スコープコーダは、ディジタルオシロスコープの使い勝手と多チャネルデータ収集するデータレコーダを融合した統合型計測器です。
スコープコーダ一台で、低電圧から1000Vまでの絶縁アナログ信号、ディジタル信号、エンコーダ信号、車載ネットワークのCAN/ CAN FD/ LIN/ SENT通信信号、ひずみや温度などNVH信号を同時にデータ収録し、オシロスコープ感覚で操作、データ表示、分析ができます。
オシロスコープと異なり、1000Vまで入力可能な電圧入力は絶縁されており、安全かつ簡単接続により、インバータの高速スイッチング波形などを正確に測定できます。
20種類もの様々な入力モジュールが用意されており、お客様の測定ニーズに応じて柔軟にシステムを構成、拡張できます。
様々な環境下で各種信号を確実に測定できる高い信頼性を持つ波形測定器です。高速波形に適したオシロスコープの機能と多チャネル長時間測定に適したデータロガーの機能を兼ね備えており、幅広い用途にお使いいただけます。DL850Eでは、PC連携を強化し、連続データ記録を実現し、さらに広範囲なアプリケーションの対応が可能です。
本体に8枚のプラグインモジュールを実装することが可能です。入力絶縁、高速・高精度の各種電圧入力やシグナルコンディショナを内蔵し、各種センサを直接接続可能なプラグインモジュールを多数ご用意しております。
※組み合わせ条件については、Plug-in modules specifications スコープコーダシリーズ DL850E/ DL850EV/ DL350/ SL1000を参照ください。
*1:/G3オプションまたは/G5オプションが必要 |
測定要求 |
スコープコーダのソリューション |
厳しいノイズ環境でも、電源やインバータの高速スイッチング波形を正確に測定したい |
高速・絶縁・高分解能モジュールとモジュール内シールドによる強力なノイズ対策 |
アナログ入力、ロジック入力、加速度(振動)、ひずみ(圧力、荷重)、周波数(回転数、パルス 積算)、温度など多種類の信号を同時に測定したい |
シグナルコンディショナを内蔵した多彩な20種類のモジュールを用意 |
耐久試験や連続試験のデータ測定をシンプルなシステム構成で実現したい |
DL850E/DL850EV の内蔵/外付けHDDに最大200日分のデータ記録が可能。またPCと連携して連続計測収集を実現 |
トラブルシューティングの際の異常現象の確認と原因解析の時間を短縮したい |
多彩なトリガ検出機能やデュアルキャプチャ機能およびヒストリメモリによる異常現象波形と高速波形描画、データ検索機能 で解析の効率アップをサポート |
各種電力パラメータと高調波成分の変化をリアルタイムで確認したい |
強化された電力演算機能(/G5オプション)により、最大126種類の電力パラメータと高調波解析のリアルタイム演算を サイクル毎に実行可能 |
離れた地点での複数台の同期測定を行い、同一時間の挙動を解析したい |
GPS機能(/C30オプション)またはIRIG入力(/20オプション)により、複数台のDL850E/DL850EVの時計を絶対時 刻に補正し測定が可能 |
DL850Eのフロントパネル
日本語シート |
独立した縦横軸専用ノブ |
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パネルにわかりやすい日本語のシートを付けられます。 |
独立したロータリノブの採用により、縦軸横軸のスケール設定と変更を直感的に操作できます。 |
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高精細ディスプレイ |
トリガーキー |
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10.4型 XGA LCD |
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ジョグシャトル |
解析キー |
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電力演算機能(/G5オプション)の専用メニューをワンタッチで表示できます。 |
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カーソルキー |
ズームキー |
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画面に大きく表示されるポップアップウィンドウと4方向移動キーにより、パラメータの多い設定や、チャネル間を比較しながらの設定が簡単です。 |
2ケ所独立かつ同時にズーム表示できます。 |
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一括SAVEキー |
