スマートグラスは、メガネのように装着できるウェアラブル端末で、映像や音楽、その他のディジタル情報をハンズフリーで楽しむことができます。
近年、小型化のためにレーザー光源を使用した網膜直接描写方式のスマートグラスの研究開発が進んでいます。これらのスマートグラスでは、光の3原色である赤(波長: 638nm)、緑(波長: 520nm)、青(波長: 450nm)の各レーザーを結合したRGBレーザーを使用しています。鮮やかな画像描画を実現するためには、このRGBレーザーのスペクトル測定が必要であり、主波長の測定と管理が重要です。
横河計測の光スペクトラムアナライザは、その高い光学測定特性により、レーザースペクトルの主波長およびスペクトル幅を正確に測定することが可能です。また、標準搭載の大口径ファイバーモードを使用することで、最大800μmのコア径の光ファイバーを用いて、低雑音な光スペクトル測定を行うことができます。
さらに、横河計測の光スペクトラムアナライザにはさまざまな光スペクトル解析機能が搭載されており、JIS Z 8701に準拠した色度解析機能を使用すれば、主波長や色度座標(x, y, z)、色温度を簡単に評価できます。
横河計測の光スペクトラムアナライザには、アライメント機能や波長校正機能が搭載されています。これらの機能を使用すれば、光学アライメントおよび波長誤差を適切に補正し、高い光学性能を長期間にわたって維持できます。
Greenレーザーのスペクトル測定例
RGBレーザーの色度解析例
RGBレーザーの測定例(使用機種: AQ6373E-20)
可視光領域の測定に最適化された高性能モデル
可視光から通信波長をカバーする広帯域モデル