WTViewerは、プレシジョンパワーアナライザWT3000/ WT3000E、WT1800/ WT1800E、パワーアナライザWT500、もしくはディジタルパワーメータWT1600/ WT210/ WT230で測定した数値や波形データをUSB、イーサネット、GP-IB、シリアル(RS-232)通信経由でPCに読み込み、簡易波形表示や、数値の表示・保存ができるアプリケーションソフトウェアです。
※画面は一例です。また、表示画面、表示項目、設定画面、および測定機能は使用する電力計により異なります。
※WT3000/ WT1800/ WT1600 /WT210/ WT230は受注停止製品です。
詳細はこちら
WT3000E Ver 6.01以降 [USB/イーサネット/GP-IB/シリアル (RS-232)]
WT1800E Ver3.01以降 [イーサネット/USB/GP-IB]
WT1800 Ver1.01以降 [イーサネット/USB/GP-IB]
WT3000 Ver2.01以降 [USB/イーサネット/GP-IB/シリアル(RS-232)]
WT500 Ver 1.01以降 [USB/イーサネット/GP-IB]
WT1600 Ver2.01以降 [イーサネット/GP-IB/シリアル(RS-232)]
WT210 Ver1.02以降 [GP-IB/シリアル(RS-232)]
WT230 Ver1.02以降 [GP-IB/シリアル(RS-232)]
注意:WT210 /WT230のみで使用する場合は無料ソフトがございます。ソフトウェアの詳細は こちら
電力測定、積算、高調波測定(WT1800/ WT1800E/ WT3000/ WT3000E/ WT500)
FFT、波形演算、サイクルバイサイクル測定(WT3000 Ver4.01以降のみ)
高速データ収集(WT1800 Ver2.01以降)
波形ファイル(1002点のP-P圧縮データ)、演算値ファイル、高調波ファイル、設定ファイル、サイクルバイサイクルファイル
数値表示、波形表示、トレンド表示ベクトル表示、バーグラフ表示
最速50ms(WT3000/ WT3000E/ WT1800/ WT1800E)、 最速100ms(WT500)
※ Fast Mode時でGPIBを使用。
※ PCのパフォーマンスにより制限されます。
※ サイクルバイサイクルを除く。
※ サイクルバイサイクルは測定終了後、データ表示されます。
※ 高速データ収集の場合には、外部同期OFF時に5ms、 外部同期ON時に1m、 ただし、データ表示は1s毎(WT1800)
GP-IB通信でデータ更新周期が1秒以上の場合、測定と収集・保存の同期が可能
CPU
Pentium 4*1 1.5GHz 以上推奨
メモリ
1GB 以上推奨
HDD
空き容量500MB 以上
日本語版のWindows XP*2、Windows Vista*2、またはWindows 7*2 が必要
GP-IB
NI(ナショナルインスツルメンツ)社製
AT-GPIB /PCI-GPIB /PCI-GPIB+ /PCMCIA-GPIB /PCMCIA-GPIB+ /PCIe-GPIB*3、ドライバNI-488.2 Ver.1.60 以降
(ただしVer.2.3 は非対応)
GPIB-USB-HS、ドライバNI-488.2 Ver.2.8.1
RS-232
PCのCOMポートが空いていること
イーサネット(Ethernet)
10BASE-Tまたは100BASE-TX 対応のイーサネットポートが必要
USB
USB Rev. 1.1 以降のUSBポートが必要
画像解像度
1024 × 768 ドット以上
対応OS
上記のOSに対応したもの
*1:米国Intel社の商標です。
*2:米国Microsoft社の商標です。
*3:米国National Instruments社の商標です。
形名 | 記事 |
760121 | WTViewerソフトウエア(WT3000/ WT3000E/ WT1800/ WT1800E/ WT500/ WT210/ WT230対応) |
WTViewerは最大4台 同時データ収集ができますが、この機能に加え、複数台の電力計を使ったデータの加算、減算、効率演算ができる高度な演算機能を搭載しました。
たとえば、1台目の三相電力値(A)と2台目の三相電力値(B)をWTViewerで測定し、それらのデータを使って、A+B演算や、B/A*100演算(効率測定)などの演算設定を最大15個設定できます。
複数のWTで測定されたデータ間での演算が可能なWFファンクション(最大15式まで)
注意
複数台使用する場合は、同じ種類の製品(WT3000 /WT3000EまたはWT1800 /WT1800E)および、同じMSコード・オプションコードのものをご用意ください。
違う種類の製品(WT3000 /WT3000EとWT1800 /WT1800Eの組み合わせ)はサポートしておりません。
WTViewerでのデータ測定は、スタートボタンを押してから設定したデータ間隔(更新レート)ごとに保存し、ストップを押すまで継続する機能です。
この機能だけでは必要なデータだけを保存することができず、データの中から必要なデータを抽出しなければならず大変でした。
新機能のマニュアルデータ保存は、画面上の “ マニュアルセーブ ”キーを押した時点のデータのみを保存できます。また、そのときの測定条件や測定対象情報(電源電圧、測定対象形名、仕様など)もコメント欄に入力できます。
マニュアルセーブボタン
1回ボタンを押すとその時のデータだけをPCに保存できます。
また、コメントを一緒にセーブすることが可能です。
WT本体表示のコピーボタン
WT本体で表示している項目をそのままコピーすることができます。
この操作で、PCに保存する項目を、WT本体に表示している項目と一緒にできます。
