6½ 桁の高分解能ベンチトップDMMとして求められる高い安定性を持っています。
高速サンプリング設定時にも信頼性の高い測定が可能です。
DMMの基本である数値表示に加えて、豊富な表示フォーマットをご用意しています。
測定の目的に最適な表示方法をお選びいただけますので、データの直観的な確認が可能です。
通信インタフェースを幅広くサポートしており、外部入出力も充実しています。
各種の解析機能とも相まって、測定作業全般の生産性を向上させることができます。
4.3型の大画面に、2つの表示(プライマリ表示とセカンダリ表示)を組み合わせることで、多彩な解析表示ができます。
☐ アナンシエータ- 機器の動作状態をアイコン表示します。☐ プライマリ表示 ☐ セカンダリ表示
トレンド表示(時間的変化をプロット)
ヒストグラム表示(分布をプロット)
アークスケールメーター表示(アナログ的な表示)
アナログメーター表示
統計値表示
LIMIT判定表示
トレンド表示+統計表示 |
数値表示+周波数表示 |
最高30kサンプル/秒の正確なサンプリングレートで測定結果を 内蔵ログメモリーにロギングするBULKモードを搭載*。
ロギングされた測定結果はUSBメモリー経由でPCへ簡単にコピーできます。
* DCV、DCI、2WΩ、4WΩにて。
10ms幅、2Vppのパルス電圧の測定例(時間軸:3.33ms/div)
100kポイントの内蔵ログメモリーにより、高速サンプリングでも長時間ロギングが可能。
また、トリガー機能のインターバル時間を長く設定することで、長時間のロギングも可能です。
サンプリングレートによるロギング時間の一例 | |||
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サンプリング レート(S/s) | 1 | 1k | 30k |
ロギング時間(時: 分: 秒) | 27 : 46 : 40 | 0 : 01 : 40 | 0 : 00 : 03 |
BULKモードでは、測定値のレベルや、LIMIT判定結果、外部トリガーなどをストップイベントにして、ロギングを停止できます。
ストップイベント発生から停止までにロギングするデータ量も設定できるので、オシロスコープにおけるプリトリガーと同様の使い方で、
着目したイベントの前後のデータを取得することができます。
また、測定開始トリガーのインターバル時間や遅延時間を自由に設定できるので、さまざまな測定ニーズに対応できます。
レベルによるストップイベントでのロギング停止動作の例
ロギングしたデータファイルはCSV形式のテキストファイルで記録されるので、PCを活用した詳しい解析を簡単に行うことができます。
測定停止後、内蔵ログメモリーに格納されたデータに対して、以下のようなさまざまな解析を本機器画面上で行うことができます(オフラインブラウズ機能)。
ヒストグラム表示で上下限判定値をカーソル位置として設定することで、判定値内の度数や全体に対する割合(%)が表示され、
直観的に歩留りを確認できます。
*下図で黄緑のカーソルが上下限判定値。歩留りは81.2%と解析されました。
トレンド表示での統計計算では、カーソルにより自由に範囲を指定することが可能です。下図はその一例です。
緑色で示すカーソル範囲内でのMAX値、MIN値等の統計値がセカンダリで表示できます。
トレンド表示の一部を拡大表示したり、ヒストグラム表示することで、詳細な確認、解析が可能です。
ヒストグラム表示、トレンド表示で、LIMIT判定値を表示できます。
ヒストグラム表示ではNO-GOがどのくらい発生したか、トレンド表示ではNO-GOがいつ発生したかを簡単に確認できます。
判定結果を画面に大きく表示できるので、離れた場所からでも確認が容易です。
オプションの RS-232 端子内の専用ピンへのパルス入力により、本体内部のセットアップをリコールすることができます。
セットアップは最大10種類保存できるので、プログラマブルロジックコントローラから測定条件を切り替えることができます。
オプションのDIO端子に、LIMIT判定結果を出力できます。
測定結果による処理の振り分けなどに利用できます。
標準搭載のUSBに加え、オプションとしてLAN&RS-232、または、 GP-IBを搭載できます。SCPIコマンドでリモート制御が可能。
生産ラインにおける自動化に役立ちます。
入力端子 |
矢印キー |
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ディスプレイ |
入力時のカーソル移動のほか、SHIFTキーと組み合わせて、プライマリ表示やセカンダリ表示の変更に使用します。 |
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メニューキー |
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ファンクションキー |
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測定機能別に6つの独立キーを用意しました。 |
Range切替キー |
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設定キー、実行キー |
USBメモリー接続端子 |
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ロータリーノブ |
USBメモリーを接続します。 |
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数値、文字、記号の入力や、リスト選択に使用します。 |
*写真は、/C1/CMPオプションの例です。
GP-IB端子(/C1) |
COMPLETE OUT端子 |
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LAN/RS-232端子(/C2) |
DIO端子(/CMP) |
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USB端子 |
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TRIG IN端子 |
記載内容は2024年10月1日現在のものです。また、お断りなく変更することがありますのでご了承ください。
価格には別途消費税が加算されます。