高調波/フリッカ規格試験では、測定方法および電源設定が詳細に定められています。また、規格内容の見直しが適時行われており、規格適合試験 を行うためには、規格についての特別な知識と最新情報の調査が必要になります。
プレシジョンパワーアナライザWT3000/ WT3000Eを使った高調波/フリッカ試験は、特別な知識がなくても規格適合判定、試験レポート出力までの作業が行えるようにサポートします。
・高調波規格
EN61000-3-2/ IEC61000-3-2 | 高調波電流発生の限度値 (一相あたりの定格電流が16A以下の機器) |
EN61000-3-12/ IEC61000-3-12 | 高調波電流発生の限度値 (一相あたりの定格電流が16A超75A以下の機器) |
JIS C 61000-3-2 | 高調波電流発生の限度値 (一相あたりの定格電流が20A以下の機器) |
・電圧変動/フリッカ規格
EN61000-3-3/ IEC61000-3-3 | 電圧変化、電圧変動およびフリッカの限度値 (一相あたりの定格電流が16A以下で条件付接続のない機器) |
EN61000-3-11/ IEC61000-3-11 | 電圧変化、電圧変動およびフリッカの限度値 (一相あたりの定格電流が75A以下で条件付接続のある機器) |
地球規模の環境保全活動が求められるなか、特に電気エネルギーの効率的な利用への取り組みとともに、風力や太陽光など、再生可能エネルギーによる発電が推進されています。モーター駆動に欠かせないインバータや、太陽光発電で不可欠なパワーコンディショナーなどの電力変換機器の効率は95%以上の高いレベルにあり、更なる効率改善には小数点以下のわずかな改善の積み重ねが必要です。
電気機器の消費電力を測定する電力測定器は、電気自動車、クリーンエネルギー、冷凍空調機器、産業用機器などの研究開発、生産ライン等の場面で、幅広く使用されています。
僅かな電気エネルギーのロスを正確に評価するため、測定器には高い精度が必要とされます。
YOKOGAWAは様々な用途をカバーする、パワーアナライザ、パワーメーター、パワースコープなどの幅広い製品ラインアップをご用意しています。