CSV形式で保存した測定データの表示例(WT3000 /WT3000Eの場合)
(製品により測定項目の表示形式が少し異なります。)
“Data Save”ボタンを押すごとに ストアを1回行います。 |
Comments欄には測定した対象や 条件などを入力し表示できるので、 データの整理に非常に便利です。 |
イーサネット経由で最大4台のWT3000 /WT3000E /WT1800 /WT1800E /WT500のデータを収集可能です。
FTPクライアント機能により、WT3000 /WT3000EのPCカード(あるいはUSBメモリ)、WT500 /WT1800 /WT1800EのUSBメモリに保存したデータを、PCに移動して表示や変換が可能
WT1800 /WT1800E
測定可能 台数 |
FTPサーバ/ クライアント 機能 |
|
GP-IB接続 | 1~4台 | × |
USB接続 | 1~4台 | × |
イーサネット 通信 |
1~4台 | ○* |
*ただし、メモリ媒体(USBストレージ)が必要
WT3000 /WT3000E
測定可能 台数 |
FTPサーバ/ クライアント 機能 |
|
GP-IB接続 | 1~4台 | × |
シリアル (RS-232)通信 |
1台 | × |
イーサネット 通信 |
1~4台 | ○* |
USB通信 | 1~4台 | × |
*ただし、メモリ媒体(PCカードかUSBストレージ)が必要
WT500
測定可能 台数 |
FTPサーバ 機能 |
|
GP-IB接続 | 1~4台 | × |
イーサネット 通信 |
1~4台 | ○ |
USB通信 | 1~4台 | × |
WTViewer760121が対応している通信機能
製品名 | GP-IB | シリアル(RS-232) | イーサネット | USB |
WT3000/ WT3000E |
○ | ●*1 | ● | ●*1 |
WT1800/ WT1800E |
○ | × | ○ | ○ |
WT500 | ● | × | ● | ○ |
WT210 | ●*2 | ●*2 | × | × |
WT230 | ○*2 | ○*2 | × | × |
○:対応(WTの通信は標準装備)、 ●:対応(WTの通信はオプション機能)、 ×:不可(WT本体に機能なし)
*1:WT本体に、RS232とUSBポート(PC)を同時に搭載できません。
*2:WT本体に、RS232とGPIBを同時に搭載できません。
注意:
電圧、電流、電力、位相などの各種パラメータを同時に表示できます。
最大500次までの電圧、電流、電力、位相角などの高調波測定結果を、数値表示やグラフ表示できます。
測定した各種データを一定間隔(固定)にてパーソナルコンピュータに取り込みトレンド表示できます。電圧の電源変動の様子、消費電流の推移などの時間的変化を監視できます。
高調波測定のとき、電流、電圧の基本波及び、位相角をベクトル表示できます。三相電源の各相間の関係などを視覚的に捉えることで、負荷の状態を直感的に把握できます。
PCからWT本体の制御が可能です。
結線方式やレンジ設定、フィルタ設定、スケーリングなどの設定ができます。
波形や数値データをPCに保存できます。
WTViewerに読み出し可能なバイナリファイル、Excelなどに展開可能なCSVファイルの作成ができます。
また、測定した数値や波形データの画面イメージデータの保存も可能です。
オフラインで収集した測定データは、WTのメモリ媒体に保存したデータをPC側で読み込み表示できますが、 WTViewer上ではなく、別のソフトウエアであるファイルリーダーを別途起動する必要がありました。
今回のバージョンアップにより、WTViewerソフトウエア上にファイルリーダーを組み込みより便利に使えるようになりました。
※体験版での試用期間の30日を過ぎても、「Off-Line + 各種ファイル読込 WTFileReaderを含む」機能は継続して使用できます。
WTViewerソフトウェア 760121は、WT3000 /WT3000Eの通常測定、高調波測定、広帯域高調波測定*1、波形演算*1、FFT演算*1、サイクルバイサイクル測定*2のデータを収集し、PC上に表示・保存できます。
サイクルバイサイクル測定機能では、WT3000 /WT3000E本体で測定したデータを自動的にトレンドグラフとして表示し、データをCSV形式で保存できるので、各種データを効率的に確認・評価できます。
1周期ごとの数値データを表示できます。
収集したデータから確認したいデータをスクロールバーで簡単にピックアップできます。
各エレメントの電力値と三相電力値を同時に表示できます。
電力の周期ごとの変化を確認できます。
1周期ごとのトルク値の変動を確認できます。
モータ起動時の特性や安定状態の安定性を確認できます。
また、WTViewerソフトウエア761921は、WT1800 /WT1800Eの高速データ収集機能*によってデータを収集し、PC上に表示・保存が可能です。本機能では、1秒毎にPC上に表示するとともに、データをcsv形式で連続的に保存できます。
WT1800 /WT1800E本体もしくは本体に接続されている外部メモリへの保存、外部同期、電圧/電流の測定モード(RMS/MEAN/DC/R-MEAN)の選択、HSフィルタのON/OFFとカットオフ周波数の設定、トリガの設定、及びラインフィルタのカットオフ周波数の設定が可能です。
通常測定のモードと同様に、数値データの画面とトレンド表示の画面の設定が可能です。
トレンド表示は1秒毎の更新となります。
1秒毎にデータがまとまって保存されていきますが、隙間なく連続的に保存されます。
データは市販の表計算ソフトによって、グラフにて表示等が可能となります。