3CH電圧入力と4CH電流入力により多様な相線測定が可能。使用しない電流CHは、リーク電流や別の負荷電流測定に使用できます。
電圧/電流/電力(有効、無効、皮相)/力率/位相角/周波数/進相コンデンサ値/DC電圧信号2CH各々の瞬時、平均、最大、最小。
有効電力量、無効電力量、皮相電力量、各々の消費と回生。最大デマンドの発生時刻、現在デマンド値、予想デマンド値。
1/2/5/10/15/20/30秒、1/2/5/10/15/20/30分、1時間、2時間
手動、日時設定、時間帯設定
インターバル |
電力記録 |
+高調波 |
1秒 |
13日 |
3日 |
1分 |
1年以上 |
3ヶ月 |
30分 |
10年以上 |
7年以上 |
1画面に表示した複数の測定値は、項目の選択や表示位置の変更が可能
拡大表示は電力測定項目をそれぞれ選択して4分割と8分割表示が可能
測定記録をしながら電圧/電流/電力/力率/位相角/周波数/進相コンデンサ値、DC電圧信号のトレンド表示。
有効電力量、皮相電力量、無効電力量の消費と回生を表示
デマンドは、定めた期間(通常30分間)ごとの平均電力です。最大デマンド値が契約電力内にあることが求められます。本機では、目標最大デマンド値を設定して負荷率の表示やグラフ表示、予想値も演算しながら目標値超過見込み時にアラームを発することができますので、計画的な電力消費の確認や運用に便利です。
記録したデータをPCソフトウェア(CW500Viewer、標準付属)でワンクリック表示します。
電圧、電流、電力、力率の平均、最大、最小の演算値のトレンド解析に加えて換算値(電力料金、石油、CO2)をレポート形式に自動作成します。
レポート形式では、日中と夜間の時間設定や、平日と休日の曜日を設定することでそれぞれの集計値を示すことができます。
24µsの高速サンプリングと半周期ごとにオーバーラップして検波する実効値演算により電源異常を捕捉します。その種類別に発生時刻と正常復帰時刻および波形データの記録ができます。
グラフ表示
リスト表示
電圧/電流/CHごとあるいは全入力波形を切替表示します。波形(縦方向)と時間軸(横方向)は固定の倍率で拡大が可能です。
縦方向: 0.1、0.5、1、2、5、10倍
横方向:1、2、5、10倍
1分電圧フリッカ(Pst, 1min)、短期フリッカ(Pst)、長期フリッカ(Plt)をリスト表示やグラフ表示します。
スタートナビ機能と電流クランププローブ自動識別機能
被測定回路に合わせた結線や各種設定をスタートナビ機能でガイダンス。画面表示に沿った作業で設定ミスを防止します。また、別売の電流クランププローブを接続すると機種に合わせた電流レンジ(最大)を設定します。
START/STOPキーを押し、かんたんナビゲーションを選択します。記録項目の選択画面が表示されます。
結線方法を選択後、結線図に従い電圧プローブと電流クランププローブを本体と被測定回路に接続します。
接続状態を判定します。自己診断後、電流クランププローブを自動識別して最大レンジが設定されます。NGの詳細は項目ごとにENTERキーで確認ができます。
SDカードに記録可能な時間を確認しながら、インターバル時間と記録の開始と終了方法を設定します。
電源供給アダプタ(別売)を使用して、測定ラインから本体への電源供給が可能です。
(但し240V以下)
当社独自の技術により、隣接電線でも磁界影響量30ppmを実現(100Aにて)。三相4線の測定例。
96060はCH4を使用してニュートラル線を測定。
単相2線の場合、最大4系統まで。
単相3線、三相3線なら最大2系統まで。
CW500は高調波の連続測定のほか、過渡的な電圧変動などの電源異常の発生時には発生/終了の時刻の波形データを記録します。
同時に電力データやN相の漏れ電流も記録。加えて、アナログ入力2CHに周辺装置の稼働信号を取り込めば生産設備の測定データと周辺装置の稼働状態を同期して確認することも可能です。
照明設備をLED照明に置き換えする省エネ効果確認をすることができます。導入前の測定と導入後の測定をして、比較をすることで効果を確認提示することができます。
液体製品の生産工程内に多数設置しているポンプをインバータ化。省エネ効果の測定確認には、導入前後のデータが必要です。被測定対象が多い場合も、PCソフトウェアで管理している設定データを使用して効率的な作業が実施できます。更にインバータ導入による電源の健全性の確認が可能なので安心です。
目的:定期的に印刷機が故障する原因調査
電源ラインに発生する高調波が原因?
測定:CW500の使用メリット
結果:高調波第5次、第7次に高調波発生を確認
さらに…高調波が工場内の負荷で発生していることも判明!特に第5次高調波は、力率改善コンデンサの直列リアクト ルを焼損させるなどの影響をもたらす
CW500は、力率の測定値から進相コンデンサ容量の目標として設定した力率になるための進相コンデンサ容量を表示、記録。
進相コンデンサの導入検討に役立ちます。受電契約者は、力率が向上することで消費電流が減少し、配電設備に余裕ができ、負荷設備全体の効率化が図れます。
記載内容は2024年10月1日現在のものです。また、お断りなく変更することがありますのでご了承ください。
価格には別途消費税が加算されます。
CW500は、電流クランプを使用する現場型の電力計として、消費電力測定と、電源品質の測定機能を併せ持ちます。
測定対象に応じた結線や多様な測定と記録の設定はナビゲーション画面で強力にサポート。
測定時には表示画面を測定値一覧、ベクトル図、波形やトレンドグラフに切り替えるダイレクトキーが現場での確認作業を容易にします。