交流電圧と交流電流を同時に出力する交流電力校正器「LS3300」開発・発売
~電力計の校正に必要な機能に絞り、導入コストを大幅に削減~
LS3300
横河メータ&インスツルメンツ株式会社(本社:東京都武蔵野市 社長:山崎 正晴)は、電力計などの測定器の校正用として、交流電力を広範囲、高確度・高い安定度で出力する機能を搭載した、交流電力校正器「LS3300」を7月14日に発売しますのでお知らせします。
新製品「LS3300」は、機能を電力計の校正に必要な機能に絞ったことで、お客様の導入コストの大幅な削減に貢献します。
開発現場や工場で使用される電力計、温度計、マルチメーターなどの測定器には、正確さを保つために定期的な校正が必要です。近年は、ISO9001を中心とした国際標準規格に対応した品質マネジメントシステムの導入が進み、測定器を校正する重要性が一層高まっています。
電力計などの測定器の校正に用いる校正器は、電圧・電流信号の同時発生機能と位相制御機能を備えた単相2線交流電力が校正できるタイプと、さらに複数台を組み合わせることで三相交流電力も校正できるタイプが主流です。このような校正器は、多機能で高額なうえに、大電流の連続出力可能時間が短時間であったり、三相電力校正の設定操作が複雑であったりするため、スマートメータなどの電力計を大電流で校正したいお客様や、単相交流電力を1台で校正できることに加え三相交流電力も容易に校正したいお客様のニーズには対応できていませんでした。
今回当社は、電力計の校正を実施するお客様に対し、大電流と三相交流電力の校正機能に対応し、お客様の導入コストの大幅な削減に貢献する、交流電力校正器「LS3300」を開発しました。
電力計、クランプ電力計、クランプテスタ、およびスマートメータなどの指示計器を校正・検査するための電力発生器
※単相2線交流は、1種類の電気を2本の電線で、単相3線交流は、2種類の電気を3本の電線で電力を供給することです。三相交流は、3種類の単相交流を組み合わせたものです。
以上
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交流電力校正器 LS3300は、高確度・高安定・広出力の交流電力校正器です。
LCDを採用し出力値や設定条件の視認性を向上させるなど校正作業の効率を上げる工夫を施しました。