高分解能オシロスコープによるモーターサージ測定
【課題】
インバータの高速スイッチング電圧はモーター側で高電圧のサージを発生させ、巻線の絶縁破壊を引き起こす要因となります。このため、モーターサージ電圧の確認はモーター開発・製造における必須の工程です。
近年、SiCなどの高速デバイスを用いたインバータの高効率化に伴い、モーターサージの電圧および速度が増して現象が複雑化したため、より高精度な波形解析が求められています。
【解決策】
12bit ADCを搭載したDLM5000HDならば、サージおよび関連波形を高分解能で8CH同時に捕捉できるので、より確実に、より効率よくサージ電圧の解析を行うことができます。
SiC MOSFETのモーターサージの観測例
YOKOGAWAのDLM5000HDは、最先端の4/8チャネル高分解能オシロスコープです。コンパクトな8チャネル、垂直軸分解能12ビットのオシロスコープで、複雑な高速波形を高分解能で観測・解析でき、微細なノイズやリンギングなどの確認が容易に行えます。回路チェックからトラブルシューティング、高度なタイミング解析まで、幅広いアプリケーションをカバーしています。
タッチパネル搭載により使いやすさに磨きをかけた縦型コンパクトのアナログ4ch入力「ミックスドシグナルオシロスコープDLM3000シリーズ」と大画面アナログ 8ch 入力 「ミックスドシグナルオシロスコープDLM5000 シリーズ」の特長あるオシロスコープ製品ラインアップでお客様のニーズにお応えします。いずれのモデルも、測定業務を効率アップする数々の機能と使いやすさを薄型、軽量ボディーに搭載しています。
オシロスコープは、高速な電気信号を波形として表示するエレクトロニクス技術者必須の測定器です。
ユニークな縦型コンパクトモデルや多チャネルモデルのオシロスコープに加え、オシロスコープとデータロガーの機能を兼ね備えたスコープコーダなど、特長ある製品ラインアップをご用意しています。
また、様々な測定に対応する電圧プローブ、電流プローブ、ロジックプローブを取りそろえ、数々の先進機能を搭載し、日々の測定業務を強力に支援します。