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保存するデータやイメージをあらかじめ選択しておくことで、ワンプッシュで一括保存ができます。 |
|||
ALL CHキー |
|||
多種多様なチャネル設定をシート形式で一覧表示、設定ができます。 |
最大100MS/sの高速サンプリングが可能です。また、標準で250Mポイント、オプションで最大2Gポイントの大容量メモリーを搭載でき、高速サンプリングによる、多チャネルで長時間の同時記録が可能です。
高速サンプリングで |
大容量メモリーで |
大容量メモリーで |
記録時間(/M2 オプション指定時)
サンプルレート |
1ch使用時 |
16ch使用時 |
32ch使用時*² |
---|---|---|---|
100MS/s |
20秒 |
1秒 |
- |
10MS/s |
3分20秒 |
10秒 |
- |
1MS/s |
30分 |
1分40秒 |
50秒 |
100kS/s |
5時間 |
10分 |
5分 |
10kS/s |
50時間 |
2時間30分 |
1時間20分 |
1kS/s |
20日 |
20時間 |
10時間 |
100S/s |
200日*¹ |
10日 |
5日 |
*1: 記録可能な時間は、最長200日です。
*2: 720254モジュール使用時
メモリーが長くても、波形表示に時間がかかっては効率が上がりません。また、膨大な記録データの中から、観たい波形をズーム表示するのに、1か所しかズームできないのでは生産性が悪いものです。
DL850E/DL850EVでは、独自のデータ処理アルゴリズムを用いた高速データ処理システムGiGAZoom ENGINE 2の採用により、最大2Gポイントのメモリーデータと2か所のズーム波形を瞬時に表示します。ズーム波形の中をさらにズーム表示(ズーム・イン・ズーム)して並べて表示可能なので、詳細な解析にとても重宝します。
波形のサーチ
波形のサーチ機能を使い、設定した条件に一致する箇所を検索できます。
検索タイプ:エッジ、イベント、ロジックパターン、時刻
オートスクロール
ズーム位置を指定した方向に自動的に移動(オートスクロール)し、任意の位置で止めることができます。観たい波形を探してノブを回す手間を省くことができます。
DL850E 高速2か所ズーム
耐久試験などでは長時間のトレンドを把握するために、低速サンプリングによりデータ収集を行います。しかし突発的に発生する高速な過渡現象は、高速サンプリングで測定する必要があります。“デュアルキャプチャ”では、2つの独立したサンプリングを同時に実行することが可能です。
DL850E デュアルキャプチャ機能
下図は、デュアルキャプチャ機能を使った、低速サンプリングによる連続測定とトリガ計測による高速サンプリング測定の例です。
DL850E デュアルキャプチャ機能の測定例
一般的に、オシロスコープはトリガーがかかった最新の画面を表示するため、過去の波形データは失われます。DL850Eでは、ユーザーの設定無しに自動的に、過去に取り込んだ波形を最大5000個、アクイジションメモリーに保持できます。
過去に取り込んだ波形(ヒストリ波形)のうち、指定した1波形を画面に表示したり、全ての波形を一括して表示したりできます。また、ヒストリ波形に対してズームやカーソル測定、パラメータ測定やFFT、演算や統計処理などができます。
DL850E ヒストリ機能
ヒストリ波形のレコード番号とタイムスタンプをリストで一覧表示できます。
ハイライトしたヒストリ波形を表示するので、波形を確認しながら、異常波形発生時刻を確認できます。
DL850E ヒストリ波形のリスト表示例
異常波形だけを取り出したいときには、条件を設定して検索することができます。画面内に四角いゾーンを作成し、ゾーンを通るか通らないかで抽出できます。また、振幅などのパラメータで抽出することもできます。
測定時にヒストリ機能を意識する必要はありません。測定後にいつでも呼び出すことができます。呼び出した波形でズームやパラメータ測定もできます。
DL850E ヒストリ波形のゾーンサーチ検索例
測定時にヒストリ機能を意識する必要はありません。 |
DL850Eは、内蔵メモリーへの記録に加え、内蔵HDDや外部HDD(最大2TB)、PCへの長時間連続記録が可能です。
500GB内蔵ハードディスク(オプション/HD1)または外部HDDインタフェース(オプション/HD0)を搭載すると、測定データを直接ハードディスクへ記録することができます。長時間の評価試験でも100kS/s、16CH同時に10時間の計測が可能です。(*1)
*1 /HD0と/HD1は同時には搭載できません。外部HDDインタフェースの場合は、接続する機器の性能に依存します。
記録時間(/M2 オプション指定時)*³
サンプルレート |
1ch使用時 |
