高調波/フリッカ測定ソフトウェア 761921

高調波/フリッカ測定ソフトウェア761921は、プレシジョンパワーアナライザWT3000 /WT3000Eを使って、特別な知識がなくても 企画適合判定、試験レポート出力までの作業が行えるようサポートします。

電源機能付きコントローラ 761921-S1はこちらです。

海外IEC/国内JIS、単相/三相の高調波、電圧変動/フリッカ規格試験に対応

高調波

EN61000-3-2/ IEC61000-3-2、JIS C 61000-3-2
EN61000-3-12/ IEC61000-3-12

電圧変動/フリッカ

EN61000-3-3/ IEC61000-3-3、EN61000-3-11/ IEC61000-3-11

注意

  • 高調波規格試験では、/G6オプションが必要です。
  • フリッカ規格試験では、/FLオプションが必要です。
  • 三相信号(2ch以上)のフリッカ規格試験では、/FLと/FQオプションが必要です。

※三相の高調波フリッカ試験を行う場合の形名例:WT3003E-2A0-30A3-D/G6/FQ/FL

フリッカ試験

プレシジョンパワーアナライザ
  WT3000/WT3000E

 
  • WT3000 /WT3000Eの規格適合について [PDF:21KB]
  • 高調波データの数値表示、グラフ表示、トレンド表示
  • 高調波測定結果の報告書を自動作成
  • 高調波/フリッカ測定ソフトウェアからWT3000/WT3000Eをコントロール
  • 波形・高調波データをCSV形式にて保存
  • システム構成についての補足情報

 

WT3000/WT3000E+高調波/フリッカ測定ソフトウェア761921の特長

世界最高クラスの高精度な電流、電力測定(規格限度値算出に一部必要)

電力測定

 

全判定グラフ表示。すべての次数、時間における判定結果を一覧表示

判定結果を一覧表示

 

高調波測定時間は最大24時間。1時間以上かかる洗濯機などの1サイクルでも測定可能

高調波測定時間は最大24時間

 

常に200msでのデータ収集。長時間でもデータ抜けのない連続測定をキープ

連続測定をキープ

 

クラスC≦25W 「3次と5次と波形の条件を満たす」の判定機能搭載

 

単相だけでなく三相での規格試験にも対応

単相だけでなく三相での規格試験にも対応

 

高調波電流バー表示(X軸)のリニア/ログ表示の選択可能

リニア/ログ表示の選択可能

 

簡易試験機能を搭載

豆知識 「IEC61000-4-7改訂による電力計置き換えについて」
  • IEC規格 IEC61000-4-7 1991年版から2002年版への改訂のポイント
  • 移行期間
  • 中間高調波について
  • DFT解析ウィンドウ幅の変更について

機能

測定モード

高調波測定、高調波観測、波形観測

フィルター種類

設定情報ファイル、測定データファイル、画面イメージファイル、報告書ファイル

データ変換

高調波、波形データをCSV形式に変換可能

表示画面

測定値判定グラフ、高調波電流バーグラフ、高調波電流測定値リスト、高調波電流変動グラフ、波形グラフ、電圧・電流・電力変動グラフ、高調波電圧バーグラフ、高調波電圧測定リスト、高調波位相角バーグラフ、高調波位相角測定値リスト

データ収集時間

1秒~24時間00分00秒の間で、1秒単位で設定可能

通信

GP-IBインタフェース
イーサネット

対応機種

WT3000/WT3000Eのみ対応です。

 

システム構成

PC 本体

CPU

2コア以上のプロセッサ

メモリー

2GB以上推奨

HDD

空き容量10GB以上

OS

日本語版のWindows Vista、Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、またはWindows 10が必要です。

 

通信ボード(以下の併用はできません)

GP-IB

N.I(ナショナルインスツルメンツ)社製の次のGPIB ボードまたはカード。
OSの種類によって、次のバージョン以降のドライバ(NI-488.2)が必要です。

OS
Windows Vista
Windows 7
Windows 8
Windows 8.1
Windows 10
ドライバNI-488.2のバージョン
PCI-GPIB 2.7.2以降 3.1.0以降 15.5.0以降
PCI-GPIB+
PCIe-GPIB
PCIe-GPIB+
GPIB-USB-HS 2.8.1以降
GPIB-USB-HS+ 14.0以降

イーサネット(Ethernet)

100BASE-TX 対応のイーサネットポートが必要です。

 

ディスプレイ、プリンタ、マウス

上記のOS に対応したものが必要です。

 

使用可能な電力計

WT3000
  Ver. 3.01以降(高調波測定)
  Ver. 4.01以降(電圧変動/フリッカ測定)
  
