パルスオキシメータは、採血せずに血液中の酸素飽和度を測定する医療用計測機器です。血中のHbO2(酸化ヘモグロビン)とHb(還元ヘモグロビン)の吸光特性の違いを利用して酸素飽和量を測定します。この測定には波長 665nmと880 nmの2種類のLEDを使用されます。酸化・還元ヘモグロビンの吸光特性は波長により大きく変化するため、酸素飽和量の正確な測定には、±0.5nm程度の高い波長確度がLEDに求められます。
対象モデルの測定波長範囲と高い波長確度は、パルスオキシメータ用LEDの測定に適しています。
Source: Konica Minolta website |
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レーザー治療機器には、治療対象によって異なる波長のレーザーが使用されます。レーザーには、対象以外の部位へ影響を及ぼさないように、波長の単一性が求められます。
発光デバイス |
波長 |
用途 |
---|---|---|
Nd:YAG |
1064nm |
入れ墨、ケロイド、にきび、シワなど |
半導体レーザー |
800nm |
脱毛、外科手術、アレルギー性鼻炎 |
アレキサンドライトレーザー |
755nm |
しみ、あざ、脱毛 |
ルビーレーザー |
694nm |
しみ、あざ、ほくろ |
色素(ダイ)レーザー |
585nm |
赤あざ、血管性疾患治療 |
Nd:YAG (SHG) レーザー |
532nm |
しみ、ソバカス、赤あざ |
半導体レーザー |
532nm |
毛細血管拡張症治療、花粉症 |
可視光領域の測定に最適化された高性能モデル
可視光領域の測定に最適化された高性能モデル
可視光から通信波長をカバーする広帯域モデル
可視光から通信波長をカバーする広帯域モデル
YOKOGAWAの光スペクトラムアナライザは、高速で高性能な分散分光方式の光スペクトラムアナライザです。
可視から中赤外(350nm~5500nm)までの波長帯域をカバーする8種類の製品ラインアップを揃え、光ファイバー通信、バイオメディカル、環境計測など幅広いアプリケーションの光スペクトル測定ニーズにお応えします。
光ファイバー通信に使用される光部品や光伝送器の開発や生産では性能や品質を確認する光スペクトラムアナライザ、光ファイバーの敷設現場では光ファイバーケーブルの断線などの障害がないことを確認するOTDR(Optical Time Domain Reflectometer)が欠かせません。光通信の業界で、最先端の計測技術を活かして、ソリューション提供いたします。