16ch使用時 |
32ch使用時*² |
---|---|---|---|
1MS/s |
10時間 |
- |
- |
200kS/s |
2.5日 |
- |
- |
100kS/s |
5日 |
10時間 |
- |
50kS/s |
10日 |
20時間 |
10時間 |
10kS/s |
50日 |
5日 |
2.5日 |
1kS/s |
200日*¹ |
50日 |
20日 |
*1: ハードディスク記録は、最長200日です。
*2: 720254モジュール使用時
*3: 記録時間は、メモリー量に依存します。
標準添付のアクイジションソフトウエアをPCにインストールすることで、DL850Eの測定データを、EthernetまたはUSB経由でPCのストレージに連続記録することができます。
DL850EをPCに接続すれば、搭載モジュールを自動認識します。設定ウィザードに従って設定すれば、測定開始ボタンをクリックするだけで長時間記録を開始できます。
→詳細はこちら
DL850E アクイジションソフトウェア概要
測定チャネル数と最高サンプルレート
測定チャネル数* |
最高サンプルレート |
---|---|
1 |
1MS/s |
2~3 |
500kS/s |
4~8 |
200kS/s |
9~16 |
100kS/s |
*:測定チャネル数にサブチャネルは含みません。
簡単にすぐ使える“シンプルトリガ”と、確実にとらえるために多彩な組み合わせが可能な“エンハンストトリガ”を使用できます。
グラフィカルなユーザーインタフェースでエンハンストトリガの条件設定には論理条件を示すイラストが表示されているため組み合わせを一目で確認できます。
・シンプルトリガ:
・エンハンスドトリガ:
Wave Windowトリガは、現波形直前の数サイクルの波形を元に作成したリアルタイムテンプレートと現波形を比較し、現波形があらかじめ設定したテンプレートの許容幅を外れるとトリガをかけます。
Wave Windowトリガを使用すると、典型的な電源トラブルである、瞬停、サグ、サージなどに加え、周波数変動、電圧降下なども効率よく検出できます(対応波形は40~1,000Hzまでの交流波形)。
DL850E Wave Window トリガ
トリガ発生時にあらかじめ指定した複数の動作をさせることができます。たとえば波形取得ごとにデータを保存したい時などに自動化できます。
DL850E アクションオントリガ
IRIG(/C20オプション)またはGPS(/C30オプション)の機能を利用することで、複数台またはエリアの離れた地点に設置されたスコープコーダの時刻同期によるデータ測定が可能です。
IRIGのタイムコード信号*を使って複数台のDL850Eを時刻同期できます。
*IRIGとは,Inter-Range Instrumentation Groupの略で、米国の軍用規格として誕生し、航空・宇宙関係の データレコーダで使われています。キャリア周波数が1kHz/10kHzのASK(振幅変位)変調信号で、最高 1us程度の同期精度を持ちます。 |
オプションのGPSアンテナを接続することで、DL850Eの内部時刻とサンプリングクロックをGPSのクロックに合わせて測定できます。これにより、離れた複数の地点での測定の同期計測が可能です。
お電話によるお問い合わせ
横河計測 カスタマサポートセンター
フリーダイヤル:0120-137-046
受付時間:平日 9:00-12:00、13:00-17:00
演算専用のDSP(ディジタル・シグナル・プロセッサ)を搭載し、波形捕捉中にチャネル間の演算をリアルタイムに行います。
GAUSS、SHARP、IIR、MEAN(移動平均)のディジタルフィルタのほか、係数付四則演算、微積分や高次式など37種類の演算ができます。
フィルタは、他の演算とは独立に設定できます。フィルタ後または演算結果の波形をトリガーソースに設定して、トリガーをかけることもできます。
モーター位相差(電気角)リアルタイム演算例
例えば、Electrical Angle関数を使って電流波形の基本波成分を離散フーリエ変換により求め、この基本波成分とモータ機械回転角との位相差をリアルタイムで演算し、トレンド表示します。高調波成分(ノイズ)が含まれていても正確な位相差を測定できます。
回転角度の検出装置であるレゾルバには、2つのコイルが回転子に対し90度ずれた位置に取り付けてあります。レゾルバ関数を使えば、レゾルバからのSIN信号、COS信号、励磁信号から回転角を演算、表示します。三相レゾルバに対しても同様の演算が可能です。
DL850E レゾルバの演算例(下段はズーム画面)
ディジタルフィルタでは、ローパス、ハイパス、バンドパスのフィルタが設定可能で、ノイズの除去や観たい帯域のみの信号を抽出することが可能です。
フィルタの種類:
DL850E リアルタイム演算ブロック図
