信号だけでなく、DWDMシステムやファブリペローレーザの複数波長のレーザー信号も測定することができます。また、最適化された光学系とデータ処理ルーチンにより、測定時間を大幅に短縮し、生産スループットを向上します。

  • 波長範囲:1270~1650nm
  • ±0.3pmの高波長確度
  • 最大1024 波長を一括測定
  • 変調光やフィルタの測定に対応

What's New


 

優れた波長測定性能

モデルと波長確度

 

0.3pmの高波長確度

AQ6150シリーズには、2つのモデルがあります。高確度モデルAQ6151は、最も厳しい確度要件を満たすために±0.3pmの確度を提供します。標準確度モデルAQ6150は、AQ6151の高確度を必要としないアプリケーションに±1pmの確度をより手頃な価格で提供します。
内蔵された波長基準光源の非常に安定した光波長を基準とするリアルタイム補正により、AQ6150シリーズは長期にわたる高い波長測定性能を実現します。

最大1024波長を一括測定

AQ6150シリーズは、最小5GHzの分離分解能で、1入力あたり最大1024波長まで同時に高速かつ正確に測定することができます。したがって、現在だけでなく将来のWDM伝送システムの開発や生産の測定ニーズにも対応できます。
この多波長一括測定の能力は、光デバイスの生産においても生産の効率化やコスト削減に貢献します。たとえば、複数の光デバイスを合波して測定することで、時間当たりの測定デバイス数が増し、生産スループットが向上します。また、測定システムの合理化により設備費や内蔵光源の交換費用などの維持費の削減が期待できます。

変調光やフィルタの測定に対応

光伝送システムや光トランシーバから出力される10Gbpsや40Gbps、更には100Gbpsで変調された光信号は広帯域なスペクトル幅であるため、光スペクトラム解析を行わない単一波長用光波長計では正確な測定が困難です。AQ6150シリーズは一般的なCW光測定モードに加え光スペクトラム解析を行う変調光モードを備えており、変調信号など広帯域な光信号の中心波長を正確に測定することができます。また、この変調光モードは、AWGなどのフィルタの中心波長測定にも使用できます。

低い入力パワーでも高性能を維持

自動利得制御機能の搭載により、AQ6150シリーズは入力パワーに応じて自動的に電気増幅回路のゲインを調整します。したがって、-40dBmの低い入力信号でも、波長確度や測定速度を最大限に高めます。

 

0.3秒の高速測定でスループット向上

0.3秒の高速測定

 

波長可変LDやそれを用いた光モジュールの調整や特性評価では、1デバイスあたり数百回にも及ぶ光波長測定を行うため、高速測定と高い処理能力は生産スループットを向上させるために特に重要です。AQ6150シリーズは、0.3秒以内で測定、解析、PCへのデータ転送までを実行できます。これは当社従来モデルの5倍の速さです。これにより生産スループット向上に大きく貢献します。 また、リピート測定モードでは、最高毎秒5回測定できるため、リアルタイムに波長をモニターしながら行うデバイスの調整などに非常に役立ちます。

 

ライフサイクルコストを軽減

光波長計に内蔵された波長基準光源(He-Neレーザ)は定期的な交換が必要であり、交換の頻度とその費用は光波長計の運用コスト(ライフサイクルコスト)に大きな影響を与えています。
AQ6150シリーズでは、右図に示すように導入時の初期投資費用を抑えることに加え、波長基準光源の交換周期の延長や低価格な交換サービスの提供により、お客様のライフサイクルコストの軽減を実現します。

ライフサイクルコスト

ライフサイクルコスト

 

測定システムのアップグレードが容易

AQ6150シリーズでは、GP-IBやETHERNETのリモートコントロール用インタフェースを使用して、容易に自動測定システムを構築できます。リモートコントロールに使用する制御コマンドは、測定器に一般的に使用されているStandard Commands for Programmable Instruments (SCPI)に準拠しているため、YOKOGAWA製AQ6140シリーズ光波長計や他のSCPI準拠の光波長計をお使いの場合は、測定プログラムを変更する手間を省き、測定システムのアップグレードが容易に行えます。

多様な表示モード

シングル波長モード

最大ピークまたは任意の1ピークの波長とパワーを大きく見やすい数字で表示します。
測定スタンドの上部に設置された場合でも容易に読み取ることができます。

マルチ波長モード

複数ピークの波長とパワーをリスト表示し、上部には最大ピークまたは任意の1ピークの波長とパワーを表示します。
また、リストのみの表示も選択できます。

 

光パワーはバーグラフでも表示されるので、パワーのばらつきや平坦性を視覚的に確認できます。

 

デルタ波長モード

測定された任意のピークと他のピークとの波長とパワーの差分を表示するモードです。ピーク間隔の測定時に有効です。

デルタ波長モード

 

グリッドモード

設定したグリッド波長を中心とした所定範囲内にある測定波長とグリッド波長の差を表示します。

グリッドモード

 

