自動車には多くの電動モーターが搭載されております。
これらの個々の消費電力は比較的小さいのですが、それぞれの過渡的 な動作時は多くの電力を消費することがあります。
プレシジョンパワースコープPX8000は、100MS/s、20MHz帯域、かつ12ビットの分解能により、高速に変動する波形を的確にとらえて、瞬時に変化する過渡的な電圧、電流、電力などを最大4入力同時に測定できます。
また、電圧/電流の電気信号とともに、トルクおよび回転速度も入力できるので、駆動モーターの総合評価ができます。
WT1800Rプレシジョンパワーアナライザは、最先端の研究開発で求められる高い性能と豊富な機能、拡張性を兼ね備えたモデルです。EV/PHV/FCVなど自動車の電動化や再生可能エネルギー向けパワーコンディショナなどの技術開発や各種規格試験など、パワーエレクトロニクスに関わる幅広いアプリケーションにお使いいただけます。
多くのお客様とともに培った高精度な電力測定技術と、長年オシロスコープの開発を支えた波形測定技術の融合により、電力測定に変革をもたらす新たな高精度電力測定器が誕生しました。PX8000は、電気エネルギーを正確に測定するために、相反する「高精度な電力測定」と「時間軸の分解能を上げた波形測定」の2つの命題を1台で解決へと導きます。
電気機器の消費電力を測定する電力測定器は、電気自動車、クリーンエネルギー、冷凍空調機器、産業用機器などの研究開発、生産ライン等の場面で、幅広く使用されています。
僅かな電気エネルギーのロスを正確に評価するため、測定器には高い精度が必要とされます。
YOKOGAWAは様々な用途をカバーする、パワーアナライザ、パワーメーター、パワースコープなどの幅広い製品ラインアップをご用意しています。