有効電力、力率、積算電力、高調波など最大126種類の電力パラメータを演算し、それらのトレンド波形を表示します。測定する電圧、電流信号と、それを使って演算した電力パラメータのトレンド波形を同時にリアルタイム表示します。電力パラメータのトレンド波形でトリガをかけることも可能です。演算値は100kS/sで更新します。最高演算レートは10MS/sで、高周波信号でも正確に演算します。
高調波解析においては、実効値解析モードと電力解析モードの切り替えが可能で、次数データは波形の他にバーグラフやベクトルグラフとして表示することができます。(/G5オプションには、/G3オプションの機能も含まれます。)
6入力(3-電圧&3-電流)の波形を2系統測定し、元波形と同時に電力パラメータのトレンド表示が可能です。サイクル毎に有効電力/皮相電力/無効電力/力率/位相角/周波数などの演算を実行するため過渡状態での電力項目の詳細な評価が可能です。
DL850Eを使ったインバータ・モーターテスト例
標準で四則演算や時間シフト、FFTなどの演算が行えるので、オフセットやスキューの補正をした波形を表示できます。また、ユーザー定義演算(/G2オプション)を追加すれば、三角関数、微分・積分、ディジタルフィルタ、などの豊富な関数を組み合わせて演算ができます。
ユーザー定義演算の設定画面で、画面のボタンをクリックするだけで、自由に演算式を作ることが可能です。メジャーパラメータを係数として使用することもできます。
DL850E ユーザー定義演算の設定画面
ユーザー定義演算オプションを搭載すると、同時に2つのFFT解析ウィンドウを表示できます。
振動・衝撃テストをはじめ、異常振動に対する簡易評価を他の信号と同時に計測して解析することができます。
DL850EのFFT解析例
DL850E/DL850EVから、以下のプリンタへ出力が可能です。
DL850E 内蔵プリンタへの出力例
DL850E/DL850EVとモバイルプリンタ (注) をUSBインタフェースでダイレクト接続し、測定した波形をプリント出来ます。チャートレコーダのように、ワイドな紙幅へ高分解能で波形プリント出来ます。時間軸を拡大して、ロール紙へのロングプリントも可能です。
測定終了後、画面に表示している波形をプリント出力します。測定しながらのリアルタイムプリントには対応しません。
(注: ブラザー工業株式会社製モバイルプリンタ PJ-763/ PJ-723/ PJ-663/ PJ-623)
DL850E/DL850EV |
ブラザー工業株式会社製モバイルプリンタ 最新機種や製品については、ブラザー工業株式会社コールセンターまでお問合せください。 |
DL850E ロール紙へのロングプリント例
測定波形を.MAT形式でファイル保存可能です。MATLABから直接そのファイルを開くことが可能なので、波形データをMATLABで解析する場合に便利です。
※ MathWorks社が開発・提供している数値解析ソフトウェアです。
MATLABから計測器を直接アクセスする場合は、MathWorks社のInstrument Control Toolboxをご利用ください。詳細はこちら
Xviewer/XviewerLITE
DL850Eで測定したデータをPCで表示、解析、報告書作成が可能です。DL850Eの遠隔操作も可能です。
XviewerEYE
映像データと波形データをリンクして、再生・逆再生・コマ送り・早送りができ、波形データのカーソル位置に同期した映像が表示できます。
XWirepuller
DL850Eの遠隔操作を行います。Xviewerの計測器制御とほぼ同等機能です。
アクイジションソフトウェア
DL850Eで測定したデータをPCへ長時間連続して記録できます。
エンジン燃焼圧解析ソフトウェア
ガソリン/ガス/ディーゼルエンジンの筒内圧の波形モニタ機能で燃焼状態を確認しながら、計測データの収集指示をすることができます。
その他にも、多様なツールソフトウェア、USBドライバやLabVIEWドライバを用意してあります。
DL850E/DL850EVで測定したデータを、DIAdem*¹、FAMOS*²、DADiSP*³各解析ソフトウェアにインポートできます。詳細および各ソフトウェアについては、それぞれの供給元web site等を参照してください。
詳細はこちら
各ソフトウェア問い合わせ先: |
1台のマスター機から最大3台のスレーブ機をコントロールすることで、最大4台のDL850E/DL850EVの合計32スロットに装着したモジュールで、多チャネルの測定を実現します。
※1:720254モジュール使用時
※2:この複数台連結同期は特注品対応になります。詳細は担当営業へお問い合わせください。
項目 |
特注品仕様 |
連結機能 |
マスター機から専用信号線を介してスレーブ機を同期運転 |
使用端子 |
EXT I/Oを使用 |
コネクタ形式 |
