可搬性が向上し、バッテリーで駆動するスコープコーダ「DL350」開発・発売
~動作性能試験やトラブルシューティングの現場で、多種類の信号を高精度に測定~
DL350
横河メータ&インスツルメンツ株式会社(本社:東京都武蔵野市 社長:山崎 正晴)は、オシロスコープとデータレコーダの長所を併せ持ったスコープコーダの新ラインアップとして、小型軽量化により可搬性が向上し、バッテリーで駆動するスコープコーダ「DL350」を開発、6月13日から発売しますのでお知らせします。
スコープコーダ「DL350」により、製品や装置の実地での動作性能試験、トラブルシューティングの現場で、上位機種「DL850E/DL850EV」と同様に、多種類の信号を高信頼、高精度に測定します。当社は、ラインアップ追加によりお客様の選択肢を拡大し、さまざまな測定場面におけるニーズに応えていきます。
当社のスコープコーダ「DL850」シリーズは、優れた耐ノイズ性設計による高信頼性と、多チャネルで多種類の信号を高精度に長時間測定できるという特長を有し、省エネの鍵を握るインバータの信号測定や自動車の電気系統、制御系統の信号解析などに幅広く使用されています。2010年に初代モデル「DL850/DL850V」を発売して以来、電気・電子機器や自動車等の開発における、省エネルギー設計や製品の高性能化を追求する多くのお客様に支持されてきました。スコープコーダ「DL850」シリーズは、主に実験室での製品開発に使用されてきましたが、近年、製品や装置の実地での動作性能試験やトラブルシューティングの現場で使用しやすい測定器を望む声が高まってきました。
そこで、今回当社は、多種類の信号を高信頼、高精度に測定する上位モデル「DL850E/DL850EV」と同等の特長を有しながら、可搬性を大幅に向上した「DL350」を開発、スコープコーダのラインアップに追加しました。
スコープコーダは、耐ノイズ性能が重視されるメカトロニクス分野の開発現場で、多チャネルの物理信号を長時間観測できることが最大の特長です。瞬時の現象を捕捉するオシロスコープと、長時間に及ぶトレンドを高分解能で記録するデータレコーダの長所を併せ持っています。
以上
DL350は、耐振動性規格JIS D1601準拠の小型軽量ボディーにスコープコーダシリーズと共通の18種類のプラグインモジュールから2つを搭載可能で、電圧、電流、加速度、ひずみ、温度、周波数、ロジックからCAN/ CAN FD/ LIN/ SENT通信データのトレンド計測までの複合計測を一台で行うことができます。