WTViewerFreePlus

WTViewerFreePlusは、本体標準添付のWT300E/ WT310/ WT330シリーズ専用で最大4台まで接続可能な、無償付属ソフトウェアです。
本ソフトウェアと本体と一緒に測定することにより、本体のLEDディスプレイ上では表示できない、5つ以上の数値データ、高調波の各次数成分のバーグラフ、測定データのトレンドグラフ、あるいは電圧/電流の波形を表示できます。
本ソフトウェアを併用することで、WT300E/ WT310/ WT330シリーズの利用範囲が広がります。
また、従来の同様なソフトウェアより使用者の利便性を追求し、各種通信(USB、GP-IB、RS-232、イーサネット)や測定条件の設定が簡単に設定できます。

WT300E/ WT310/ WT330シリーズ本体の機能を最大限に引き出すツール !

WT300E/WT310/WT330シリーズの通信接続

 

主な機能

  • 新機能、通信接続の装置検索機能
  • 測定条件の設定は視認性の設定の専用画面
  • 測定データ(通常数値、高調波、トレンド表示、波形表示)の同時表示
  • 測定データは最大200個まで数値表示可能
  • 測定条件や測定データのCSV保存
  • 画面イメージ(BMP形式)の保存
  • マルチ言語対応
  • 最大4台接続可能
    (ただし、同じ形名のWT300E/ WT310/ WT330シリーズ)

簡単接続画面

簡単接続画面

測定条件設定画面

測定条件設定画面

測定画面

測定画面

言語選択方法

言語選択方法

機能

測定項目
通常測定、電力測定、高調波測定、積算

ファイル種類
波形ファイル、演算値ファイル、高調波ファイル、設定ファイル

表示画面
数値表示、高調波数数値リスト、波形表示、トレンド表示、高調波バーグラフ表示

データ収集周期
最速100ms
データの収集周期は、本体のデータ更新周期(100ms~2s)から選択、もしくは、さらに2s以上に設定したい場合には、任意設定が可能です。

※ WT本体のデータ更新周期が、本ソフトウェアが1回の測定データの取り込みにかかる時間より短い場合は、本ソフトウェアに取り込まれないデータがあります。
※ PCのパフォーマンスにより制限されます。

動作に必要なシステム環境

PC本体

CPU
Pentium 4 1.5GHz 以上推奨

メモリー
2GB 以上推奨

HDD
空き容量1GB 以上

OS
日本語版のMicrosoft Windows Vista※1、およびWindows 7※2
※1 32ビットバージョンに対応
※2 32ビットバージョンと64 ビットバージョンに対応

通信ボード

GP-IB
NI(ナショナルインスツルメンツ)社製

  • PCI-GPIB およびPCI-GPIB+※1
  • PCIe-GPIB およびPCIe-GPIB+※1
  • PCMCIA-GPIB およびPCMCIA-GPIB+※1 ※2
  • GPIB-USB-HS※3

※1 ドライバNI-488.2 Ver. 1.60 以降 (ただしVer. 2.3 は非対応)
※2 Windows Vista、Windows 7 では非サポート
※3 ドライバNI-488.2M Ver2.8.1 以降を使用すること RS-232 PCのCOMポートが空いていること

イーサネット(Ethernet)
10BASE-T または100BASE-TX 対応のイーサネットポート

USB
USB Rev. 1.1 以降のUSB ポート

ディスプレイ、プリンタ、マウス

画像解像度
1024 × 768 ドット以上

対応OS
上記のOSに対応したもの

最速100ms周期にて、測定データの収集・保存を実現

本ソフトウェアを最速100ms周期にて、測定データの収集・保存が可能となります。
最大4台同じ形名のWT300E/WT310/WT330シリーズを同時に測定することができます。
測定項目は最大200項目の数値データ、高調波の各次数成分のバーグラフ、測定データのトレンドグラフ、あるいは電圧/電流の波形を表示できます。
また、測定データや波形データもCSV形式にて保存することができますので、短時間で変化する機器の評価に有効であり、生産ラインなどではタクトタイムの短縮が図れます。

測定画面

 

表示例

数値表示

測定データが数値で表示されます。
表示する測定項目や並び順、フォントの大きさ、色などをカスタマイズでき、最大200個まで設定することができます。
本表示画面にて表示されている測定項目をPCに保存することができます。

数値表示

 

トレンド表示

測定データの時間的な変化をトレンドグラフで表示し、スケール値が自動的に切り替わり、表示範囲を調整します。

トレンド表示

 

波形表示

電圧、電流の各波形データが表示されます。
この波形データは、CSV形式、画像のBMP形式での保存も可能です。

波形表示

 

バーグラフ表示

電圧、電流、電力の各高調波測定データが次数ごとにバーグラフ表示されます。
バーグラフ表示は、高調波測定オプション(/G5)が必要です。

バーグラフ表示

 

数値リスト表示

電圧、電流、電力、位相角の選択した1つを各高調波測定データが次数ごとにリスト表示され、最大50次まで表示可能です。
THDはPLLソースの選択によって、次のどちらかが表示されます。

  • 電圧(U)を選択時:電圧のTHD(Uthd)
  • 電流(I)を選択時:電流のTHD(Ithd)
  • PFは基本波(1次)の力率

バーグラフ表示は、高調波測定オプション(/G5)が必要です。

数値リスト表示

 

WT300E/WT310/WT330シリーズの設定

PCからWT本体の測定条件設定が可能です。
結線、レンジやデータ更新周期、高調波の各種設定、本体表示などの設定ができます。

WT300シリーズの設定

 

設定詳細

測定モード、測定レンジ設定

オートレンジ設定、測定レンジスキップのON/OFFや電圧、電流レンジの設定(コンフィギュレーション)やピークオーバージャンプの設定ができます。

測定レンジ設定

測定条件定設定ボックス

測定に関する、結線、データ更新レート、スケーリングフィルターなど設定ができます。

測定条件定設定ボックス

詳細設定ボックス

WT本体の表示設定、クレストファクター、高調波測定条件、D/A出力などの設定できます。
また、通信設定以外の設定条件の初期化の設定もできます。

詳細設定ボックス

測定データの表示と保存の設定

測定したデータ、波形データをPCに保存することができます。
測定値はCSV形式、波形データはCSV形式、画像BMP形式に保存することができ、ファイル保存時の行数指定ができます。
長時間測定した場合にはファイル分割され、保存することが可能です。

測定データの表示と保存の設定

通信接続の設定

WT本体とPCを接続する際、各種通信種類 USB、イーサネット、GP-IB、RS-232や通信条件が設定でき、装置検索機能を使用すれば、接続可能なWT本体を自動で検索することができます。

通信接続の設定

保存項目の設定

上記の“詳細設定”にて選択された項目数と同じ個数の測定項目を、“アイテム設定”にて選択します。
項目には、電圧、電流、電力の他に、高調波測定項目も選択可能です。
選択された項目は、“詳細設定”にて指定されたフォルダーに保存されます。

保存項目の設定

最大4台の同時通信測定

同じ形名のWT300シリーズを通信機能経由で接続し、最大4台まで同時に測定することが可能です。
WT本体の各通信機能、USB、イーサネット、GP-IB、RS-232が利用でき、装置検索機能を使用すれば、接続可能な複数台のWT本体を自動的に検出、接続することができます。
測定項目は、最大200項目を測定し(4台の場合も同様)、データ保存することが可能です。
*複数台で同時測定する場合、データ取得が機器間で、データ更新の1回分遅れる場合がございます。

最大4台の同時通信測定

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