光スペクトラムアナライザ AQ6370D (販売終了)

お知らせ: この製品は 2023年12月1日に販売を終了しました。 以下の代替製品をご覧ください。

AQ6370Dは通信分野に代表される波長帯域(600~1700nm)に最適化したベンチトップ型の光スペクトラムアナライザです。
世界最高クラスの光学性能と高速測定、機能により研究開発から製造まで幅広くご使用いただけます。データロギングや拡張マーカ機能など新たな機能を搭載しています。

  • 波長範囲:600~1700nm
  • 波長確度:±0.01nm
  • 波長分解能:0.02nm
  • ダイナミックレンジ:78dB typ.
  • レベルレンジ:+20~-90dBm
  • 100nmの波長幅を0.2秒で高速測定
  • シングルモードからマルチモードファイバまで適応
LCA

従来機種と比べて、エネルギー、CO2、NOx、SOxを約17%削減
ライフサイクルアセスメント結果

 
 

光スペクトラムアナライザAQ6370Dのご紹介【横河計測株式会社】

通信分野に代表される波長帯域(600~1700nm)に最適化したベンチトップ型の光スペクトラムアナライザ AQ6370Dをビデオでご紹介します。 AQ6370D製品ページ:https://tmi.yokogawa.com/jp/solutions/products/optical-measuring-instruments/optical-spectrum-analyzer/aq6370d-optical-spectrum-analyzer/?utm_source=youtube&utm_campaign=aq6370d_001 メールマガジン【測友】のご案内:https://tmi.yokogawa.com/jp/support/sokutomo/?utm_source=youtube&utm_campaign=aq6370d_001_sktm #Yokogawa #光測定 #光スペクトル #横河 #測定 #計測 #OSA #光ファイバー #光スペアナ

世界最高クラスの光学性能をさらに向上

標準と高性能の2モデル

高い測定性能を誇る標準モデルのほか、より高い波長確度とダイナミックレンジを実現した高性能モデルをラインアップしました。

クラス最高の波長分解能 0.02nm

コンパクトながら高性能なモノクロメータを搭載。高い分解能により近接した信号も分離して正確に測定します。

高波長確度 ±0.01nm

  • 高性能モデル:±0.01nm(Cバンド)
  • 標準モデル:±0.02nm(C+Lバンド)

波長範囲

標準(-12)

高性能(-22)

1520~1580 nm
1580~1620 nm
1450~1520nm
全波長範囲

± 0.02 nm
± 0.02 nm
± 0.04 nm
± 0.10 nm

± 0.01 nm
± 0.02 nm
± 0.04 nm
± 0.10 nm

広ダイナミックレンジ 78dB typ.

ピーク波長近傍の迷光を低減し、高ダイナミックレンジを実現しました。

 

標準(-12)

高性能(-22)

ピーク波長±1.0nm
ピーク波長±0.4nm
ピーク波長±0.2nm

73 dB
62 dB
45 dB

73 dB(Typ. 78 dB)
64 dB(Typ. 70 dB)
50 dB(Typ. 55 dB)

*波長分解能 0.05nmにて

ダイナミックレンジの例

ダイナミックレンジの例
ピーク波長±1.0nm、分解能設定 0.05 nm、高ダイナミックモード: ON、高性能モデル

さらにシャープなフィルターエッジを実現

高性能モデルではピーク波長±0.2nm以内のスペクトル形状がよりシャープになり、ダイナミックレンジが向上しました。

 

標準(-12)

高性能(-22)

ピーク波長±0.2nm
ピーク波長±0.1nm

55 dB
37 dB

58 dB(Typ. 60 dB)
45 dB(Typ. 50 dB)

* 波長分解能 0.02nmにて

ピーク近傍スペクトラムの例

ピーク近傍スペクトラムの例

迷光抑圧比 80dB typ.

