DC/DCコンバータの立ち上がり特性評価

概要

概要

ディジタル機器内部の各種デバイスは⼀般に複数の異なる電圧レベルで駆動され、複数のDC/DCコンバータを使って必要な電圧を作り出しています。近年のディジタル機器では、バッテリ持続時間とともに、電源ONから稼働までの時間の短縮化が重要な差別化ポイントの⼀つとなっています。また、電池消耗時のシャットダウン制御の測定も重要となります。

ポイント

n立ち上がり時やシャットダウン時の動作の評価

DLM50008chのアナログ入力、500Mポイントのロングメモリーを搭載、DC/DCコンバータの立ち上がり時やシャットダウン時の1次側の電圧と多種類の2次側の電圧を多チャネルで同時に長時間測定すること可能です。

n基板の温度やひずみの同時測定

電子部品の動作に、基板の温度やひずみの変化が影響する場合があり、シミュレーションだけではなく、実際の測定が欠かせません。スコープコーダDL950は最⼤32チャネルまで測定可能で、各電圧値や電子部品の温度、基板のひずみなども同時に測定可能です。

特長

DLM5000

nアナログ8CH+ロジック32ビット(最大)
n2.5GS/s(全チャネル同時)
n最大500Mポイントのロングメモリー

2.5GS/s0.2秒間の波形取込が可能

nヒストリ機能

過去に取り込んだ波形を最⼤100,000個、アクイジションメモリに保持。後から抽出して解析が可能。

nメジャー機能・統計処理機能

波形パラメータの自動測定、統計処理が可能です。

複数電源系統の立ち上がり特性測定例

複数電源系統の立ち上がり特性測定例

DL950

n最大32CH同時測定(絶縁入力)

モジュール形式で最⼤32チャネルまで増設可能。絶縁入力なので、グランドレベルが異なるデバイスも同時測定可能。(一部モジュール除く)

n最大200MS/s・最大8Gポイントメモリー

最大200MS/sの高速サンプリングと最大8Gポイントの大容量メモリーにより、長時間データロギングが可能です。最大5台の複数台同期接続で、多ch同時記録も可能です。

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