データアクイジションユニットSL1000は、多チャネル・長時間記録のオシロスコープおよび高速スキャン・ハードディスク記録のデータロガーという2つの要素を兼ね備えています。 絶縁100MS/sの測定やマルチチャネル(最大128ch)といった、従来のデータロガーやオシロスコープでは実現できない測定が可能です。
メカトロニクス・エレクトロニクス分野をはじめとした高速・低速現象の複合測定において、高速サンプルレート、高電圧の絶縁測定、長時間測定などへの要求が高まっています。“もっと高速に、もっと長時間、もっと簡単に多種多チャネルのデータを測定したい”SL1000は、お客様のこのような声にお答えします。
* 702902(10:1)/ 700929(10:1)/ 701947(100:1)との組み合わせ時
* PCの性能、計測条件に依存します。
マーク機能
リアルタイムX-Y表示機能
自動再生機能
ファイル機能の強化
その他機能アップ
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横河計測 カスタマサポートセンター
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高速波形測定を追及し、最高100MS/sのサンプルレート(最短サンプル周期10ns)を実現しました。
100MS/s、12ビット、帯域20MHz、1kV*絶縁モジュール(720211)と組み合わせて、今まで捉えられなかった高速&高電圧現象を正確に捕捉することが可能です。
さらに、様々な信号測定に対応したモジュール群を自由に組み合わせ、幅広い波形観測用途に対応します。
*:702902(10:1)/ 700929(10:1)/ 701947(100:1)との組み合わせ時
SL1000の内蔵メモリーに長時間記録が可能です。さらに、PCのハードディスクやSL1000の内蔵ハードディスク*1にリアルタイムに長時間記録*2できます。
*1:/HD1 オプション付加時
*2:リアルタイムハードディスク記録の最高速度は計測条件に依存します。
*3:1モジュール2チャネル、トリガーモードシングル測定時
同時に最大4種のサンプルレートで測定可能です。
測定対象に合わせて、モジュール単位でサンプルレートを最適に設定し、データファイルのサイズを低減できます。
USB2.0、Ethernet 1000BASE-T*1でPCへ高速にデータを転送します。SL1000搭載の高速データ圧縮エンジン(GIGAZoomエンジン)により、PCモニター上にリアルタイムに波形を表示*2します。また、動作中・停止中に関わらず、全データの任意の部分を瞬時に拡大表示可能です。
高速サンプルレート,大容量データ時でも、単体測定器と同等の表示更新、ズーム表示を実現しています。
*1:/C10 オプション付加時
*2:PCの性能・計測条件により、測定中は波形表示出来るチャネル数に一部制限があります。
連続測定しながらPCのハードディスクやSL1000の内蔵ハードディスク*1にリアルタイムに記録できます。ファイル名は自動的に定義されるのでファイル操作は不要です。PCのハードディスクとSL1000の内蔵ハードディスク*1に同時*4にリアルタイム記録可能。保存データの信頼性、堅牢性が向上し大切なデータを守ります。SL1000の内蔵ハードディスク*1には、波形ビューアーソフトウェアXviewer(標準添付)、あるいは、Ethernet*2を使ったFTP機能でアクセス可能です。
*1:/HD1 オプション付加時
*2:/C10 オプション付加時
*3:数値は参考値であり、PCの性能、計測条件に依存します。
*4:ユニット1台時のみ。連結時には、PCもしくはSL1000のどちらか一方のハードディスクのみ
設定した記録条件で必要なデータのみを効率良くハードディスクに自動記録可能です。記録先、記録開始条件、繰り返し条件等を設定できます。
フリーラン測定では、記録開始条件は即時/時刻/アラーム、記録終了条件は、連続/時刻/記録時間/アラーム、繰り返し条件は、記録間隔/記録回数が指定可能です*。 トリガー測定では、トリガーごとに測定データを記録します。 SL1000内蔵メモリーからPCのハードディスクに手動保存も可能です。
*:1測定あたりのデータファイルのサイズは、最大12GB(≒1.5GW/ch、4チャネル記録時)となります。
設定後はSL1000本体だけで測定可能です。SL1000本体のSTART/STOPキーや外部REMOTE入力で測定・記録を開始/停止できます。
スタンドアロン使用時に便利な液晶ディスプレイを装備。システムの状態、モジュールの状態、通信パラメータなどを確認できます。
*1:内蔵ハードディスクは、/HD1 オプション付加時
~ 入力の多チャネル化に対応!~
注)PC HDDとSL1000内蔵HDDへの同時記録はできません。
ファイル結合 (時間/チャネル)、ファイル分割、CSVファイル変換などが可能。
また、波形表示高速化のデータ処理機能も追加。
ファイル結合作業画面例
波形表示画面
アクイジションソフトウェアからユニットHDDへ直接アクセスし、SL1000からPCへファイルコピー可能になりました。同期運転時の全ユニット一括ファイル転送も可能です。
高速100MS/s 12bit 絶縁モジュールを利用し、インバータの二次側出力波形を観測します。
波形をより正確に捕捉できます。
電源スイッチの開閉, 落雷などにより、電源ラインや信号ラインに印加される雑音(サージ)波形を観測・記録します。
高速・高分解能・絶縁・スタンドアロンの特長を活かし、監視やサージイミュニティ試験での電圧波形の確認・自動記録に活用できます。
高速・高分解能が必要とされる火薬・ロケットなどの性能評価に活用できます。
測定データをPCのハードディスクとSL1000の内蔵ハードディスク*1の両方*3に記録することもできます。データの堅牢性が向上します。
スタンドアロン測定やEthernet*2により遠隔でのデータ収集もできます。
*1:内蔵ハードディスクは、/HD1 オプション付加時 *2:/C10 オプション付加時
*3: ユニット1台時のみ。連結時には、PCもしくはSL1000のどちらか一方のハードディスクのみ
記載内容は2024年10月1日現在のものです。また、お断りなく変更することがありますのでご了承ください。
価格には別途消費税が加算されます。