高精度・広出力範囲のプレシジョンDCキャリブレータ 「2560A」 開発・発売のお知らせ
プレシジョンDCキャリブレータ 「2560A」
横河メータ&インスツルメンツ株式会社(本社:東京都武蔵野市 社長:山崎 正晴)は、アナログメータや、熱電対および測温抵抗体を用いた温度計・温度調節計の校正用として、広範囲の直流電圧・電流を高精度に出力可能なプレシジョンDCキャリブレータ「2560A」を開発、9月18日に発売しますのでお知らせします。
電気メータや温度計などの測定器は、正確さを保つために定期的な校正が必要です。校正をメーカや校正機関に依頼することによるコストの削減や納期の短縮をするためには、高精度な社内標準器を用意し、使用する測定器を自社内で校正することが有効な場合があります。YOKOGAWAは1970年代から電圧・電流、抵抗、圧力、温度等の分野で標準器クラスの高精度校正器を提供しており、この分野ではリーディングカンパニーの1社に数えられています。
昨今のデータセンターにおけるAC(交流)/DC(直流)変換時の電力ロス低減のための直流給電の増加や自動車電装用を中心とした直流モーター市場の拡大などに伴い、大電流測定器も増加し、その校正器の需要も増加しています。しかしながら、他社製品で20Aを超える直流の大電流出力を必要とする校正においては、最大20A前後の出力の校正器に加え、高額なアンプを組み合わせる必要がありました。
プレシジョンDCキャリブレータ「2560A」は、直流の電圧電流発生に機能を特化したことで単体での高電圧、大電流出力を高確度、高安定で可能としながらも、低価格を実現した校正器です。当社従来製品の優れた操作性を継承しながら、さらに利便性を向上しています。当社は、長年培った計測技術を生かして校正器や標準発生器のラインアップをさらに強化し、高精度測定器ビジネスの拡大を図ります。
プレシジョンDCキャリブレータ「2560A」は、1200V、30Aを超える直流電圧・直流電流を単体で出力することのできる高精度、低価格な校正器です。アナログメータの校正に加え、熱電対・測温抵抗体を用いた温度計・温度調節計などの校正に使用できます。主な特長は以下のとおりです。
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