マルチフィールドテスタ OTDR AQ1200 (販売終了)

お知らせ: この製品は 2019年9月30日に販売を終了しました。 以下の代替製品をご覧ください。

フィールドで必要な機能を一台に集約

光ファイバーケーブルの敷設・保守作業に最適化した小型・軽量なハンディタイプのOTDRです。フィールドでの使いやすさを追求した機能と操作系をコンパクトな筐体に収容しました。用途に応じた波長とダイナミックレンジの組み合わせで計7モデルをラインアップ。作業時間の短縮と作業品質の向上を同時に実現するテストソリューションです。

ライフサイクルアセスメント

従来機種と比べて、エネルギー、CO2、NOx、SOxを約40%削減
ライフサイクルアセスメント結果

保守に最適なハンドヘルドOTDR

小型: A5サイズ、軽量: 1kg

充実の機能

  • OTDR
  • フォルトロケータ:
    素早く簡単に光ファイバ破断点を検出
  • PON測定モードに対応
    • AQ1200Aは(/PNオプション)
    • AQ1200A以外は標準実装
    • スプリッタを含むPON回線の測定に最適化。ONU -> OLT方向でスプリッタ直後のアンダーシュート(波形の吸い込み)を抑えます。
  • 可視光源(/VLSオプション) …目視での破断点検出や心線対照に
  • 安定化光源機能(/SLSオプション)
  • 光パワーメータ(/SPMオプション)
  • 光ロステスト …
    • 用途や目的に応じ、3種類から選択できます。
      標準(/SLT): +10 to -70dBm
      ハイパワー(/HLT): +27 to -50dBm
      PON(/PPM) :
         +10 to -70dBm(1310/1490nm)
         +27 to -50dBm(1550nm)
    • 多心ロステスト
    • オートロステスト(AQ1200B/C以外)
  • LANポート+PING試験(/LANオプション)
  • ファイバ検査プローブ

小さな筐体に見やすい大画面(5.7インチ)

日本語表示で簡単操作

波長・用途により7モデルをラインアップ

AQ1200A 1310/1550nm 現用光波長に対応したスタンダードモデルです。
敷設から保守まで幅広い用途に適用できます。
AQ1200B 1625nm 保守用波長に対応したモデルです。
現用光と異なる波長を使用することで、サービスに与える影響を最小限に抑えます*。
また、現用光波長カットフィルタを内蔵しているので、現用光の影響を受けずに測定することができます。
AQ1200C 1650nm
AQ1200E 1310/1550nm
1625nm
2つの測定ポートをもつ3波長モデルです。一方のポートは現用光の2波長で、もう一方のポートは現用光カットフィルタを内蔵した保守用波長です。
そのためインストールとメンテナンスの両方のアプリケーションでの使用に最適です。
AQ1205A 1310/1550nm スプリッタを超えたトレースを正確に測ることが出来る高ダイナミックレンジモデルです。多分岐PONのスプリッタ段差の後ろも測定することができます。 
AQ1205E 1310/1550nm
1625nm
2つの測定ポートをもつ3波長の高ダイナミックレンジモデルです。
一方のポートは現用光の2波長で、もう一方のポートは現用光カットフィルタを内蔵した保守用波長で、インストールとメンテナンスの両方のアプリケーションでの使用に最適です。
また、高ダイナミックレンジにより多分岐PONのスプリッタ段差の後ろも正確に測定 することができます。
AQ1205F 1310/1550nm
1650nm

*実際の測定時には、測定回線に測定波長カットフィルタを実装するなどして、測定信号が通信に影響を与えないことを確認したうえでご使用ください。

PON測定例(クリックで拡大表示)

PONシステム測定に最適化

FTTH(Fiber To The Home)に適用されるPON(Passive Optical Network)システムでは、スプリッタ分岐後のドロップケーブルで発生した障害をいかに素早く正確に探索し、修復するかが重要になります。
AQ1200 MFT-OTDRは、スプリッタを含むPON回線の測定に最適化した「PON測定モード」に対応*。
スプリッタでの大きな損失直後でも、アンダーシュートを抑えた高品位な波形品質を確保しています。
また、近接するコネクタを波形上で分離して表示できる最短間隔は、0.8m。FTTxや屋内・局内配線など、近接するコネクタ接続点の検出が可能です。