RJ-11モジュラジャック |
最大連結台数 |
4台(マスター1台、スレーブ3台) |
トリガモード |
オート、ノーマル、シングル、オンスタート |
ユニット間トリガ |
ユニット間トリガはOR |
IRIG出力 |
トリガ出力端子からIRIG信号を出力可能 |
DL850EV スコープコーダ・ビークルエディションは、DL850E(標準モデル)をベースに、主として自動車開発・評価で必要とされる機能を強化した製品です。 CAN/CAN FDモニタモジュール(720242)、CAN&LINバスモニタモジュール(720241)さらにSENTモニタモジュール(720243)をサポートしています*ので、車載ネットワークの各プロトコルの通信データをトレンド波形としてモニタ表示できます。また、モニタしたトレンド波形でトリガーをかけることもできます。/DCオプションを指定すれば、通常のAC電源に加え、カーバッテリなどのDC電源を使ってDL850EVを駆動できます。
* 720241、720242および720243各モジュールをご使用の際、/G5オプション機能と同時使用できない場合があります。
CAN/CAN FDバスデータの物理値トレンドと、関連する実測波形を同じ画面で一度に確認できます。例えば、イグニッションスイッチのON/OFF信号とその指令に対応するCAN/CAN FDバス信号、および関連する圧力センサー等からの実測信号を同じ画面で確認し、それらの信号の相関関係を検証できます。
DL850EV 車載バスデータと物理信号の同時測定
DL850EV 実測信号と車載バスのトレンド表示例
収集するデータの指定は、ディジタルコード(Hexや数値)で指定するだけでなく、通信データ定義ファイル(CAN DBCまたはLIN LDF)から読み込むことができます。
弊社フリーソフトウェア“Symbol Editor”を使い、これらの定義ファイルから弊社独自のシンボル定義ファイル(sbl形式)に変換します。このシンボル定義ファイルをDL850EVにインポートするだけです。
Symbol Editorを使った定義ファイルのDL850EVへの読み込み
/DC DC12V電源オプションを追加すれば、本体のAC電源駆動に加え、DC12VバッテリやシガレットライターソケットからのDC電源での駆動が可能です。
DL850E /DCオプション
シガレットライターソケットを持つ市販のバッテリを使えば、電源の無い環境での長時間の利用が可能です。駆動時間はバッテリの容量によります。
DL850Eにおいて、下記の他社製機器との組み合わせ動作が確認されています。
なお、正常動作を保証するものではありませんので、あらかじめご了承ください。
メーカー |
製品名・型番 |
規格 |
容量 |
---|---|---|---|
Panasonic |
RP-SDWA16G |
SDHC |
16GB |
Panasonic |
RP-SDWA32G |
SDHC |
32GB |
東芝 |
SD-NFC08GB |
SDHC |
8GB |
東芝 |
SD-K32G |
SDHC |
32GB |
東芝 |
FlashAir SDHC W-03*1 |
SDHC |
32GB |
東芝 |
FlashAir SDHC W-04*1 |
SDHC |
32GB |
SanDisk |
SanDisk SDHCカード |
SDHC |
16GB |
SanDisk |
Ultra PLUS 16GB |
SDHC |
16GB |
SanDisk |
SanDisk SDHCカード |
SDHC |
32GB |
SanDisk |
SanDisk Extreme |
SDHC |
32GB |
SanDisk |
SanDisk Extreme PRO |
SDHC |
32GB |
■ 補足情報
メーカー |
製品名・型番 |
---|---|
ブラザー工業株式会社 |
モバイルプリンタ |
株式会社日本HP |
インクジェットプリンタ 単機能タイプ *1 |
■補足情報
*1:画面のハードコピー(モノクロ/カラー)のみ対応します。
ロングプリントには対応しません。
【検索キー】DL8, DL85, DL850, DL, WT1, WT18, WT180, WT1800, WT
この動画では、スコープコーダの最上位モデルDL850EVについてご紹介いたします。
スコープコーダは、オシロスコープとデータレコーダーの機能を兼ね備えた測定器で、瞬間的な過渡現象から長時間のデータロギングまでを1台でカバーし、エンジニアの皆さまの日々の測定業務効率の向上を強力にサポートします。
スコープコーダDL350には入力を物理値で示すリニアスケーリング機能があります。
この機能は測定値に比例し電圧値を出すようなセンサー等を使用した測定で役立ちます。
本動画は圧力伝送器を用いてリニアスケーリング機能についてご紹介いたします。