光変調器は光の波長/強度/位相などを主に電気信号で変換させる素子で、光通信になくてはならない基幹デバイスの一つです。
代表的な光変調器には、LN (Lithium Niobate) 変調器、マッハツェンダ変調器、EA (Electro-absorption) 変調器があります。それらの光変調器においてはバ イアス電圧の最適化が必要です。
バイアス電圧が正しく調整されていない場合には異常なスペクトルピークが発生し、通信に影響を及ぼします。異常なスペクトルピークの確認するためにはサイドローブを分離して測 定する必要があり、高い分解能とダイナミックレンジを持つOSAが必要です。また、バイアス電圧の調整を行う際には、異常なスペクトルピークの強度を確認しながら行う必要があり、 OSAに高速性が求められます。
バイアス電圧調整時の異常なスペクトルピークや、サイドローブを明確に分離します。
高速掃引
感度モード「RAPID」による高速掃引ができるため、AQ6380は異常なスペクトルピークの強さを確認しながら行うバイアス電圧調整に最適です。
変調器にはO-band、C-bandなどが使用されています。
AQ6380はそれらのバンドを1台で測定できます。
*ご要望に応じて、波長範囲の広いモデルもご用意致します。
光通信の波長に最適化されたAQ6370Dを高性能化した最新モデル
次世代光ネットワークの研究開発に対応する最高性能モデル
YOKOGAWAの光スペクトラムアナライザは、高速で高性能な分散分光方式の光スペクトラムアナライザです。
可視から中赤外(350nm~5500nm)までの波長帯域をカバーする8種類の製品ラインアップを揃え、光ファイバー通信、バイオメディカル、環境計測など幅広いアプリケーションの光スペクトル測定ニーズにお応えします。
光ファイバー通信に使用される光部品や光伝送器の開発や生産では性能や品質を確認する光スペクトラムアナライザ、光ファイバーの敷設現場では光ファイバーケーブルの断線などの障害がないことを確認するOTDR(Optical Time Domain Reflectometer)が欠かせません。光通信の業界で、最先端の計測技術を活かして、ソリューション提供いたします。