光スペクトラムアナライザ AQ6375E

世界最高クラスの測定性能

  • 2μm帯の長波長対応
  • 3モデルをラインアップ
      標準モデル、波長拡大モデル、リミテッドモデル
  • 高速・高性能
    • 波長範囲:1200~2400nm(標準、リミテッド)
                        1000〜2500nm (波長拡大)
    • 波長確度:±0.05nm *
    • 波長分解能:0.05nm *
    • レベル感度:-70dBm *
    *モデルにより異なります。
  • パージ機構搭載
  • USBインタフェース搭載
    (マウス/キーボード/USBメモリ 使用可能)
  • 充実の高速リモートインタフェース
    (GP-IB、Ethernet)

アプリケーション

  • 光ファイバ通信
  • 半導体レーザ/ファイバレーザ/SC光源
    • ガスセンシング/環境計測用
    • 医療/バイオメディカル用
    • 空間光通信用
  • 光パッシブデバイス
    フィルタ、FBG、特殊ファイバ など
UNPARALLELED OPTICAL PERFORMANCE

長波長対応 1200 nm ~ 2400 nm (標準、リミテッド)、1000 〜 2500 nm (波長拡大)

通信用波長域だけでなく、ガスセンシングなどの環境計測や医療、バイオなどに使われる近赤外域まで幅広くカバーします。

広レベルレンジ +20 dBm ~ –70 dBm *リミテッドモデルは異なります。

‐70 dBmまでの測定ができます。低パワーの光源や光デバイスの出力を測定可能です。
測定感度は、測定アプリケーションや測定スピードなどの条件に応じて、7段階の中から、適切な設定を選択いただけます。

 

白色光源(黄色)の測定波形とAQ6375Eのノズルレベル(赤色)

白色光源(黄色)の測定波形とAQ6375Eのノイズレベル(赤色)

 

高分解能 0.05 nm ~ 2.0 nm *リミテッドモデルは異なります。

ダブルパスモノクロメータ光学系を採用しています。
この光学系の採用により、高波長分解能(0.05 nm)と広近傍ダイナミックレンジ(55 dB)が実現でき、信号近傍のノイズ成分を信号と分離して測定することができます。

 

パージ機構

近赤外域波長には、水蒸気の影響により強い光吸収が見られる波長領域が存在し、測定の妨げとなる場合があります。AQ6375Eは、背面に設けた給排気口よりモノクロメータ内部に窒素などのパージガスを連続的に供給することで、水蒸気の光吸収が測定へ及ぼす影響を低減できます。

高次回折光カットフィルタ

モノクロメータでは原理上、入射光の整数倍の高次回折光が発生します。AQ6375Eは内蔵の高次回折光カットフィルタにより、1150nm未満の入射光を抑圧し高次回折光の影響を低減します。

 

BETTER EFFICIENCY

高速測定

高速挿引

弊社独自技術により、100nmスパンで0.5秒の掃引スピードを実現しました。モノクロメータでシステムアップした従来の測定システムと比べ、測定スループットを大幅に改善しました。また、ダブルスピードモードでは標準モードの最大2倍の速度で測定できます。この時、感度は約2dB低下します。

高速コマンド処理とデータ伝送

新型プロセッサによる高速コマンド処理とイーサネットの採用により、従来のGP-IBと比べて最大100倍のデータ転送スピードを提供します。

【 測定例 】

■ 1800nm DFB-LD 光源
1800nm DFB-LD 光源
分解能設定:50 pm、測定スパン:10 nm、
測定感度:HIGH1 / CHOP
■ 2010nm DFB-LD 光源
2010nm DFB-LD 光源
分解能設定:50 pm、測定スパン:20 nm、
測定感度:HIGH1 / CHOP

 

SUPPORT MULTIMODE FIBER

フリースペース構造の採用

マルチモードファイバ対応

フリースペース構造
光入力部にフリースペース構造を採用しています。この構造により、シングルモードファイバだけではなくマルチモードファイバの測定が可能です。このフリースペース構造は、入力部に光ファイバを用いた構造に比べ、光コネクタの抜き挿しによる測定値の変化が小さく再現性に優れています。正確で、安定した測定を実現できます。

