火災報知器は乾電池駆動で10年を目安に交換することになっていますので、10年以上動作できるように設計する必要があります。
内部では、微小な電流となる監視電流と比較的消費電流の大きい監視電流が間欠動作しています。
これらの消費電流の差は非常に大きく、一般に1台の計測器では正確にとらえることができません。
また、監視期間が長いため、相対的に微小電流値の積算電流量を無視することはできません。
そこで、PX8000およびGS820を使うことで、間欠的に発生する電流信号の波形形状、および消費電流の大きい電流値を正確にとらえることができます。
また、PX8000では測定が困難である微小電流(DC電流)は、GS820の微小電流レンジを使うことにより正確な電流値を測定できます。
計測技術で人々の生活を豊かに
テクノロジがこれほど多くの人々の生活に有益な影響を与えたことはかつてありません。先端のテクノロジを活用して人々の安全と健康を維持する新たな産業が拡大する中、YOKOGAWAは自社の計測技術を展開し、新たなアプリケーションのニーズに応えていきます。
多くのお客様とともに培った高精度な電力測定技術と、長年オシロスコープの開発を支えた波形測定技術の融合により、電力測定に変革をもたらす新たな高精度電力測定器が誕生しました。PX8000は、電気エネルギーを正確に測定するために、相反する「高精度な電力測定」と「時間軸の分解能を上げた波形測定」の2つの命題を1台で解決へと導きます。
100年に渡り洗練されてきた測定技術により、YOKOGAWAは発生と測定の両面をサポートする汎用直流発生器を開発しました。2つのGS820、18Vレンジモデルと50Vレンジモデルはさまざまな電子部品の検査・評価にソリューションを提供します。
電気機器の消費電力を測定する電力測定器は、電気自動車、クリーンエネルギー、冷凍空調機器、産業用機器などの研究開発、生産ライン等の場面で、幅広く使用されています。
僅かな電気エネルギーのロスを正確に評価するため、測定器には高い精度が必要とされます。
YOKOGAWAは様々な用途をカバーする、パワーアナライザ、パワーメーター、パワースコープなどの幅広い製品ラインアップをご用意しています。
開発現場や工場で使用される電力計、温度計、マルチメーターなどの測定器には、正確さを保つために定期的な校正が必要です。ISO9001を中心とした国際標準規格に対応した品質マネジメントシステムの導入が進み、測定器を校正する重要性が一層高まっています。長年蓄えた高い計測技術を使って開発した校正器、標準発生器により、こうした要求にお応えします。