高ダイナミックモードを使用しない場合の迷光抑圧能力を新たに規定。高い迷光抑圧比で測定時間の短縮に貢献します。

標準(-12)

高性能(-22)

73dB

76dB(Typ.80dB)

* 波長分解能 0.1nmにて

迷光抑圧比の例

迷光抑圧比の例
高ダイナミックモード: OFF、分解能設定 0.1 nm、高性能モデル

広レベルレンジ +20dBm~-90dBm

光アンプおよびラマンアンプ用のポンプレーザーなどの高パワーの光信号から微弱な光信号まで短時間で正確に測定します。測定感度は、測定アプリケーションや測定スピードなどの条件に応じて、7段階の中から、適切な設定を選択いただけます。

1000nm~1300nmのレベル感度が -85dBmに向上

スムージング機能

測定スペクトラムに重畳するノイズ成分を軽減するスムージング機能を搭載しています。

  • 高ダイナミックモード
    強い光信号により引き起こされるモノクロメータ内の迷光の影響を軽減、より高いダイナミックレンジが得られます。

フリースペース構造の光入力部

  • シングルモードおよびマルチモードファイバーに対応。マルチモードファイバーでも挿入損失が少なく、信号レベル低下による測定速度の低下を抑えます。
  • 光コネクタ接続再現性に優れ、安定した測定を実現。内部ファイバーとの接触によるファイバー接続面破損の心配もありません。

APCレベル補正機能

アングルタイプの光コネクタ使用時の挿入損失を補正する機能を搭載しています。

光入力部

優れた測定スループット

100nmの波長幅を0.2秒で高速測定

先進のモノクロメータ技術や高速な電気回路、独自のノイズ低減技術により、高速スペクトル測定を実現。DWDM信号などの急峻な立ち上がりのあるスペクトラムや微弱信号などの測定で威力を発揮します。

高速リモートインタフェース搭載(Ethernet、GP-IB)

より広帯域を高分解能で一括測定

50,001のデータポイント数により、高い分解能を保ったまま、より広い波長範囲を一括測定でき、測定をより高精度化・効率化します。

抜群の操作性

トレース・ズーミング(波形拡大・縮小機能)

  • 測定した波形の波長軸の表示条件(表示波長範囲や中心波長など)をマウスのクリック&ドラッグで任意に設定
  • 見たい範囲を瞬時に拡大、表示位置シフトもマウスで自由自在

マウス&キーボード操作

  • 直感的なパネルキー配置とメニュー構造を継承
  • USBマウスでさらに簡単操作
  • ラベルやファイル名はUSBキーボードで入力可能

容易な測定データ管理

USBストレージ

大容量のUSBメモリやハードディスクにも対応。

512MB以上の内蔵メモリ

20,000以上の測定データを保存可能。

全トレース一括保存・再生機能搭載

全トレースの保存と再生が1ファイルで行なえます。

USBストレージ

新機能

データロギング機能

WDM信号の解析結果(各チャネルのピークレベル/波長/OSNR)やDFB-LD解析の結果をチャネルあたり最大10,000ポイント保存します。記録したデータは表とグラフで表示します。本機能は長期安定性試験や温度サイクル試験に使用できます。また、測定した全てのスペクトラムデータを保存していますので、不具合発生時のスペクトラム確認も可能となり、トラブルシューティングに活用できます。

自動測定システム

拡張マーカ機能

スペクトラム波形上のマーカ点のパワー密度と積分値を算出します。本機能により、無変調光/変調光に関わらず、OSNRが簡単に求められます。

自動測定システム

ゲート・サンプリング機能

伝送システムの周回実験に使用します。AQ6370Dは外部ゲート信号を用いて特定ループの信号を測定します。従来の外部トリガ信号やサンプルイネーブル信号による測定より、高速で測定が可能となります。

分解能校正機能

外部光源を使用し透過雑音帯域幅を校正する機能です。ASEやSC光源などの広帯域なスペクトラムのパワー密度をより正確に測定できます。

豊富な解析機能

7つの独立トレース

複数スペクトラムの同時表示、差分演算などのトレース間演算機能、最大・最小値記憶(Max/Min hold)などを装備。

15種類のデータ解析機能搭載

代表的な解析機能を標準搭載しています。

  • スペクトル幅解析
  • WDM(OSNR)解析
  • WDM-NF(EDFA)解析
  • DFB-LD解析
  • FP-LD解析
  • LED解析
  • SMSR解析
  • 光パワー解析
  • 各種フィルタ解析など