 

EASY CALIBRATION

校正用光源を標準で搭載

波長校正用の基準光源を標準で内蔵しています。波長校正・光軸調整のメンテナンスはワンボタンで実行可能です。

波長校正

内蔵の基準光源(ガスセル)を用いて校正します。

光軸調整

移動時などの振動や衝撃によるモノクロメータ内部の光軸ズレを自動調整します。

 

測定後の評価を短縮する標準搭載のデータ解析機能

AQ6375Eには、さまざまな光システムおよび光デバイスの光スペクトル特性を評価するための解析機能が組み込まれています。測定対象の主要パラメータの自動計算は、特性評価時間の短縮に貢献します。

主な解析機能:

  • DFB-LD
  • FP-LD
    (VCSELを含む)
  • LED
  • スペクトル幅
    (ピーク/ノッチ)
  • SMSR
  • 光パワー
  • WDM(OSNR)
  • EDFA(ゲインとNF)
  • フィルター
    (ピーク/ボトム)
  • WDMフィルター
    (ピーク/ボトム)

DFB-LDのSMSR 解析例

DFB-LDのSMSR解析例

 

テストシステムの更新を容易にする下位互換のリモートインタフェース

AQ6375Eは、リモート制御インタフェース(イーサネットまたはGP-IB)を使用して自動測定システムを簡単に構築できます。
リモートコマンドは、AQ6370シリーズやAQ6319と互換性のあるIEEE488.2に適合したStandard Commands for Programmable Instruments(SCPI)に準拠しているほか、AQ6317シリーズで使用される当社独自のリモートコマンドにも対応、既存の測定システムのアップグレードも簡単です。

 

ユーザーフレンドリーな操作性

強化されたファンクションキー

フロントパネルのファンクションキーに掃引制御(Auto/Single/Repeat/Stop)、分解能設定、感度設定などの頻繁に使用するキーが追加されました。これにより操作ステップが減少し、使いやすさが一段と向上しました。さらに、ファンクションキーを画面にポップアップ表示させ、タッチ操作することもできます。

強化されたファンクションキー

 

USBポート

AQ6375Eには、USBデータストレージデバイス、マウス、キーボードと互換性があるUSBポートを搭載しています。ファイル機能により、お客様はデータやスクリーンショットを内部メモリーまたはUSBストレージに保存して、テストレポートの作成に使用できます。また、USBポートにマウスやキーボードを接続すれば、PCで操作する感覚でAQ6380を快適に操作することができます。

USBポート

 

LAN経由のデータアクセス

LAN 接続時は、PCからネットワークを介して内部メモリに保存されているファイルに簡単にアクセスできます。また、PCからファームウェアをリモートで更新することもできます。

 

測定プロセスを簡潔化するDUT指向のテストアプリ(APP)

アプリケーション(APP)モードは多用途なAQ6375Eを測定対象デバイス(DUT)専用の測定器に変身させます。
APPモードは、測定条件設定から解析結果出力に至るまでお客様をナビゲートするDUT 固有のユーザーインタフェースを提供します。
お客様はAQ6375Eの様々な設定を意識することなく使用することができます。

 

アプリの基本動作

アプリの基本動作

 

AQ6375Eには、SC光源テスト、DFB-LDテスト、FP-LDテストなどのいくつかの基本的なアプリがプリインストールされています。
また、YOKOGAWAのウェブサイトからダウンロードしたアプリをAQ6375Eに追加して使用することもできます。

APPメニュー画面

APPメニュー画面

 

WDMテストアプリ

SC光源テストアプリ

 

NA変換ファイバー

比較的大きなNAを持つGI50またはGI62.5 光ファイバーに NA変換ファイバーを接続することで、光レベル測定の安定性 を向上させることができます。

ラックマウント用キット 751535-E5

EIA単装用、/PD2オプション付モデル
販売単位:1
価格 ¥15,000 (税抜)

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