概要
電子機器には、CPUからデバイスを制御する際にPCIバスブリッジを使ったものがあります。機器の動作の評価では、このPCIバスブリッジの両端で信号のハンドシェークを確認し、異常な待ち状態に陥っていないか、正常なプロトコルで動作しているかなどを確認します。
ポイント
全てのハンドシェークラインの測定に加え、電源ラインなどのアナログ電圧を同時に測定できます。
信号が十分に立ち上がらない・下がりきらない現象を捕捉するRuntトリガなど、豊富なトリガを搭載。
トリガがかかった波形を自動で最大100,000個保存。後からさかのぼって表示できます。全画面を重ね描きして異常データを抜き出すことや、条件を設定して波形を検索することが可能です。抽出した波形データに対し、カーソル測定や演算などができます。
特長
DLM5000のロジック解析例
DLM3000シリーズは、小型軽量コンパクトながら大容量ロングメモリーと豊富な解析機能で好評いただいてきたDLM2000シリーズに、直観的操作が可能なタッチスクリーンを搭載、メモリーを最大500Mポイント(/M2オプション)まで拡張、入力感度やアクイジションレートなど様々な改善を施した、新設計の2/4チャネルミックスドシグナルオシロスコープです。
DLM5000シリーズは、DLM4000シリーズの機能・操作性を継承しつつ、タッチパネル搭載により使いやすさに磨きをかけた新設計の大画面アナログ 8ch 入力 オシロスコープです。新たに4chモデルも追加されました。2台連結同期により、最大16chの測定が可能で、高度化・高速化するパワーエレクトロニクス、カーエレクトロニクス、メカトロニクス開発に最適です。
YOKOGAWAのDLM5000HDは、最先端の4/8チャネル高分解能オシロスコープです。コンパクトな8チャネル、垂直軸分解能12ビットのオシロスコープで、複雑な高速波形を高分解能で観測・解析でき、微細なノイズやリンギングなどの確認が容易に行えます。回路チェックからトラブルシューティング、高度なタイミング解析まで、幅広いアプリケーションをカバーしています。
オシロスコープは、高速な電気信号を波形として表示するエレクトロニクス技術者必須の測定器です。
ユニークな縦型コンパクトモデルや多チャネルモデルのオシロスコープに加え、オシロスコープとデータロガーの機能を兼ね備えたスコープコーダなど、特長ある製品ラインアップをご用意しています。
また、様々な測定に対応する電圧プローブ、電流プローブ、ロジックプローブを取りそろえ、数々の先進機能を搭載し、日々の測定業務を強力に支援します。