プログラム機能を使用して、複数の解析を自動的に実行することができます。

自動測定システムの構築サポート

プログラム機能

  • 外部コントローラを使用せず、小規模な測定システム構築できます。
  • 実際のキー操作やパラメータを設定する感覚で簡単に実行プログラムを作成できます。

高速リモートインタフェース

外部コントローラによる自動テストシステム構築をサポートします。

  • 高速な測定、コマンドレスポンスとデータ転送能力により、自動テストシステムの試験時間短縮に大きく寄与します。
  • SCPI互換コマンド(標準)
  • AQ6317シリーズコマンドにも対応
  • LabVIEW®ドライバの提供

自動測定システム

高性能を維持する機能搭載

周囲環境の変化や移動時受ける振動や衝撃は光学系に少なからず悪影響を与え性能劣化の原因となります。 AQ6370Dには、短時間で光軸ずれや波長ずれを補正して高い光学性能を維持する機能が搭載されています。

内蔵波長基準光源

AQ6370Dは、内蔵の波長基準光源(オプション)あるいは外部光源により、アライメントおよび波長校正が行えます。

波長校正機能

内蔵波長基準光源や外部光源を用いて波長校正を行い波長ずれを自動補正します。

アライメント機能

内蔵波長基準光源(オプション)あるいは外部光源を使用して、移動時などの振動や衝撃による光軸ずれを自動補正します。

AQ6370Dは、光コンポーネントや光伝送装置の研究開発から製造のほか、様々な分野に応用することができます。

代表的なアプリケーション例

  • 光アクティブデバイス
    (半導体レーザ、可変波長光源、ファイバレーザ、光アンプ、光トランシーバ)
  • 光パッシブデバイス
    (フィルタ、FBG、AWG、WSS/ROADM、光ファイバ)
  • 光通信伝送装置
    (DWDM、CWDM)
  • その他光応用機器の開発支援

DWDM信号のOSNR測定例

DWDM信号のOSNR測定例

WDMシステムの伝送光信号の光スペクトラムを測定し、
WDM(OSNR)解析にて、チャネルごとの波長、
光レベル、チャネル間隔、SN比が求められます。


DWDM用光アンプ(EDFA)の測定例

DWDM用光アンプ(EFFA)の測定例

光アンプへの入力光と出力光のスペクトラムをそれぞれ測定し、
WDM-NF(EDFA)解析にて、チャネルごとの波長、
アンプゲインとNF(雑音指数)が求められます。

コネクタアダプタ AQ9447

仕様コード 記 事
-FC FC タイプ
-SC SC タイプ

コネクタアダプタ AQ9441

仕様コード 記 事
-FC FC タイプ
-SC SC タイプ

NA変換ファイバー

比較的大きなNAを持つGI50またはGI62.5 光ファイバーに NA変換ファイバーを接続することで、光レベル測定の安定性 を向上させることができます。

ラックマウント用キット 751535-E5

EIA単装用、/PD2オプション付モデル
販売単位:1
価格 ¥15,000 (税抜)

製品紹介

    概要:

    光スペクトラムアナライザAQ6380は、次世代光ネットワークに使用される光トランシーバやコンポーネントの研究開発に必要な測定性能を備えた光スペクトラムアナライザです。
    業界最高の波長分解能を実現するだけでなく、高速測定とタッチパネル、APP機能の搭載により測定効率を大幅に向上させます。

    概要:

    通信分野に代表される波長帯域(600~1700nm)に最適化したベンチトップ型の光スペクトラムアナライザAQ6370Dをビデオでご紹介します。

使い方

    概要:

    This video demonstrates side mode suppression ratio (SMSR) analysis using an AQ6370E OSA and explains how to adjust the signal span to capture side modes and execute SMSR analysis to detect and locate the closest peaks from a 1310 nanometer laser via a connected light source module. SMSR analysis allows engineers to quickly identify and quantify the differences between the main peak and any side peaks in terms of nanometers and power which helps ensure the quality and accuracy of a laser's output. Manufacturers want to see a single, clean peak in a laser's output without side modes or additional peaks, to indicate a laser is performing as expected.

お気軽にお問い合わせ・ご相談ください。


お問い合わせ

Precision Making

トップ