  WT3000E
  Ver. 6.01以降

形名
記事
761921 高調波/フリッカ測定ソフトウェア

電圧変動/ フリッカ測定

IEC 61000-3-3 Ed2.0およびEd3.0に準拠した、通常の電圧変動/ フリッカ測定を実行します。
相対定常電圧変化dc,最大相対電圧変化dmax,相対電圧変化がスレショルドレベルを超える時間d(t),短期間フリッカ値Pst,長期間フリッカ値Pltのすべての電圧変動/フリッカ値を算出し、あらかじめ設定された限度値と比較して総合判定します。


測定判定表示

dc,dmax,Tmaxもしくはd(t)の最終値をそれぞれの限度値と比較して、判定(Pass/Fail)を最終値の右側に表示します。
測定期間中に定常状態が発生しなかった場合変動状態となり、dcの測定結果はUndef(Undefine)と表示され、dcの判定はErrorと表示されます。
また、短期間フリッカ値Pst が算出され、限度値と比較して、判定(Pass/Fail)を表示します。

測定判定表示

測定ファンクションのトレンド表示

測定データのトレンドグラフを表示できます。
測定ファンクションは以下から選択できます。

  • dc相対定常電圧変化
  • dmax最大相対電圧変化
  • Tmaxもしくはd(t)相対電圧変化がスレショルドレベルを超える時間
  • idc瞬時相対定常電圧変化
  • idmax瞬時最大相対電圧変化
  • id(t)瞬時相対電圧変化がスレショルドレベルを超える時間
  • PF瞬時フリッカ感(IFS)

測定ファンクションのトレンド表示

CPFグラフの表示

電圧変動/フリッカ測定のときにCPFグラフを表示できます。
最大4つのエレメントを同時に表示できます。

CPFグラフの表示

報告書の印刷

報告書のタイトル/コメントなどを入力して報告書を印刷できます。

報告書の印刷

 

高調波規格に適合した測定を可能にするPCソフトウェア

規格に沿ったクラス分け(A, B, C, D)に合わせて、高調波の合否判定ができます。
測定値のリスト表示だけでなく、高調波成分ごとに測定値と規格の限度値を比較できるバーグラフ表示や、
時間経過に伴う電流変動グラフ、そのときの次数ごとの合否の判別を色で識別できる判定グラフも表示できます。

 

ソフトウェアの主な機能

3つの測定モード(オンラインモード時)

  • 高調波測定モード※1
    WTで高調波を測定しながら、測定データの判定ができます。
    ※1:オフラインモードでも保存している測定データを読み込み、表示できます。
  • 高調波観測モード
    WTで高調波を測定しながら、高調波の変動をバーグラフや数値リストで観測できます。
    高調波データの変化を観測したいときはこのモードにして下さい。
  • 波形観測モード
    測定波形を観測できます。波形の状態を観測したいときはこのモードにして下さい。

クラス別の判定

A, B, C, Dクラス別判定※2が可能です。
電流値が最大許容高調波電流値の限度値内(または電力比例限度値内)か判定できます。

高調波電流を連続測定

設定した時間の高調波電流を測定できます。その結果が限度値内かどうかの判定※2ができます。

測定データの再現性

高調波測定データの中の最大値や平均値を比較し、測定データの差異を保存されている次数ごとにバーグラフと数値で表示できます。
規格で定められている5%以内であるかどうか(再現性)を判定※2できます。

高調波電流測定値リスト

基本周波数10/12周期、あるいは16周期ごとの高調波測定データを、高調波測定1回分のデータとして表示します。

高調波電流測定値リスト

トレンドグラフ

電圧、電流、電力などの時間的変動を保存し表示できます。

トレンドグラフ

高調波電流バーグラフ

高調波データに対して規格の限度値内かどうかを判定し、その結果をバーグラフ表示できます。判定結果は赤色や青色など色別して表示されます。※2

高調波電流バーグラフ

測定値判定グラフ

設定された観測時間の高調波電流を測定し、規格に沿った判定をします。判定結果をPASS(合格)/FAIL(不合格)で表示します。 ※2

測定値判定グラフ

波形判定結果

クラスCの機器において、3次と5次の高調波成分の値、および電流波形から判定を選択した場合、波形判定の結果を表示します。

波形判定結果

簡易試験法結果

機器のわずかな設計変更等の際に実施できる簡易試験法に関して、前回適合時と今回試験との比較の表示を行います。

簡易試験法結果


※高調波/フリッカ測定ソフトウェア 761921は、国内JISのC 61000-3-2:2011に対応しています。


高調波測定結果の報告書を自動作成

高調波測定の結果を数値リストとグラフで印刷したり、画像のイメージデータを保存できます。
報告書(日本語、英語に対応)にはタイトルとコメントを記入できるので、測定日時や機器名称、管理番号などを入力できます。

報告書イメージ

報告書イメージ

高調波/フリッカ測定ソフトウェア 761921

単相20A以下

三相20A以下

761921_価格

記載内容は2022年10月1日現在のものです。また、お断りなく変更することがありますのでご了承ください。
価格には別途消費税が加算されます。

 

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