概要
現在、自動車の電動化、インテリジェンス化に伴い、要求される制御や通信速度、データサイズ、セキュリティレベルなどにあわせて、様々な車載バスが採用されています。
異なる規格のシリアルバスを一度に解析することは、システムの開発・評価において重要になっています。
ポイント
トリガで捕捉した複数の種類のバスの物理層電圧波形を表示しながら、プロトコル解析結果をリアルタイム表示します。例えば、CAN/LINバスでは最大100,000フレームのリスト表示が可能です。
解析するバスのビットレートや電圧レベルを設定するのは大変な作業です。DLMシリーズは独自のオートセットアップ機能で、入力信号を解析し自動で設定します。
センサー出力、バスのID、データ、エラーコードでのトリガを指定することもできます。
特長
サンプルレート2.5GS/sで最大0.2秒、25MS/sで最大20秒の波形を捕捉できます。
過去に取り込んだ波形を最⼤100,000個、アクイジションメモリに自動で保持します。後から抽出して解析が可能です。
4種類のシリアルバスの同時解析とリスト表示例
DLM3000シリーズは、小型軽量コンパクトながら大容量ロングメモリーと豊富な解析機能で好評いただいてきたDLM2000シリーズに、直観的操作が可能なタッチスクリーンを搭載、メモリーを最大500Mポイント(/M2オプション)まで拡張、入力感度やアクイジションレートなど様々な改善を施した、新設計の2/4チャネルミックスドシグナルオシロスコープです。
DLM5000シリーズは、DLM4000シリーズの機能・操作性を継承しつつ、タッチパネル搭載により使いやすさに磨きをかけた新設計の大画面アナログ 8ch 入力 オシロスコープです。新たに4chモデルも追加されました。2台連結同期により、最大16chの測定が可能で、高度化・高速化するパワーエレクトロニクス、カーエレクトロニクス、メカトロニクス開発に最適です。
YOKOGAWAのDLM5000HDは、最先端の4/8チャネル高分解能オシロスコープです。コンパクトな8チャネル、垂直軸分解能12ビットのオシロスコープで、複雑な高速波形を高分解能で観測・解析でき、微細なノイズやリンギングなどの確認が容易に行えます。回路チェックからトラブルシューティング、高度なタイミング解析まで、幅広いアプリケーションをカバーしています。
使いやすい縦型コンパクトのアナログ4ch入力「ミックスドシグナルオシロスコープDLM3000シリーズ」と大画面アナログ 8ch 入力 「ミックスドシグナルオシロスコープDLM5000 シリーズ」に、 電圧軸が12ビット高分解能化した「高分解能オシロスコープ DLM3000HDシリーズ、DLM5000HDシリーズ」がラインアップされました。