OSA: 材料加⼯⽤グリーンレーザーの測定

グリーンレーザーは、532 nm(緑色)の波長の光を放射するレーザーで、材料加工やマーキングに使用されます。グリーンレーザーの波長は、スポットサイズを小さくできるため、微細加工を可能にします。また、グリーンレーザーは、金、銅、ニッケル、鉄などの金属の光吸収率が高い波長であるため、加工時の照射パワーを抑制でき、対象物へのダメージを軽減できるという特徴も持っています。

グリーンレーザーは、1064 nmの波長をもつ半導体レーザーやファイバーレーザーの励起光からSHGSecond harmonic generation第二高調波発生)などの波長変換素子を使って、半分の波長(532 nm)を発生します。この原理から、出力光には励起光がいくらか含まれています。しかし、高精度加工に使用されるグリーンレーザーには、波長の唯一性が求めれるため、励起光成分は十分に抑制されている必要があり、励起光抑圧比として評価されます。

対象モデルは、532 nm1064 nmを高分解能かつ広いダイナミックレンジで同時に測定できるので、グリーンレーザーの励起光抑圧比の高精度測定が簡単に行えます。レーザーマーキング装置やレーザー加工装置メーカーの開発部門や部品の受入検査部門、または装置メーカーに納入しているレーザーメーカーの開発や製造部門などでの光源の評価に有用です。

 

半導体励起固体レーザー

半導体励起固体レーザー

半導体励起固体レーザーの光スペクトルイメージ

半導体励起固体レーザーの光スペクトルイメージ

関連製品とソリューション

光スペクトラムアナライザ AQ6373

短波長 可視光対応 350~1200 nm 光スペクトラムアナライザ AQ6373 :横河電機の光通信用測定器

光スペクトラムアナライザ AQ6373B

可視光

可視光領域の測定に最適化された高性能モデル

  • 波長範囲:350~1200nm
  • 波長確度:±0.05nm
  • 波長分解能設定:0.01~10nm
  • レベル範囲:+20~-80dBm
  • ダイナミックレンジ:60dB
    (ピーク±0.5nm)

光スペクトラムアナライザ AQ6373E

可視光

可視光領域の測定に最適化された高性能モデル

  • 波長範囲:350~1200nm
  • 波長確度:±0.05nm
  • 波長分解能設定:0.01~10nm *
  • レベル範囲:+20~-80dBm
  • ダイナミックレンジ:60dB(ピーク±0.5nm)*
    *モデルにより異なります

光スペクトラムアナライザ AQ6374

可視光&光通信

可視光から通信波長をカバーする広帯域モデル

  • 波長範囲:350~1750nm
  • 波長確度:±0.05nm
  • 波長分解能設定:0.05~10nm
  • レベル範囲:+20~-80dBm
  • ダイナミックレンジ:60dB
    (ピーク±1.0nm)

光スペクトラムアナライザ AQ6374E

可視光&光通信

可視光から通信波長をカバーする広帯域モデル

  • 波長範囲:350~1750nm
  • 波長確度:±0.05nm
  • 波長分解能設定:0.05~10nm
  • レベル範囲:+20~-80dBm
  • ダイナミックレンジ:60dB
    (ピーク±1.0nm)

光スペクトラムアナライザ

YOKOGAWAの光スペクトラムアナライザは、高速で高性能な分散分光方式の光スペクトラムアナライザです。
可視から中赤外(350nm~5500nm)までの波長帯域をカバーする8種類の製品ラインアップを揃え、光ファイバー通信、バイオメディカル、環境計測など幅広いアプリケーションの光スペクトル測定ニーズにお応えします。

光測定器

光ファイバー通信に使用される光部品や光伝送器の開発や生産では性能や品質を確認する光スペクトラムアナライザ、光ファイバーの敷設現場では光ファイバーケーブルの断線などの障害がないことを確認するOTDR(Optical Time Domain Reflectometer)が欠かせません。光通信の業界で、最先端の計測技術を活かして、ソリューション提供いたします。

Precision Making

トップ