急増するトラフィックに対応するため、高速大容量通信を実現する波長分割多重方式(WDM)が採用され、複雑なフォーマットの高周波変調信号が高密度にWDMチャネルに配置されています。
WDM通信システムは、波長(または周波数)とパワーの高い安定性を必要とするため、WDM伝送システムだけでなく、システムを構成する半導体レーザー(LD)や光トランシーバにも、温度サイクルテストや高負荷テストなどの長期安定性評価が必要です。
対象のモデルは、標準装備のデータロギング機能やプログラム機能を利用することで、外部PCを使わずに簡単に長期安定性の自動測定を行うことができます。
あらかじめ設定した条件で、光スペクトルの測定、解析、データ保存を繰り返し行う機能です。 解析では、WDM(ピーク波長、ピークレベル、OSNR)やDFB-LD(SMSR)などのパラメータを解析でき、各パラメータ値はピーク波長(チャネル)あたり最大10000データを記録できます。 記録されたパラメータ値は、最大値と最小値とともにロギングテーブルまたはグラフとして表示され、縦軸は変化量を表し、横軸は時間を表します。 また、カーソルを動かすことで特定時刻の光スペクトル波形を表示できるため、解析値だけでなく光スペクトルの時間変化も観測できます。
一連の測定手順をあらかじめプログラムとして作成・登録し、単体で自動測定を行う機能です。
プログラムの作成は、実際にOSAを操作するような感覚でOSAのキーに対応したコマンドを選択して行えるため、とても簡単です。
高度なプログラミングのために、ループ制御、条件判定、変数、四則演算、パラメータ入力、画面出力などのコマンドを用意しています。
また、ETHERNETまたはRS232を介したリモート制御をサポートしているため、接続された光源や光スイッチなどの外部デバイスを直接制御できます。 外部測定条件を変えながら繰り返し測定するなど、複雑な測定もパソコンなしで簡単に行えます。
光デバイス生産ラインでの試験・検査に最適化された分散分光方式の高速モデル
光通信の波長に最適化された高性能モデル
可視光領域の測定に最適化された高性能モデル
可視光領域の測定に最適化された高性能モデル
可視光から通信波長をカバーする広帯域モデル
可視光から通信波長をカバーする広帯域モデル
2μmを超える近赤外域に対応した長波長モデル
2μmを超える近赤外域に対応した長波長モデル
*モデルにより異なります。
3μmを超える中赤外域に対応した長波長モデル
3μmを超える中赤外域に対応した長波長モデル
5μmを超える中赤外域に対応した長波長モデル
YOKOGAWAの光スペクトラムアナライザは、高速で高性能な分散分光方式の光スペクトラムアナライザです。
可視から中赤外(350nm~5500nm)までの波長帯域をカバーする8種類の製品ラインアップを揃え、光ファイバー通信、バイオメディカル、環境計測など幅広いアプリケーションの光スペクトル測定ニーズにお応えします。
光ファイバー通信に使用される光部品や光伝送器の開発や生産では性能や品質を確認する光スペクトラムアナライザ、光ファイバーの敷設現場では光ファイバーケーブルの断線などの障害がないことを確認するOTDR(Optical Time Domain Reflectometer)が欠かせません。光通信の業界で、最先端の計測技術を活かして、ソリューション提供いたします。