敷設や保守作業では、OTDR波形付きの作業報告書が求められることがあります。YOKOGAWAのOTDRのレポート作成機能は、測定データからレポート形式のPDFファイル(A4サイズ)を作成することができ、そのまま作業報告書としてご活用いただけます。1回の操作で複数のレポートを作成するバッチ処理にも対応しています。
レポートに出力される情報には、測定情報、測定データ(OTDR波形、波形のオーバービュー、ファイバーの端面画像、等)、解析結果(測定結果、マーカー情報、イベント検出条件、Pass/Fail判定条件、イベントリスト、等)があり、必要に応じて選択して、フォーマットを作成することができます。
また、測定情報には変更できない情報(測定モデル名、シリアル番号、ファームウェア番号、測定日時)と、任意に変更できる情報(ラベル、会社名、氏名、ケーブルID、ファイバーID、ファイバタイプ、ケーブルコード、開始位置、終了位置、工事進捗表示、等)の項目があり、変更できる情報は事前に登録しておくことで、何度でも呼び出して使用することができます。
Windows PC用フリーソフトのAQ7933を使用すると、PC上でさらに詳細なレポートを作成することができます。
YOKOGAWAのAQ7280 OTDRは、コアネットワークからFTTHまで幅広い光ネットワークに対応し、敷設や保守作業を行う現場の技術者が必要とする試験・計測の多様なニーズを満たします。
AQ1210 シリーズMFT-OTDRは、アクセス系FTTA、FTTHからメトロネットワークまで幅広い光ネットワークに対応し、敷設や保守作業を行う現場の技術者が必要とする試験・計測の多様なニーズを満たします。
OTDR(Optical Time Domain Reflectometer)は、光通信ネットワーク内で、ファイバーリンクに沿ってイベントまたは障害を特定するために使用される精密機器です。小型・軽量ハンドヘルド型のAQ1210と充実した波長ラインアップのAQ7280をご用意しています。
光ファイバー通信に使用される光部品や光伝送器の開発や生産では性能や品質を確認する光スペクトラムアナライザ、光ファイバーの敷設現場では光ファイバーケーブルの断線などの障害がないことを確認するOTDR(Optical Time Domain Reflectometer)が欠かせません。光通信の業界で、最先端の計測技術を活かして、ソリューション提供いたします。