各種表示単位に対応

波長軸は、波長(nm)のほか、周波数(THz)や波数(cm-1)で表示できます。また、光パワーは、dBmのほか、mWやμWで表示することができます。

 

光スペクトラム表示

AQ6150シリーズでは高速フーリエ変換(FFT)より得られた光スペクトラム波形を表示することができます。
実際の光スペクトラム波形を見ながら測定条件を設定したり、測定データに異常があった場合などのトラブルシューティングを行う際に役立ちます。また、ピークテーブル上で任意のピークを選択すると、そのピークが光スペクトラム表示画面の中央になるよう自動調整されます。


光スペクトラム表示

 

便利な測定・解析機能

AQ6150シリーズは、自動測定機能や解析機能を搭載しています。
これらの機能により、リモートコントロールや解析プログラムの作成/検証にかかる時間とリソースを節約できます。

ドリフト解析

ドリフト解析は、被測定信号の経時変化を測定する機能です。連続測定を行い、最大値(MAX)、最小値(MIN)、変動幅(MAX-MIN)などの測定結果をリスト表示します。レーザ光の長期安定度や温度特性の評価などが容易に行えます。

ドリフト解析

ドリフト測定データテーブル

 

平均化測定

ピークごとの波長とパワーを複数回測定し平均化する機能です。
変調信号や不安定な信号の測定時の不確かさを抑えます。

平均化測定画面

平均化測定画面

 

ファブリ・ペロー・レーザ解析

測定された光スペクトラム波形より、中心波長、全パワー、半値全幅(FWHM)、モード間隔などのファブリペローレーザの評価パラメータを瞬時に解析します。

ファブリ・ペロー・レーザ解析

ファブリ・ペロー・レーザ解析データ

 

データロギング機能

測定データをチャネル当たり最大10,000 ポイント記録し、表およびグラフで表示します。長期安定度試験や温度サイクル試験に有効です。

快適な操作性

見やすい5.7型の高輝度カラー液晶ディスプレイ

定評のある画面デザインと操作性を継承

AQ6150シリーズは、R&Dや製造のテストやトラブルシューティングなどのシーンで世界の多くのユーザーから高い評価を受けているYOKOGAWAのベストセラー光スペクトラムアナライザの画面デザインと直感的な操作性を継承しています。

USBポート搭載

  • USB対応の外部ストレージデバイスやマウス、キーボードをお使いいただけます。
  • ファイル機能を使って、データや画面イメージを内蔵メモリやUSBストレージに保存し、テストレポートなどの資料作成時に利用することができます。また、前面パネルのプリントスクリーン・キー(PRT SCN)を押すだけで画面イメージを保存できます。
USBポート

マウスでダイレクトに操作

  • USBマウスを使用すれば、測定条件の変更、解析の実行やスペクトラム表示の操作などをより快適に行うことができます。
  • 光スペクトラム表示では、波形表示の波長軸の拡大・縮小や表示エリアのシフトができるほか、ピーク検出のしきい値の変更などもマウスを使用して容易に行えます。また、信号波長付近を自動的に拡大する機能も搭載しています。
マウス操作

 

LAN経由のデータアクセス

LAN接続時は、PCからネットワークを介して内蔵メモリに保存されたファイルへのアクセスやファームウエアのアップデートができます。

  LAN接続




背面パネルには、
GP-IB、ETHERNET、USB、
モニタ出力の各種
インタフェースを搭載

WDM伝送システム

通信ネットワークの帯域ニーズの応えるため、伝送システムには、伝送容量や効率向上が求められています。 それを実現するためにWDMチャネル間隔の最小化、WDMチャネル数や伝送レートの最大化、高度な変調方式などの様々な技術が開発されています。
そのようなWDM伝送システムでは、送信部の最終出力信号のテストや、レーザモジュール、送信モジュール部などのサブシステムの調整や検査に高い波長測定性能が求められます。

  • 多チャネルや狭チャネル間隔信号の一括測定
  • 光源波長の高確度調整・検査
  • 変調出力信号の測定

レーザ/光トランシーバ

高性能・高機能化するWDM伝送システムに使用されるレーザデバイス、レーザモジュール、光トランシーバなどの光部品の調整・検査には、高い波長測定性能が求められます。

  • 数百回にも及ぶ波長測定が必要な波長可変LDの調整・検査時の高速測定
  • 光トランシーバや光トランスポンダの変調出力光測定
  • WDM技術を応用した40Gや100Gの光トランスポンダーの全チャネル一括測定
WDM伝送システム
AQ6370D

レーザのSMSR(サイドモード抑圧比)やWDM伝送システムのOSNR(信号雑音比)などの測定には、AQ6370D光スペクトラムアナライザをお勧めします。

測定システムの校正

非常に高い波長確度を持つAQ6150シリーズは、各種光測定システムや測定器の波長校正に使用できます。

  • 光スペクトラムアナライザの校正
  • 光アンプ測定ステムのDFBレーザの校正
  • AWGやWSSなどのパッシブコンポーネントの測定システムに使用される波長可変光源の校正

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