光スペクトラムアナライザ AQ6374E

  • 波長範囲:350~1750nm
  • 波長分解能設定:0.05~10nm
  • 広レベルレンジ:+20~-80dBm
  • 波長確度:±0.05nm
  • レベル感度: -80 dBm
  • ダイナミックレンジ:60dB
  • 波長サンプル数:200001ポイント
  • アライメント/波長校正用光源内蔵
  • パージ機構

世界最高クラスの光学性能

波長範囲:350~1750nm

可視光から光通信波長の広い波長範囲を1台でカバーします。
多種多様なデバイスの評価に使用できます。

波長分解能設定:0.05~10nm

DFB-LDやVCSELなどの発光スペクトル測定や光ファイバーの波長損失特性など、幅広い用途にご使用いただけます。

広い測定レベルレンジ:+20~-80dBm

ハイパワー信号測定から微弱光測定まで、アプリケーションや測定スピードなどの条件に応じて、7段階の中から適切な測定感度設定を選択できます。

フリースペース入力

シングルモードファイバやマルチモードファイバだけではなく、800µmの大口径ファイバを使用できます。

パージ機構

1380nm付近の波長領域では、水蒸気の影響により強い光吸収が見られ、測定の妨げとなる場合があります。
AQ6374は、背面に設けた給排気口よりモノクロメータ内部に窒素などのパージガスを連続的に供給することで、水蒸気の光吸収が測定へ及ぼす影響を低減できます。

高次回折光カットフィルター内蔵

測定波長帯域に応じて不要次数の重なりを除去するための光フィルターが自動的に設定されます。

優れた測定スループット

高速スペクトル測定

先進のモノクロメータ技術や高速な電気回路、独自のノイズ低減技術により、高速スペクトル測定を実現。
レーザ光などの急峻な立ち上がりのあるスペクトラムや微弱信号などの測定で威力を発揮します。

波長サンプル数:200001

波長サンプル数を倍増しました。高い分解能を保ったまま、より広い波長範囲を一括測定できます。
データポイント数の不足に起因する波長分解能の著しい低下や非効率な波長範囲の分割測定などの問題を解決し、測定をより高精度化・効率化します。

フリースペース構造の光入力部

  • シングルモードおよびマルチモードファイバーに対応。マルチモードファイバーでも挿入損失が少なく、信号レベル低下による測定速度の低下を抑えます。
  • 光コネクタ接続再現性に優れ、安定した測定を実現。内部ファイバーとの接触によるファイバー接続面破損の心配もありません。
光入力部

高速リモートインタフェース搭載(Ethernet、GP-IB)

より広帯域を高分解能で一括測定

200001のデータポイント数により、高い分解能を保ったまま、より広い波長範囲を一括測定でき、測定をより高精度化・効率化します。

マルチタッチ対応大型LCD

マルチタッチ対応の静電容量式タッチパネルを搭載した高解像度で応答性の高い10.4 型LCDディスプレイにより、操作がさらに簡単で直感的になりました。
タブレット端末を操作する感覚で、測定条件の変更、測定や解析の実行、光スペクトルビューの変更などを行うことができます。
光スペクトルビューでは、タップ&ドラッグするだけで波形ビュー領域をズームまたはシフトできます。

マルチタッチ対応大型LCD

USBポート

USBポート

サムネイル・ファイル表示

メモリーに保存された大量のファイルの中から必要なファイルを探し出すのに便利です。

サムネイル・ファイル表示

全トレース一括保存・再生機能

全7トレースの保存と再生が1ファイルで行えます。ファイルは、CSV 形式で保存され、PCアプリケーションソフトウェアで活用することができます。

測定プロセスを簡潔化するDUT指向のテストアプリ(APP)

アプリケーション(APP)モードは多用途なAQ6370シリーズを測定対象デバイス(DUT)専用の測定器に変身させます。
APPモードは、測定条件設定から解析結果出力に至るまでお客様をナビゲートするDUT 固有のユーザーインタフェースを提供します。
お客様はAQ6374Eの様々な設定を意識することなく使用することができます。

