任意波形/ファンクションジェネレータFG410/FG420は様々な波形を標準搭載しており、必要な波形を簡単な操作で出力できる信号発生器です。
出力チャネルは1チャネルと2チャネルの2モデルに対応。
各チャネルは絶縁出力ですので、フローティング回路のエンジニアリングにも安心してお使いいただけます(最大42V)。
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横河計測 カスタマサポートセンター
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基本動作チェックに必要な、直流、正弦波、方形波等を簡単操作で出力します。
正弦波
0.01 μHz~30 MHz
DC
±10 V/開放
方形波
0.01 μHz~15 MHz、デューティ可変
パルス波
0.01 μHz~15 MHz、立ち上がり/立ち下がり時間可変
ランプ波
0.01 μHz ~ 5 MHz、シンメトリ可変
スイープ&変調
周波数スイープ
設定項目
スタート周波数、ストップ周波数、スイープ時間、スイープモード(連続/ 単発/ ゲーテッド単発)、スイープファンクション(片道/ 往復、リニア/ ログ)
バースト
オートバースト
指定の波数で発振と停止を自動的に繰り返します。
例)発振波数:3波、停止波数:2波、開始/停止位相:30度、ストップレベル:オフ
PWM(パルス幅変調)
設定項目
キャリアデューティ[Duty]
ピークデューティ偏差[Deviation]
出力デューティ
Duty±Deviationの範囲
トリガバースト
トリガを受け付けるたびに、指定の波数の発振を行います。
例)発振波数:10波、ストップレベル:オン -100%
AM(振幅変調)
設定項目
キャリア振幅[Amplitude]
変調深度[Depth]
出力振幅
Amplitude/2×(1±Depth/100)の範囲
ゲート発振
ゲートがオンの間、整数周期または半周期単位の発振を行います。
内部トリガ源:
デューティ50%のトリガ周期を設定。
外部トリガ源:
外部トリガ入力端子にTTLレベルの信号を入力。
4Mワードの内蔵メモリに最大128波形を保存することができ、出力したい波形を画面に表示されるリストから選択できます。
波形は本体(制御点を直線補間)または、任意波形作成ソフトウェアで作成できます。
保存された任意波形のリスト
本体の波形編集画面
任意波形作成ソフトウェアの波形編集画面
波形測定器で取り込んだ信号を任意波形として出力することが可能です。
現場でのみ発生するノイズ等、再現が難しかったために時間がかかっていたトラブルシュートを効率よく行えます。
XviewerLITE(波形表示/解析用フリーソフトウェア)を使用すれば、弊社波形測定器(DL850E/DLM4000等)で捕捉した波形(バイナリデータ)をPC上で再現し、問題となる信号を確認しながら切り出し、任意波形として発生させることができます。
出力波形に任意のタイミングでノイズを加算することも可能です。
ノイズ信号をCH2に割当て、背面のCH1用加算入力端子に接続します。マニュアルトリガボタンを押すとCH1の出力にノイズを加算できます。
機械系/電気系回路の応答特性評価波形や電源系回路の疑似電源波形等、アプリケーション特有の波形25種類を「パラメタ可変波形」として標準搭載しました。
従来、アプリケーション特有の波形は任意波形として作成する必要があり、作成した波形の一部を変更する場合も、新規の波形として作成しなければなりませんでした。
「パラメタ可変波形」は、波形特有のパラメタを自由に設定でき、作業時間の大幅短縮が可能です。
波形名
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① 不平衡正弦波
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② 飽和正弦波
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③ CF制御正弦波
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④ 導通角制御正弦波
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⑤ 階段状正弦波
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⑥ 複数周期正弦波
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⑦ 投入位相制御正弦波
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⑧ 遮断位相制御正弦波
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⑨ チャタリング投入正弦波
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⑩ チャタリング遮断正弦波
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⑪ ガウシャンパルス
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⑫ ローレンツパルス
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⑬ ハーバサイン
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⑭ 正弦半波パルス
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⑮ 台形パルス
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⑯ Sin(x)/x
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⑰ 指数立ち上がり
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⑱ 指数立ち下がり
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⑲ 2次LPFステップ応答
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⑳ 減衰振動
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㉑ 振動サージ
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㉒ パルスサージ
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㉓ オフセット付き台形波
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㉔ ハーフサインエッジパルス
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㉕ 底面基準ランプ波
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波形パラメタをプログラムすることで異なった波形を順次出力します。ステップ時間やステップジャンプなどもプログラムできますので、複雑な出力パターンも容易に発生できます。
「シーケンス編集ソフトウェア」で複雑なプログラムも簡単に作成できます。
・ シーケンス保存数 | 10組 |
・ ステップ数 | 最大255(1シーケンス内) |
・ パラメタ | 波形、周波数、位相、振幅、DCオフセット、方形波デューティ、ステップ時間、ホールド動作、ジャンプ先、ジャンプ回数 ほか |
各チャネルを独立で使用することはもちろん、各チャネルを関連付けることにより、1チャネルの操作で2チャネル同時に信号を変更させることが可能です。
・ 独立 | それぞれ独立に設定 |
・ 2相 | 位相差のある出力(同一周波数) |
・ 周波数差一定 | 周波数差を一定に維持 |
・ 周波数比一定 | 周波数比を一定に維持 |
・ 差動出力 | 同一周波数/振幅/オフセットで逆相波形 |
差動出力の例
背面パネルの周波数基準出力(REF OUT)と周波数基準入力(REF IN)をBNCケーブルでマスタ/スレーブ接続することにより、最大6台、12チャネルの同期出力が可能です。
マスタ-スレーブ間の位相合わせも、マスタ側からの操作だけで実行可能です。
接続方法1(最大6台を接続)
接続方法2(最大4台を接続)
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CH1用入出力端子 |
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波形出力 |
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同期/サブ出力 |
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外部変調入力/加算入力 |
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外部トリガ入力 |
共通入出力端子 |
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外部10 MHz周波数基準入力 |
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周波数基準出力 |
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マルチ入出力 |
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GPIBコネクタ |
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USBコネクタ |
CH2用入出力端子 |
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波形出力 |
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同期/サブ出力 |
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外部変調入力/加算入力 |
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外部トリガ入力 |
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記載内容は2023年7月1日現在のものです。また、お断りなく変更することがありますのでご了承ください。
価格には別途消費税が加算されます。