スプリッタ測定例

安定化光源機能

高い出力安定性の光源機能*1

CWのほか270Hz1kHz2kHzの変調光が出力できます。
*1: 本機能を利用するためには、「/SLT」「HLT」「PPM」または、「/SLS」オプション指定が必要です。

光ロステスト

ロステスト機能*1,*2

短尺光ファイバによる光パワー調整(P1)を行ったのち、被測定ファイバにつなぎ替え、遠端で光パワーを測定(P2)します。

光ファイバの全損失 = P1-P2(dB)

ハイパワー測定も可能*2

CATV等の映像サービスや、長距離伝送で使用されている、光増幅器の高出力光のパワー測定が可能です。
*1: 本機能を利用するためには、「/SLT」オプション指定が必要です。
*2: 本機能を利用するためには、「/HLT」オプション指定が必要です。

図 ロステスト機能

オートロステスト

光源・光パワーメータ連動による損失測定

光パワーメータ側は受信波長を自動検知するため、波長設定の必要がありません。
複数波長モデルでは、光源側で2波長(1310/1550nm)自動切り替え発光することができます。
このとき、光パワーメータ側は自動的に受信波長を切り替えて測定します。

測定結果保存とレポート出力

本体内蔵メモリ、および外部USBストレージメディアに測定結果を保存、CSV形式でレポート出力することができます。
※本機能を利用するためには、「/SLT」または「/HLT」オプション指定が必要です。

図 オートロステスト

多心ロステスト

図 測定結果画面例

通信用心線を利用してマスタ・スレーブ動作

通信用心線を利用して、マスタから心線番号テーブルや測定条件などのプロジェクト情報をスレーブに転送、共有します。
※本機能を利用するためには、「/SLT」または「/HLT」オプション指定が必要です。

図 多心ロステスト

光パワーメーター

高確度の光パワーメーター*1*2

800nmから1700nmまで1nmステップで波長設定ができます。
CWのほか270Hz1kHz2kHzの変調光が測定できます。

ハイパワー測定も可能*2

CATV等の映像サービスや、長距離伝送で使用されている、光増幅器の高出力光のパワー測定が可能です。
*1: 本機能を利用するためには、「/SLT」または、「/SPM」オプション指定が必要です。
*2: 本機能を利用するためには、「HLT」オプション指定が必要です。

PON光パワーメータ

図 2波長分離測定画面例

1490/1550nm 分離同時測定

1490nmと1550nmの2波長を分離して、同時に光パワー測定できます。
OLTとV-OLTの光レベルを容易に確認できます。
※本機能を利用するためには、「/PPM」オプション指定が必要です。

図 PON光パワーメータ

可視光源

可視光源

可視光による破断点目視や心線対照

多心ファイバの心線確認や、障害箇所の目視確認に使用します。
ユーザキー割付により、OTDR使用中でも発光可能であり、測定中に次の心線を探せるため、作業効率が向上します。
※本機能を利用するためには、「/VLS」オプション指定が必要です。

図 可視光源

フォルトロケータ

簡単・スピーディな破断点探索

ワンボタンで平均化測定を実行して、測定終了後に自動的に光ファイバの破断点を探索して、わかりやすく表示します。
波形解析をする場合は、フォルトロケータ画面からOTDR機能にダイレクトに切り替えできます。

図 フォルトロケータ画面例・OTDR波形解析画面例

リモートコントロール

フリーソフトによるリモート制御

USBインタフェースまたはイーサネット*1を使って、PCからリモートコントロールできます。PCにリモートコントロールソフト*2をインストールすると、接続された本体のフロントパネルイメージがPCの画面に表示され、本体の操作キーを操作するのと同様の感覚で、マウスを使ってPCからコントロールできます。
*1: 本機能を利用するためには、「/LAN」オプション指定が必要です。
*2: リモートコントロールソフトはフリーソフトで下記URLよりダウンロードしてお使いいただけます。

図 リモートコントロール

光ファイバ検査プローブ

図 ファイバ端面検査画面例

光コネクタ端面検査

USBポートに光ファイバ検査プローブを接続して、光コネクタ端面の傷や汚れを本体ディスプレイで目視確認することができます。また、本体内蔵メモリまたはUSBメモリに画像ファイルとして保存することも可能です。
※接続推奨機種:CI-1100-B-YOK(Lightel社製)

IP試験

図 PING試験設定画面

IPv4 PING

簡単にIPパケットの疎通確認ができます。
フレーム長や送信間隔の指定が可能です。
※本機能を利用するためには、「/LAN」オプション指定が必要です。

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