アプリの基本動作

自動測定システム

AQ6374Eには、WDMテスト、DFB-LDテスト、FP-LDテストなどのいくつかの基本的なアプリがプリインストールされています。
また、AQ6374EのウェブサイトからダウンロードしたアプリをAQ6370シリーズに追加して使用することもできます。

自動測定システム

APPメニュー画面

豊富な解析機能

7つの独立トレース

複数スペクトラムの同時表示、差分演算などのトレース間演算機能、最大・最小値記憶(Max/Min hold)などを装備。

データ解析機能搭載

代表的な解析機能を標準搭載しています。

  • スペクトル幅解析
  • WDM(OSNR)解析
  • WDM-NF(EDFA)解析
  • DFB-LD解析
  • FP-LD解析
  • LED解析
  • SMSR解析
  • 光パワー解析
  • 各種フィルタ解析など
  • 色度図解析

プログラム機能を使用して、複数の解析を自動的に実行することができます。

自動測定システムの構築サポート

プログラム機能

  • 外部コントローラを使用せず、小規模な測定システム構築できます。
  • 実際のキー操作やパラメータを設定する感覚で簡単に実行プログラムを作成できます。

高速リモートインタフェース

外部コントローラによる自動テストシステム構築をサポートします。

  • 高速な測定、コマンドレスポンスとデータ転送能力により、自動テストシステムの試験時間短縮に大きく寄与します。
  • SCPI互換コマンド(標準)
  • AQ6317シリーズコマンドにも対応
  • LabVIEW®ドライバの提供

自動測定システム

高性能を維持する機能搭載

周囲環境の変化や移動時受ける振動や衝撃は光学系に少なからず悪影響を与え性能劣化の原因となります。 AQ6374Eには、短時間で光軸ずれや波長ずれを補正して高い光学性能を維持する機能が搭載されています。

内蔵波長基準光源

AQ6374Eは、内蔵の波長基準光源(オプション)あるいは外部光源により、アライメントおよび波長校正が行えます。

波長校正機能

内蔵波長基準光源や外部光源を用いて波長校正を行い波長ずれを自動補正します。

アライメント機能

内蔵波長基準光源あるいは外部光源を使用して、移動時などの振動や衝撃による光軸ずれを自動補正します。

レーザー光源の解析

可視光(VIS)から中赤外光のさまざまな波長域で発光するDFB-LDやFP-LD、VCSELは、アプリケーションの異なる多くの分野で使用されています。

  • 通信分野
  • 医療、バイオ分野(レーザー治療、DNA解析、レーザー顕微鏡)
  • 産業機器分野(レーザー加工、レーザーマーカー)
  • 家電分野(レーザープロジェクタ、次世代光ディスク、LED関連)
  • 計測、センシング分野(LIDAR、干渉計)

レーザーと広帯域光源の測定例

レーザーと広帯域光源の測定例

光ファイバの損失波長特性評価

光ファイバーは伝搬する光信号の波長によって損失値が異なります。これは主に光ファイバー自身の吸収とレイリー散乱の影響によるものです。
光ファイバーの材料や種類により損失値は異なり、石英シングルモードファイバーの場合、1.55μm付近での損失が0.2dB/km程度と最も小さくなります。また、1.4μm付近にはOH基による大きな損失が発生します。
この光ファイバーの損失波長特性では広い波長範囲での測定が求められます。
AQ6374Eは白色光源との組み合わせにより、各種光ファイバーの損失波長特性を広波長範囲で効率よく測定します。

波長損失特性測定画面例

コネクタアダプタ AQ9441

仕様コード 記 事
-FC FC タイプ
-SC SC タイプ

コネクタアダプタ AQ9447

仕様コード 記 事
-FC FC タイプ
-SC SC タイプ

NA変換ファイバー

比較的大きなNAを持つGI50またはGI62.5 光ファイバーに NA変換ファイバーを接続することで、光レベル測定の安定性 を向上させることができます。

ラックマウント用キット 751535-E5

EIA単装用、/PD2オプション付モデル
販売単位:1
価格 ¥15,000 (税抜)
アプリケーションノート
業種:
アプリケーションノート
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アプリケーションノート
アプリケーションノート
アプリケーションノート
862 KB
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アプリケーションノート
900 KB
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アプリケーションノート
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