光トランシーバは光信号と電気信号を相互変換する、光通信になくてはならない基幹 デバイスの一つです。光トランシーバには、SFP、QSFPなどのモジュールタイプがあり、また、200GbE用や400GbE用など、ネットワーク規格に応じて様々な種類があります。
近年の光トランシーバは、通信距離を延ばすためハイパワー化が進んでいます。ハイパ ワーを得るために光トランシーバ内のレーザーの共振器長を長くとる必要があり、それによりサイドモードの波長がメイン信号に接近しています。このような理由で、SMSR (Side Mode Suppression Ratio)測定において高分解能/高ダイナミックレンジの必要性が高まっています。
400GbE用QSFP-DD光トランシーバのO-bandレーザーのSMSR測定において、実際に高分解能/高ダイナミックレンジのAQ6380が活用されています。
レーザーのハイパワー化でより近接するサイドモードを明確に分離します。
AQ6380は迷光とスプリアスノイズ※が抑圧されているため、SMSR測定に最適です。
※測定器の測定原理により発生する被測定光に含まれていないノイズです。
光トランシーバ用レーザーにはO-bandの他に、C-bandなどが使用されています。
AQ6380はそれらのバンドを1台で測定できます。
O-band帯レーザーの測定に対応した他方式の高分解能OSAと比べて、 お求めやすい価格です。
AQ6380 光スペクトラムアナライザ
光デバイス生産ラインでの試験・検査に最適化された分散分光方式の高速モデル
光通信の波長に最適化されたAQ6370Dを高性能化した最新モデル
次世代光ネットワークの研究開発に対応する最高性能モデル
YOKOGAWAの光スペクトラムアナライザは、高速で高性能な分散分光方式の光スペクトラムアナライザです。
可視から中赤外(350nm~5500nm)までの波長帯域をカバーする8種類の製品ラインアップを揃え、光ファイバー通信、バイオメディカル、環境計測など幅広いアプリケーションの光スペクトル測定ニーズにお応えします。
光ファイバー通信に使用される光部品や光伝送器の開発や生産では性能や品質を確認する光スペクトラムアナライザ、光ファイバーの敷設現場では光ファイバーケーブルの断線などの障害がないことを確認するOTDR(Optical Time Domain Reflectometer)が欠かせません。光通信の業界で、最先端の計測技術を活かして、ソリューション提供いたします。