生産試験向け 光スペクトラムアナライザ「AQ6361」を発売

2025年2月17日

横河計測株式会社

横河計測 生産試験向け 光スペクトラムアナライザ「AQ6361」を発売

 

横河計測株式会社 (本社:東京都八王子市 社長:鈴木 俊之)は、光スペクトラムアナライザ「AQ6361」を2月28日から販売を開始しますのでお知らせします。本製品はAIデータセンターで需要が急増しているレーザーダイオード、光トランシーバ、光増幅器などの生産試験の需要に応え開発されました。「AQ6361」は、ベストセラーモデルである「AQ6370E」の最大20倍の高速測定と本体サイズを半分以下に抑えスペース効率を実現し、かつ高い光学性能の価値を提供します。当社は本製品を、国際展示会であるAsia Photonics Expo(シンガポール、2月26日~28日)に出品します。  

 

光スペクトラムアナライザ「AQ6361」

開発の背景
AIの普及は、情報通信に大きな変革をもたらしAIデータセンターの新設に伴い大量のデータを高速処理する光デバイスや光モジュールの需要が急増しています。 これらの生産評価には、高性能な光スペクトラムアナライザが不可欠ですがタクトタイム向上とスペース効率などの生産効率改善が求められています。「AQ6361」は、生産部門の高速測定と小型化のニーズを捉えるべく開発されました。

製品の特長
光スペクトラムアナライザ「AQ6361」は、従来機種に比べ20倍の高速測定と1/2の本体サイズを実現、当社光スペクトラムアナライザの優れた光学測定性能と測定信頼性と共に生産関連のお客様に新たな価値をご提供します。

1. 従来機種比で最大20倍の高速測定が可能
「AQ6361」は、ベストセラーモデルである「AQ6370E」と比較して最大20倍の高速な測定が可能です。お客様の光デバイスの生産試験時間を大幅に短縮し、生産効率を向上します。

2. 従来機種比で半分以下の小型化を実現 
「AQ6361」は「AQ6370E」の半分以下の本体サイズです。複雑化する最新光モジュールの生産では測定器のスペースファクタが重要となっており、またレーザーダイオード検査システムへの搭載にも適しています。

3. 高い光学性能
「AQ6361」は、0.03nmの波長分解能と、1200~1700nmの波長範囲という高い光学性能を有しています。また、73dBの高い迷光抑圧比により、高ダイナミックレンジの測定を実現します。これにより、さまざまな光デバイスの特性試験に適応可能です。

【 主な市場 】
•   光デバイスや光モジュール、シリコンフォトニクスデバイスを製造する光通信部品メーカおよび光通信装置メーカ
•   レーザーダイオード検査システムメーカ

 

【 用 途 】
•   半導体レーザー、光トランシーバ、光アンプ等の光部品の製造における特性試験および製品評価

 

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光スペクトラムアナライザ AQ6361

光通信

光部品や光デバイス生産の試験・検査に最適な生産向けモデル

  • 波長範囲:1200~1700 nm
  • 波長確度:±0.02 nm
  • 波長分解能設定:0.03~2 nm
  • レベル範囲:+20~-80 dBm
  • ダイナミックレンジ:65 dB(±1.0 nm)

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