RFIC(高周波IC)の消費電流測定

RFIC(高周波IC)の消費電流測定

概要

近年のモバイルデバイスは、バッテリの消耗を少なくするため、各部品に供給する電源のON/OFFを細かく制御しています。RFIC(高周波IC)では、方式により異なりますが、数msから10ms程度がひとつの通信のまとまり(1フレーム)を作り、1フレームは複数のサイクルから構成されています。制御信号と出力電流、これらのフレームのタイミング解析は、低消費電力化の重要なポイントになります。

概要

ポイント

n500Mポイントのロングメモリーによる長時間測定2.5GS/sのサンプルレートで最大0.2秒の測定が可能。
DLM3000 2chモデルは125Mポイント)
n高感度電流プローブ 701917/701918

1mAからの微小電流信号を測定可能

特長

n高感度電流プローブ 701917/701918

1mAからの微小電流信号を50MHz/120MHz帯域で測定可能で、実際の波形を確認しながら電流値を直読できます。

より微小な電流を高精度で測定したい場合は、精密抵抗により電圧変換して測定する方法があります。その場合でもスケーリング機能を使って電流値として直読することができます。

n2か所ズーム機能

ズーム箇所を切り替えることなく異なる箇所を同時表示可能です。

nヒストリ機能

トリガがかかった波形を自動で最大100,000個保存。後からさかのぼって表示できます。全画面を重ね描きして異常データを抜き出すことや、条件を設定して波形を検索することが可能です。抽出した波形データに対し、カーソル測定や演算などができます。

特長

n豊富なメジャー機能

最大、最小、Peak-Peakパルス幅、周期、周波数、立ち上がり/ 立ち下り時間、デューティー比など、29種類の波形パラメータを搭載し、最大30個の波形パラメータを同時に自動測定できます。

n統計機能

波形パラメータの自動測定値に対して、最大、最小、平均、標準偏差、測定値数の統計値を表示します。

関連業種

関連製品とソリューション

ミックスドシグナルオシロスコープ DLM3000シリーズ

DLM3000シリーズは、小型軽量コンパクトながら大容量ロングメモリーと豊富な解析機能で好評いただいてきたDLM2000シリーズに、直観的操作が可能なタッチスクリーンを搭載、メモリーを最大500Mポイント(/M2オプション)まで拡張、入力感度やアクイジションレートなど様々な改善を施した、新設計の2/4チャネルミックスドシグナルオシロスコープです。

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DLM5000シリーズは、DLM4000シリーズの機能・操作性を継承しつつ、タッチパネル搭載により使いやすさに磨きをかけた新設計の大画面アナログ 8ch 入力 オシロスコープです。新たに4chモデルも追加されました。2台連結同期により、最大16chの測定が可能で、高度化・高速化するパワーエレクトロニクス、カーエレクトロニクス、メカトロニクス開発に最適です。

高分解能オシロスコープ DLM5000HDシリーズ

YOKOGAWAのDLM5000HDは、最先端の4/8チャネル高分解能オシロスコープです。コンパクトな8チャネル、垂直軸分解能12ビットのオシロスコープで、複雑な高速波形を高分解能で観測・解析でき、微細なノイズやリンギングなどの確認が容易に行えます。回路チェックからトラブルシューティング、高度なタイミング解析まで、幅広いアプリケーションをカバーしています。

オシロスコープ|波形測定器

オシロスコープは、高速な電気信号を波形として表示するエレクトロニクス技術者必須の測定器です。
ユニークな縦型コンパクトモデルや多チャネルモデルのオシロスコープに加え、オシロスコープとデータロガーの機能を兼ね備えたスコープコーダなど、特長ある製品ラインアップをご用意しています。
また、様々な測定に対応する電圧プローブ、電流プローブ、ロジックプローブを取りそろえ、数々の先進機能を搭載し、日々の測定業務を強力に支援します。

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